世界の19カ国コロナアンケート結果 vol.2~行動変化編
前回の記事に引き続き、vol.2は、新型コロナウイルス感染拡大の日常生活の変化についてです。
19カ国21人の現地在住者(日本人や現地人)にご協力いただきました。国は以下の通り。
今回紹介するのは、「新型コロナウイルス流行後の日常生活について詳細に教えてください」に対する回答です。(質問は日本語と英語で記載しており、英語の回答は日本語訳しています)。
アメリカ(ニュージャージー在住日本人女性)
学校閉鎖でオンライン学習に変更。バレエなどの習い事もオンライン化が可能なものはオンラインレッスンへ変更。
ビジネスや商業施設も医療関係や食料品店、ガソリンスタンド、郵便やFedexなどのデリバリー業等の必要最低限なもの以外は閉鎖。
食料品店は、入場制限がかかっており、入場待ちの間も基本的に他人との距離を6フィート(約180cm)離れて待つことがルールとなっている。店内は導線が引かれ、移動は一方通行で流れるようになっている。また、早朝は老人など健康的にリスクの高い人向けの時間を設けるなどの処置がとられている。
アマゾンフレッシュなど食料品のデリバリーサービスもあるが、デリバリー枠が1週間先まで常に埋まっていてなかなか利用できない。
公園は立ち入り禁止のテープが張られている。
レストランはテイクアウト、デリバリーのみの営業。
イギリス(ロンドン在住日本人女性)
医療機関、銀行、郵便局は開いています。国内長距離バスは停止しましたが、鉄道・地下鉄・地域バスは便数を減らして運行中です
図書館や学校・研究機関はオンラインのみで稼働状態、不便です。
イベントもキャンセルされました。
イギリスではパブで集まって社交や小さな集会をする習慣がありますが、それも停止です。
生活維持に必要な買い物と、銀行・郵便局の利用、健康のための屋外ランニングなどをする以外は、家族・友人なども訪問できず(政府要請。お葬式以外の人生行事、例えば洗礼や礼拝などの宗教行事、結婚式、婚約パーティー他全てできないようになっています)。
幸い住んでいる地域は治安が比較的好いので、商業施設の襲撃や暴動などはありません。
ドイツ(バイエルン在住日本人女性)
不要な外出は禁止されています。(通勤、及びスーパー、薬局、銀行などに行く、一人か、一緒に住んでいる人とのみの野外でのスポーツ、散歩は可能。)警察が見回っていますが、私はこれまで職務質問などにはあっていません。ドイツは他のヨーロッパの国(特にスペインやイタリア)と比べて厳しくないと思います。実際多くの人がスーパーなどに行くために歩いていますし、犬の散歩も日常通りです。ホームオフィスが推奨されていますが、通勤が禁止されているわけではないので、私はまだ普通に会社に通勤しています。(ただ残業は禁止で、4月中にマイナス残業時間40時間(8時間X5日相当)を積み上げるように言われました。)用事があってミュンヘンの市内に行ったときは普段の5%以下の人出でした。
ドイツ(デーレントルプ在住日本人女性)
買い物など1人で行動(子供は出来るだけ同伴しない)、1.5メートルのソーシャルディスタンスを常に確保、家庭訪問は1人のみ許される、飲食をテークアウト時には半径50メートル以内では食べないこと、公共交通、買い物時のマスク着用の義務化(4月27日より)、以上、守らなかった場合には罰金を科すことが出来る。
当方、田舎住まいのため、ロックダウン後は家の周りの人通りが増えた。職場、学校に行けず、旅行にも行けないので近所の人々が在宅している時間が長い、また近郊から散歩やサイクリングに訪れる人がいるため。そのおかげで近所の人と(長話は出来ないが)あいさつなどをする機会が増えた。 趣味やスポーツも一人で行わなければいけないのが、少し物足りない。家族で出かけることも出来ないので、基本行動は独りになる。家を離れている子供たちも帰ってきたがらない。(遠方の家族を訪れることも自粛するよう言われている。道中での感染、家族の中の高齢者への感染に気を遣う。)近所を散歩するぐらいしか外出する機会がない。買い物ではマスクの着用や入場制限があり、お店の人がいつもよりはピリピリしているので、なるべく行きたくない気持ちが強くなった。田舎で元々空気が良かったが益々よくなったことを感じる。
フランス(パリ在住日本人女性1人目)
