アフターコロナ意識調査~新型コロナウイルス感染拡大後と収束後の未来についての意識調査結果報告Part-2:日本の変化について
この度、アフターコロナ意識調査と言うことで、「新型コロナウイルス感染拡大後と収束後の未来の自分自身、日本の社会、世界情勢の変化」についての意識調査を行い、190名の方からアンケートにご協力いただけました。その結果報告の第2弾として、日本の社会に対する変化意識についての結果です。
回答者属性
前の記事の繰り返しになりますが、有効回答者数190の属性内訳です。アンケートの選択肢には「性別は答えたくない、その他」もありましたが、有効回答者にはこの選択肢を選んだ人はいませんでした。
集計結果(全体)
設問2: 新型コロナウイルス終息後の日本における社会、経済、文化、政治などは変化すると思いますか。
この設問への回答結果は上図の通りで、「大いにある」と「ある程度ある」を足すと88%となります。前の記事で紹介した「自分自身の変化」については「大いにある」「ある程度ある」の合計は63%でしたので、自分よりも日本の社会が大きく変わると思っているということになります。
集計結果(年代別)
年代別に見ると上図の通りで、大きく変化すると一番思っているのは20歳未満のティーンエージャーであることが分かります。「大きく変化すると思う」「少し変化すると思う」の合計が大きいのは50代です。一方40代は一番変化予測をする人が少ないです。
集計結果:性別
性別に関する差は、やや女性の方が変化を大きくとらえているものの、年代ほどの差は見えませんでした。
大きく変化すると思うとした人の理由
「大きく変化すると思う」とした人の理由を見てみましょう。
経済が不景気になるという意見が大半を占めました。また、政治体制が変わることを予測する人も見受けられます。生活がオンラインやデジタル技術で変わるという予測も多いです。
少し変化すると思うという人の理由
続いて、少し変化すると思う人の理由を見てみましょう。
不況になるという人がやはり多いです。ただ、それよりやや少ないものの、「活発になる」「抑制していた分弾ける」「衝動的な買い物をする」という人も見受けられます。また、自国生産が見直されるという人も数名います。
また、生産拠点の分散や国際分業の見直しを挙げる人や、人の集まり方が変わる、リモートが増えるという人も多い一方で、イベントや催し物が盛大に行われると考える人も。
あまり変化しないと思う人の理由
一方で、あまり変化しないと思う人の理由です。
終息後も今と同じように景気が上向かないという人が多いです。また、政治のリーダーシップが足りずに改革が進まないというような人もいます。不景気になるという意味では、「大きく変化すると思う」「少し変化すると思う」人と同じ予測といえます。一方で、急には変わらない、元に戻る、忘れてしまうという予測の人もいます。
全く変化しないと思うという人の理由
最後に、「全く変化しないと思う」言う人の理由です。
文脈が読み切れませんが、「あまり変化しないと思う」という人たちの、政治不信と同じように政治家が変革をしないから変化しないということでしょうか。
以上、全体として、不況を心配する人、それが政治リーダーシップで解決されないと思う人が多い傾向がみられます。それでは、国際情勢に対する変化意識はどうでしょうか。次の記事で紹介します。