no.11 青年海外協力隊の待遇
※前提として、僕が派遣された時と現在では制度が変わっています。現在の情報については知りませんのでご了承ください。
今回は僕がいた頃の青年海外協力隊のお金の待遇面についてお伝えします。
海外協力隊に関心がある方の参考になれば嬉しいです。
結論から言いますと、ほとんどお金はかかりません。
唯一かかるとしたら、海外保険くらいだと思います。2年間で6万くらいだったかな。
JICAが負担してくれている費用
JICAは協力隊が海外へ派遣し、生活し、帰国するまでの経費をほとんど見てくれています。おそらく一人当たり1000万円以上かかっているでしょう。
2次試験の交通費、宿泊費
職種別事前研修、研修費、交通費、宿泊費
派遣前合宿(約70日間)のすべての経費
予防接種費用
任国への飛行機代(往復)
任国での生活費、活動費
治療費
などなど、ほんとに至れり尽くせりです。本当に感謝。
アフリカ隊員なんて予防接種の数が多いので、それも全てタダで受けることができます。語学もタダで学べて、海外生活も体験できます。マジで良い点しかありません。
協力隊の手当て
協力隊は海外ボランティアという名目ですが、無償というわけではありません。僕のいた頃は海外生活費として1か月に500㌦くらいが支給されます(国毎に違います)。これは生活費と活動費の名目です。また住居費も基本無料です。
またその他に日本の口座に1か月55,000円が支給されました。(現職参加の有給・無給、無職での参加など状態で金額は違います。)
そのため、海外生活費を節約していた人は帰る時に換金して自分の資産として持ち帰ることができます。さらに、日本の口座には100万円以上溜まっていることになります。
海外で2年間も安全に生活ができ、日本にお金も溜まっているって、ほんとすごいですよね。
国民健康保険や税金など
ただし、ちょっと注意なのは、税金や国保関係です。
みなさんもご存じのとおり、派遣中は住所を海外へ移すことができるので、その間は税金がかからないとお思いですが、1年目はそれらの基準日は日本に住所があるため、住民税などはかかってきます。
2年目以降は日本に住所がないのでかかりません。
帰国のタイミングによっては、帰国した年もかからないことがあります。
僕は職場復帰したので、かかっていたかな? でも結構安かったような。
日本の口座に振り込まれるお金は確定申告の際に申告したと思います。
と、言った感じで、青年海外協力隊はかなり恵まれています。
さらに、職場の後押しがある、有給休暇での参加の現職参加の隊員や小学校教師の隊員の方は、元々の給料の8割や10割が職場を通してもらえたり、すごくうらやましかったです。
※僕のいた頃の情報です。
青年海外協力隊は、国際協力に興味のある方にとっては、本当におススメです。
自分の時間を持ち、自分の人生のテーマを考える時間をお金をもらって、過ごすことができます。
何かやりたいけど迷っている方は一度青年海外協力隊を選択筋にしてみてはいかがでしょうか?