フランスでは3月17日から強制的に自宅待機を義務付けされたため、その日以来は在宅勤務 を 始めました。 在宅勤務 が出来るよう 会社は 事前に 準備を して いました。 会議などは電話やテレビ電話を使って 会話をしてます。会社から 一週間 有給休暇 を取るよう 頼まれました。 色々工夫しながら、仕事を 続けています。外に出る時は自分で許可書をダウンロードして出かけます。最近は 手書きやプリントせずに、アプリで出来るようになりました。 買い物は近くの 商店街 でしてます。 最近は小麦粉や卵が手に入りにくくなりましたが、 食料には困ってません。 お店に入る時は、人との距離を守るように床に印があります。外出は 一時間以内に、一キロ 範囲 で。もちろん、友達には会えずテレビ電話で会話する機会が増えました。
フランス(パリ在住日本人女性2人目)
フリーランスですので、通常も自宅で作業はしております。それ自体に変化はありません。予定されていた全ての人の集まる見本市、展示会、プレゼンがキャンセルもしくは延期になりました。延期されたイベントも状況に応じては、更に時期をずらしていく方向もあり、春以降の予定は一時的に停止しました。
ネット社会のおかげで、仕事関係者とは密に連絡を取ることはできます。時間の経過とともにビデオ会議も積極的に取り入れられて、情報の入手や交換も可能にしています。自由な行動は不可能ですが、健康であれば本当に困っていることは無いです。
なるべく早期の収束が好ましいですが、健康を第一に考えれば、フランスにおいては、2020年5月11日から隔離生活を徐々に解除して行く方向です。9月以降秋頃から通常に近い生活ができれば幸いです。その間にウィルスのリバウンドを最小に抑えることも不可欠ですし、ワクチンが開発され行き渡るまでにも1年はかかると思いますので、収束は2021年夏頃ではないかと思います。
イタリア(ミラノ在住イタリア人男性)
妻と14ヶ月の娘と3人暮らし。私と妻はリモートワークで働いています。私たちと娘の決まった日常で、毎日がほとんど同じです。週に一度はスーパーに行き、2~3日に一度は私や妻が娘と散歩をして、赤ちゃんが外の空気を吸えるようにしています。隔離された場所で生活することは、私たちにとってそれほど難しいことではないので、3人が一緒にいて、娘の成長の様子を見ることができるように、状況をベストな状態にしようとしています。コロナ流行前は、私は毎日仕事で外出していて、妻は週3日学校で教えていたので、娘は週3日幼稚園に預けていました。夕方には、パンデミックの世界的な状況を知るためにニュースを見ています。夕食後は娘を寝かしつけ、私と妻は映画やテレビを見てリラックスしています。
スペイン(アリカンテ在住日本人女性)
子供は学校が3月13日を最終におやすみになり、政府からのロックダウンは13日の午後4時ころに発表され、翌日午前0時に実行されました。14日は買い物へ行くことはでき、その日を最後にお店はすべて閉まりました。ただ最低限のお店は開いています。途中4月初旬より9日まで更に厳しい措置が取られ、工事などもすべてストップしました。イースターホリデーが13日まであったので、14日より3月下旬と同じように、工事を含めた最低限のサービスは可能。アリカンテに関しては、スーパーやデリバリー以外のお店は閉まっています。市場は、個人経営ですが、市場が宅配サービスをしています。我が家はデパートのデリバリーサービス(デパートが出している買い物カード保持者のみ)と市場の宅配を利用しています。
自宅で在宅ワークができますので、私は毎日7時頃まで働いています。子供が10歳と12歳の小学生と中学生がおりますので、朝食や昼ごはんのときには、準備等で、8時間勤務をしようとすると、仕事が終わるのは午後7時頃になります。ただ1ヶ月が過ぎましたので、リズムができこれはこれで快適です。今まで作り置きを準備して(夫と長男はランチも自宅で食べます)いたストレスからは解放されています。
子供はオンラインではなく、(公立の学校)ネットで送られてくる宿題や先生が録画したレッスンを聞く感じでレッスンをしています。オンラインは公立の音楽学院の先生が、(学校とは別にコンセルバトリオと言う公立の音楽学院へ二人とも通っています)ビオラとバイオリンそれぞれの先生がスカイプを通じてレッスンをしています。ただソルフェージュやコーラス、オーケストラのレッスンは、問題集をしたりと制限されました。
スペインは散歩も子供の外出も不要不急以外は不可ですので、我が家の場合は子供は外出しておりません。市内中心部のアパートに住んでいるので、アパートの敷地内にある公園などもいけていませんが、スペインは外出禁止がでてから、1週間くらいあとに、アパート内の共有敷地および屋上も使用不可になりました。ただ我が家からみますと、かなりの人が屋上を歩いたり、運動したりする姿は見られます。散歩でさえ不可なので、高齢者で持病のある方は、歩いたりするのに屋上を利用している感じです。
