コロナ後の世界と日本の未来の思考～　「縄文的地方」と「弥生的地方」その4ー アンケート結果

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3節で示したアンケートを回答いただき61名の回答が集まりました。回答者の属性は匿名で集めたため、データがないのですが、筆者の知人を軸とした一般の方に対するアンケートとしました。結果は以下の通りでした。

起こる可能性の大小：

日本の未来に与える影響の大小：

以上の集計結果を基に「起こる不確実性の高低」を測るため、「どちらでもない」を2点、「ややある」「あまりない」を1点、「とてもある」「全くない」を0点、「影響度の大小」を測るため、「とてもある」を4点、「ややある」を3点、「どちらでもない」を2点、「あまりない」を1点、「全くない」を0点として回答者人数とかけ算してスコアを出しました。

以上の結果をプロットすると図1の通りとなります。

右上の象限に来た「不確実性」が高く、「影響度」が大きいイベントは、
ーイベント2：香港で米中が軍事衝突する？
ーイベント6：日本の消費税率が25％になる？
ーイベント7：食糧価格が高騰し、牛乳の価格が1リットル500円になる？
ーイベント11：ベーシックインカム制度が日本に導入される？
ーイベント12：テスラが電気自動車・自動運転で世界シェア60％となり、日本勢のシェアは10％になる？

の5つとなりました。また、右下の象限に来た「不確実性」が低く、「影響度」が大きいイベントは、以下の４つです。イベント５については、「起こらない可能性が高い」と評価され、残りは「起こる可能性が高い」と評価されたために不確実性が低くなっています

ーイベント3：首都直下型大震災が起きる？ －＞首都直下地震は起きる可能性が高い
ーイベント4：コロナの第二波第三波が来てずっとポストコロナがこない？(ウィズコロナな世の中になりコロナと共存していかなければならない？) ―＞ポストコロナが来ない可能性が高い
ーイベント5：米軍基地が日本からなくなる？ －＞米軍基地は日本からなくならない可能性が高い
ーイベント10：日本の認知症の患者数が今の2倍になる？ －＞認知症患者は今の２倍になる可能性が高い

これらは、日本の未来に対してとても重大なインパクトを与えるが、「確実性」が高いため、「起こりうるできごと」の分岐の両側で起きる所与のものとなります。
それぞれのシナリオで、この「起きる可能性が高い」イベントがどのように作用するかと言うことも注意深く見ていく必要があります。以上を起点に、シナリオ分析を行いました。結果は次の投稿で！

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