この夏はホームステイが人気
みなさんこんにちは
ケニアの現地旅行会社Virgin Explorersにいます前田です。
今私たちはケニアの海辺のモンバサからケニア山麓のKerugoyaという町から20分くらいいったところにある私のパートナーの村に帰ってきました。
出産を今年の3月モンバサでしたので、昨年12月に村に帰ったっきり約8カ月ぶりの村。
アツーいモンバサから寒ーいケニア山の方への移動で、体が震えております。
そしてなんと8月は3名の日本人の方がこの村にホームステイしに来てくれていました。
2人は2泊3日、1人は卒論の調査も兼ねながら10日間、そして9月にももう1人1泊2日で来てくれます。
そのうち2名はナイロビでもホームステイをされました。
そして別の方もナイロビ近くの村で1泊ホームステイをされました。
ほかにもお客様が男性だったのでホームステイとはなりませんでしたが、マサイの村のホストの家の横のマサイの伝統的なお家にステイされる方が2組4名様ありました。
つまり、この2カ月たらずで6組8名様のホームステイをアレンジさせていただきました。
人によってこの数が多いか少ないかは感じ方が違うと思いますが、私にとってはとても多く、とても嬉しいことです。
なぜなら、「ただいまが言える場所つくり」ができたと思えるから。
ケニアで良い思い出を作って、その地に住む人たちのリアルな生活の様子を知って、またここに帰っってこられる人が1人でも増えればとても嬉しいです。
そんなところで、今日はVirgin Explorersのホームステイプログラムについての記事を書いてみたいと思います。
現在ホームステイアレンジしている場所
・Nairobi ナイロビ(首都)付近
・Mombasa モンバサ付近
・Kerugoya ケルゴヤ(ケニア山麓キクユ人エリア)
・Masai mara マサイマラ国立保護区近くマサイ人エリア)
※ほかの地域でもできる可能性はもちろんあります。
体験できること
基本プラン
自由に家族との時間を過ごしてほしいので、特段変わったアクティビティは用意しません。
一緒に買い物に行ったり、料理したり、畑を耕したり、テレビを見たり、踊ったり、家畜の世話をしたり、家の周辺を散歩したり、おしゃべりしたりします。
みなさんが一緒に過ごしていて退屈しないよう、一人は大人が平日のお昼間も家にいる家庭でアレンジしています。
そしてVirgin Explorersと何かしらつながりのある家庭、または繋がりのある方からの紹介で繋がった方のお家をご紹介させていただきます。
ご希望にそうことができるかはわかりませんが、もし「こんな家庭がよい」というご希望があればその旨も教えてもらえば頑張って探します。
が、ケルゴヤとマサイ村については特別プログラムがあります。
Kerugoya(ケルゴヤ)
https://www.virginexplorers.com/location/kenya/kirinyaga/
(写真や基本プログラムはこちら)
ケニア山のふもとの町ケルゴヤ。ここから2,30分行ったところに彼の村があります。
私はWWOOFerだったのですが、何がご縁かここで彼と彼の家族に出会って現在に至っています。笑
ケルゴヤに関しては、彼の実家、または彼のお兄さんのお家にホームステイになります。
彼の実家の周りは紅茶に加工されるお茶畑に囲まれていて、家族もそれぞれお茶畑を持っているので、お茶摘み体験ができたり、紅茶の製造工程についても学ぶことができます。
また、お茶畑の中に植えられているアボカドやマカダミアナッツも季節によっては収穫体験ができます。
お家の横や村の人たちの家にはほとんど自家消費用の畑がありますので、そこで農業体験もできます。
(野菜の種をお土産に持っていくと、新しい野菜でも本当にうまくお世話をするお母さんが大変喜んで育てます。)
家畜もニワトリ、ウサギ、アヒルなどなどたくさんいますので、お世話ができます。
近所のおじさんが牛を持っているので、乳しぼり体験なんかも可能。
その他彼の弟やお父さんがやっているローカルバーに言ったり
バイクタクシーに乗って近くの滝を散策しに行ったり
自然の炭酸水が地表から染み出る場所にいったり。
川魚(ます)を川に獲りに行ったり。
あとはお父さんが仕込んでいればキクユの伝統酒「ムラティナ」を飲めたり、お母さんが仕込んでいれば発酵牛乳ドリンク「マラ」や発酵雑穀ドリンク「ウジ」が登場します。
+αでお金を払えば
ご指定の家畜を絞める体験が出来たり、
ケルゴヤの手前の町Sagana(サガナ)でラフティングが出来たり
キクユの伝統的な村や文化を知ることができるThngira Cultural villageに訪れられたり
同じカウンティ内のMweaという稲作一大産地を訪れられたり
Gibson coffeeのコーヒー農園を訪れたり
エリザベス女王が女王になられた際に訪れられた山の中のCastle でおいしい紅茶を飲んだり
キクユ語やスワヒリ語のレッスンを受けられたり
etc…
フレキシブルにいろんなことができます。
彼が村に行けるタイミングで受け入れします。
早めのご連絡をいただけると日程調整しやすいです。
”アフリカ”の ”農村” ”農民”の典型的なイメージが覆るかもしれません。
実家に泊まってもらう場合も、彼のお兄さんの家の場合も、はトイレは水洗、電気水道ガスもあり、お家ブロック作り。塀もあります。現在はシャワーが壊れてますが、通常お湯のでるシャワーもあります。
ベッドは2段ベット+ベッドのある部屋が2つ。
カップルや家族でない場合は男女は別々の部屋で寝ます。
Narok マサイの村
マサイマラ。
ケニアに来られる方の多くがめざすサファリの地です。
Virgin explorersの提供するマサイマラサファリツアーでは、通常ロッジに宿泊し、ご希望があればナイロビに帰る前にマサイの村に訪問することができます。
が、つい最近「マサイの村に泊まりたい」というご希望を複数件いただき、ロッジに泊まる代わりに、またはサファリの日程を延長してマサイの村に泊まるプログラムができました!