我が家もアパート自体がアリカンテでは高い方なので、子供は屋上で毎日遊んでいます。
不便な生活ですが、慣れとは怖いもので、すっかり慣れました。
無理や厳しく自分をただすとかなりのストレスになるので、この1ヶ月は無理をしないを目標に過ごしておりました。
社員として2社で勤務しており、1社はスペインでいうレイオフをされています。なぜなら仕事が海外でインターンシップをアレンジする業務ですので、実際ヨーロッパですべてのレストランやホテルが閉まったので、ビジネスは現在不可です。
スペインはレイオフは可能ですが、解雇は不可となっています。ただしレイオフ中は失業保険がでるのですが、その手続き自体もまだ始まっていないのです。お金も出す出すと宣言しただけで、まだ何も始まっていません。
ケニア(ナクル在住日本人女性)
1. 国際線旅客機はすべて停止
2. アジア人に対する偏見
3. 公の場に外出時はマスク着用必須(罰金約60ドル)
4. 夜7時から朝5時の間外出禁止(主に治安のため)であるが守らない人たちに対して警官が暴行し死者も出る
5. 貧困層には教会や慈善団体が食料を配布
6. 給与カットや職を失う人が増加、治安悪化が懸念される
7. インターネットの需要が増加
8. ナイロビ、モンバサなど大都市の出入り禁止(現時点では都市内の移動はOK)
9. 外国から帰ってきて自主隔離をしない人などを、近所の人が警察に通報する
中国(上海在住日本人男性)
1月20日前後から3月下旬まで家を出ることはなく、食料品はインターネット上の配達スーパーで購入していた。配達員がなんでも持ってきてくれていたのと、テレワークも、学校等のネット授業も可能であった為、外に出る必要も無かった。
韓国(ソウル近郊在住韓国人女性)
みんな実家暮らしなので、ちょっとした不満はあります。マスクをして気をつけて散歩した方がいいと思います。 そして、人と接する機会が限られているので、オフラインでの買い物よりも、ネットショッピングのような買い物の方がいいと思います。
台湾(台北在住台湾人女性)
新型コロナウイルスの流行はここでは十分にコントロールされているので、私たちの日常生活にはあまり影響はありません。政府はまだ社会的な距離を保つことを奨励していますが、ここの人々はまた、拡散を抑制するために(公私を含む)社会的な集まりを最小限に抑えるように努めています。
公共交通機関に乗ったり、外に出るときはマスクを着用しています。会社によってはもっと柔軟な勤務時間を設定していたり、従業員が自宅で仕事をしていたりすることもありますが、私たちは今でも規則的な日常業務を維持しています。生徒たちは今でもマスクをして学校に通っています。
他の国と比べて、私たちの生活には影響や変化はほとんどありません。
タイ(バンコク在住日本人男性)
タイ国内では既に猛暑の時期(暑季)4月に入り、日中は38度~39度にもなるのです。
が、新型コロナウィルス感染数が増えていることを鑑みると、今後、日本の夏でも油断ならない可能性も考えられます。タイは製造業、農業以外にも観光産業が国の産業柱の一つとなっておりますが、ホテル、飲食、輸送、観光サービスなどが大変な影響を受けています。逆に追い風となっているのがフードパンダ・Grabデリバリーなどの戸配サービス、
医療・医療機器などの市場です。大型商業施設前には+300%の数のデリバリー・バイクとドライバーが並ぶようになりました。大量輸送交通機関に乗車してみますとかなりガラガラの状態であり、特にバンコクでは自宅待機、リモートワーク推奨の流れとなっています。
4月10日から10日お酒の販売が禁止となりました。
インドネシア(ジャカルタ在住インドネシア人男性)
仕事は自宅勤務ベース
子供たちの学校は休み、勉強や試験はオンラインベース
他の活動はありません
マレーシア(クアラルンプール近郊在住日本人男性)
マレーシアでは3月18日から3月31日まで国内全土に行動制限令が発令された。ただ、感染拡大が継続しているとの判断から、行動制限令は4月28日まで延長されている(※著者注4/24に5/12までの再々延長が決定)。活動制限令の内容は次の通り。
①すべての外国人観光客および訪問客の入国禁止、②集会の禁止、③宗教施設、事業所の閉鎖。ただし、スーパーマーケット、コンビニなどの生活必需品を販売する店舗を除く、④金曜礼拝を含むモスクでの全宗教行事の延期、⑤マレーシア人の海外渡航の禁止、⑥全国すべての教育機関は閉鎖。⑦政府機関および民間企業は次の業種を除いて閉鎖。水道、電気、エネルギー、通信、郵便、交通、灌漑、石油・ガス、燃料、潤滑油、放送、金融、銀行、保健、薬局、消防、監獄、港湾、空港、警備、防衛、清掃、小売、食品供給の生活必需サービスは営業が認められている、⑧事業活動についてはオンラインで国際貿易産業省へ申請し、従業員リストを提出しなければならない。
