世界の19カ国コロナアンケート結果 vol.1~行動制限編
4月10日~22日の間に、世界19カ国の現地在住日本人や現地人計21名にアンケートを実施しました。内容は、(1)今かかっている行動制限、(2)コロナ流行後に起きた生活の変化、(3)コロナ流行後に起きた社会の変化、(4)コロナ収束後に起きそうな社会の変化の4つです。
回答者属性とサンプル数
アンケート回答にご協力いただいたのは、仕事で普段お世話になっている、パートナーの現地調査専門家の皆様です。いつも現地で日本語や英語を駆使しながら、各種調査にあたって下さっています。サンプルはフランスとドイツの2名以外は各国1名ずつですが、普段から色々な市場を調査している皆様なので、きっと感度の高い情報をいただけるだろうということで実施しました。
アンケート回答者は以下の通りです。
各都市の行動制限一覧
第1弾の今日紹介するのは、(1)の行動制限です。それぞれ回答日の行動制限となっていますので最新の情報ではないことにご留意下さい。4月10日~22日の間の回答日ベースの各地でかかっている行動制限は下表の通りです。
△のところについては少し解説をしておきましょう。
イギリスのロンドン、ケニアのナクル、マレーシアのクアラルンプールのレストランが△なのは、テイクアウトのみの意味です。クアラルンプールのスーパーの△は、半径10キロ以内で世帯ごとに1人のみ、また、オフィスはライフライン、レストラン、スーパーなど一部の事業に限って許可という状況です。フィリピンのスーパーの△は、時間や場所が決められ1人だけがスーパーや薬局へ行ける、です。
「コロナいち抜け」とも言われている中国の上海は、「旅行以外全て可」という回答が来ています。韓国のプチョンと台湾の台北は制限はかかっていないようです(ただし、vol.2で述べますが、各自行動自粛はしているようです)。
一方で際立って厳しい制限を敷いている回答はイタリア・ミラノ、スペイン・アリカンテ、インド・デリーの在住者で、スーパーマーケットでの必需品の買い物以外全て不可となっています。実際、私のインドのパートナーは、請求書の捺印をしにオフィスに行けないので、当面PDFで対応してくれといってきていたりしています。
ただ、最近の報道の通り、各国で緩和の動きは出てきているようですね。この情報は、日々情勢が変わるので、あくまでも今時点の比較にお使いいただき、最新情報は皆様お調べいただければと思います。
Vol.2は、コロナ流行後に起きた生活の変化をお届けします。良かったらまた是非読んで下さい!