以上のことから、多くの国民が自宅待機を余儀なくされており、かなりの不便を強いられている。また、いたるところで警察と軍が検問を行っており、連日不要・不急な外出をしている国民や外国人が検挙されていることが伝えられている。
ただ、日常生活において大きな混乱は生じておらず、多くの国民が政府の指示に従っている状況にある。私自身は全く外出できないが、買い物で外出した人たちのSNSを見ると、普段は賑わってる道路やショッピングセンターはほぼ人影がなく、KL市内であっても静まり返っている。
食生活においては、行動制限令発令前はほとんど外食の生活であったが、行動制限令発令後からはほぼ自宅で料理しており、たまにGrabFoodやFoodPandaといたフードデリバリーサービスやホーカーレストランやファーストフード店で持ち帰りをするなどしている。
食材や日用品の買い出しは各世帯一人の制限があるため、妻が一人で週に一度だけスーパーに買い物に行っているが、ソーシャルディスタンスを維持しつつ長蛇の列に並ばなければなない。一部のスーパーでは野菜が売り切れるなどしており、慢性的に品不足の状況にあり、価格もじわじわ高くなってきている。また、スーパーへの買い物はマスクをつけることが求められており、入店時に検温を行っているところもある。
仕事面においては、一歩も外に出ることができないことから、自宅でできる仕事だけを余儀なくされている。私の周りでも、ITコンサルタントはテレワークに、レストランの調理師は時間短縮で出勤しているが、いずれも給与の大幅減額を通知されている。いずれにおいても、金銭的な面で不安があるものの、皆が命を優先する考えでいる。
また、学校や塾の閉鎖が続いていることから、毎日子供の学習準備を行い、学習が継続できるようにしている。これがかなりの負担ではあるが、4月22日からは学校がGoogle ClassroomとZoomを使ったオンライン授業を開始することを決定しており、子供にとってもうれしいニュースになっている。学習以外の空いた時間は、YouTubeを見たりゲームをしたりしている。
他の空いた時間に関しては、SNSやYouTubeなどの動画視聴をするなどして時間をつぶしている。家庭内で過ごす時間が増えたことから、通信各社はインターネット接続を一定量は無料とし、電力会社は電気料金割引を行うなど、行動制限令をサポートしている。おおむね、いずれの家庭も外出できないことから、同じような生活を送っているものと思われる。
あと、ジョギングなどを含めて屋外で運動することができないことから、如実に運動不足を感じている。
ベトナム(ハノイ在住ベトナム人女性)
取引先への訪問と出張が出来ず、仕事上は多少不便である。
買い物の頻度は新型コロナウイルス流行前と比べて少なく、殆どの取引はオンラインである。
シンガポール(シンガポール在住日本人男性)
様々な変更に伴う業務が増えた
時間の管理が楽になった
運動は必ず毎日する
食事は軽め
人に会えないため、人を思うようになった
フィリピン(マニラ在住フィリピン人女性)
私にとって、コロナの後には、私たちがどのように学び、どのように社交し、どのようにコミュニケーションをとり、どのように働くかという点で、日々の生活に大きな変化があった。最近では、ほとんどの携帯電話にカメラがついていて、ビデオ会議でコミュニケーションの質を向上させることができるので、コミュニケーションは言葉だけではないことを学びました。
また、ソーシャルに関しては、情報とつながりの上に成り立っているソーシャルメディアがあるので、個人的な交流があればいつでもすぐにアクセスすることができます。仕事では、在宅勤務やオンライン学習の普及は、拡散を防止し、また、ウイルスを防ぐためにお勧めします。
ミャンマー(ヤンゴン在住ミャンマー人女性)
現在、夏休み(3月30日~4月29日)のため、自宅にいます。
休み以外は、主に自宅で仕事をしています。特別な場合は、事務作業のために事務所に出向くこともあります。
ラオス(ビエンチャン在住日本人女性)
ラオスでは3月30日から原則外出禁止の首相令が発令され、市民の多くは買い物、通院、銀行への用事等を除いて外出を控えています。それより前にも多くの人は外出を控える傾向にあり、車やバイクの往来は激減しています。他県との行き来を制限するため地方との長距離バスターミナルは閉鎖され、ビエンチャン市内の各所に検問所が設置されています。学校は小中高大も3月中旬には全て休校になり、公的な施設の休館等によってイベントやスポーツ関連の行事は中止されています。その頃から可能な限り自宅で仕事をすることが勧められてきました。4月1日からは公務員も原則自宅勤務になっています。商店等は4月19日のラオス正月休みが明けるまで休業、また配達のみの営業になっているところがあります。飲食店は営業を認められていますが、そのほとんどが持ち帰りとデリバリーに限定して営業を続けています。市場やその他建物や施設に入る際にはマスクの着用が求められ、入り口には消毒用のアルコールが設置されています。場所によっては体温検査が行われるところもあります。ラオスは日用品の多くを輸入に頼っていますが、タイとの陸路国境が閉鎖される際に政府から物資の往来は制限されないと明言されたこともあり、買い占めのような行動はほとんど見られず、現在も一部生鮮食品を除いては買い物には困らない状況です。一時期マスクや消毒用アルコールなどが不足したことがありますが、現在では輸入、国産のものが出回り、また政府から値段の吊り上げに対する厳しい措置が取られたため(これは食料品等にも適用されています)、そういった面での混乱はありません。学校は私立の学校ではオンラインに切り替えて引き続き授業を続けているところもありますが、4月11日から4月19日まではもともとラオス正月の長期休みになるため、休暇期間が延長されたような形が取られています。外出禁止令の後、私立の病院、クリニックを全て閉鎖するという通達が発令されたようですが、数日内に外国人の利用が多い私立病院とクリニックは引き続き診察を続けるという案内がありました。ビエンチャン市内に限れば、首相令以前から市民の間に予防策等が浸透し、外出禁止令以降も落ち着いてそれに従っている印象です。私自身は、娘は3年前からホームスクーリングで自宅学習を続けているため、学校の問題はありませんが、長く続けている空手道場が休みとなり、ジムやプールにも通えないので体力面では運動不足が心配です。外出の時間帯には気をつけていますが、市内の移動、買い物等にはそれほど不便を感じることなく過ごしています。また、日々変わる状況やウイルスに関する最新ニュースは、主にSNS上のラオスのニュースや在ラオス日本大使館から送付されるメールを参考にしています。
インド(デリー在住インド人男性)
現在進行中の新型コロナウイルスパンデミックは、仕事だけでなく私生活にも大きな影響を与えています。
調査のプロである私は、自宅にいながら、電話やオンラインビデオ会議、Skype、WhatsApp、Zoomなどのオンラインビデオ会議ツールを使って、組織のために仕事をしています。私は、時間内にプロジェクトを完了させ、時間を有効活用して基礎力を向上させることで、プロジェクトの運営に最善を尽くしています。また、ほとんどの人が家にいて時間に余裕があり、様々な情報や詳細なフィードバックを電話やオンラインで受けることができ、新規顧客を増やすことができるというシナリオの中で、チャンスを見つけようとしています。
私生活では、パンデミックは2つの方法で影響を受けています。一方では、それは私が日常的な散歩、家族や友人との外出のために行くことができない日常のルーチンワークに影響を与えており、別の側面では、私は私の家族との時間を過ごし、料理を手伝って、室内ゲーム、映画やシリアルを見て、小さな小さな小さな幸せと楽しむための時間を取得しています。また、電話やソーシャルメディアを通じて旧友と交流する時間も増えてきました。現在進行中のニュースも熱心に見ています。
まとめ
各国とも行動に大きな制限がかかっているようです。中国は今はもう自由のようですが、1月20日頃から3月下旬まで家を出なかったと言うことなので、2ヶ月半くらい自宅にいたことになりますね。欧州やアメリカでは規制緩和の動きもあるようですが、感染拡大の勢いはどうなるでしょうか。
また、感染対策が比較的うまくいっていると言われる台湾ではやはり感染拡大がそこまでひどくないので行動制限も緩いようです。
日本は5月6日までの緊急事態宣言解除がどうなるかの瀬戸際ですが、各国の行動制限の状況をみながら、みんなで踏ん張れればと思います。
次回は、vol.3として、「どのような物事、行動、ものの考え方、習慣、文化が新型コロナウイルス後の居住国で起きましたか?」に対する回答を紹介します。今回は個人の行動の変化ですが、次回はコロナ感染拡大後の社会の変化です。また是非お読み下さい。