「マニャッタ」というマサイ人特有の伝統家屋です。
マサイの慣習上および各家屋の広さの都合上ホームステイは難しいので、ホストの家屋の横にたてられたマニャッタで寝ます。
一緒に寝れはしませんが、家庭訪問はできます。
一緒に料理をしたり、お話したりもできます。
朝から晩まで一緒にマサイと時間を過ごす場合は、
放牧に一緒にいったり、景色のいい丘まで一緒にハイキングをしたりも。
弓矢を引く体験なんかもできますし、マサイの特徴であるビーズ細工を作っているところも見られます。
そしてプラスでお金を払えば、動物を絞めるところを見る、または一緒に絞めることも可能。村の中ではなく木々の茂みに入って儀式的に行われるそうです。
マサイ人は自分たちの言語「マサイ語」をお持ちなので、英語を話せない方もコミュニティにはいらっしゃると思いますが、そこはみなさんの腕の見せ所!
郷に入れば郷に従えでマサイ語を学ぶもよし。
英語のできる方に通訳に入ってもらって、マサイのストーリーをじっくり楽しむもよし。
英語も苦手な方は日本語通訳同行依頼するもよし。
楽しみ方は人それぞれ。
ナイロビ
ほとんどは私のお義姉さん宅にステイ。
聡明な2人と可愛い可愛い息子くんがみなさんをお迎えします。
観光地エリアではないので、人々の暮らしを垣間見ることができます。
世話好きのお姉さんなので、ごはんもめいいっぱい食べて、たくさんケニアの生活などの話もして、満足してもらえること間違いなしです!
ほかにもドクターのお家、バーと観光業を兼業しているお家、ナイロビ近く湿地帯の保全活動をしているお家、日本 に住んでいたことがあるケニア人お家など、いろんな選択肢があります。
モンバサ
モンバサは①私の家②おばさんの家③エリザベスの家(女性限定)の選択肢があります。
日本人が一緒にいる方がよければ私の家に
ケニア人の家がよければおばさんのお家
モンバサ付近の村かよければ女性限定で
残念ながらまだモンバサ付近そこに住んでいるミジケンダの人達やアラブ系人達のお家では、受け入れてくれる家庭を見つけられていませんが、これから少しずつ探します。
セネガルだったらイスラム文化のおかげでお家にウェルカムしてくれる人も多かったのにな〜と思いながら。
ホームステイをやってみてほしい理由
冒頭に書きましたが、ホームステイをするとその国の、その地の、その家族の、その人の、生活が垣間見えます。
日本でも家庭のルールや味があるように体験を一般化することはできませんが、その国に住む人たちの「なか」を覗くことができます。
日帰りの家族訪問・1泊の家族体験も可能ですが、もしみなさんのお時間が許せば2泊、ぜひしてみていただきたい。
なぜならアクティビティも楽しみつつ、毎日の生活の移り変わりを感じながら、家族1人1人を認識できて、ゆっくり一緒に料理をしたり話したりできる時間が出来るから。
欲を出せば1週間。
1泊2日程度だとお客様用のお肉ももりもりのご飯が出てくることが多いですが、1週間となるとそうもいかない。
お客様用の顔も少しずつ剥がれてきて、より日常生活にとけ込んで、受け入れ家庭も皆さんを家族の一員として家事を頼まれたりするようになります。
個人的には
ケニア=サファリとか
ケニア=スラムとか
ケニア=海とかではなく
一概に言えない絡まった思い出と、良い悪いなどの個人的なジャッジを越えたそこに暮らす人や景色の観察と敬意を。
あとはこれは完全に私個人得なのですが、やっぱりお恥ずかしながらずっとそのコミュニティにいると知ったかぶりになってしまう自分もいて。
いろんなゲストに来てもらえると、いろんな質問や要望をいただくことができ、その地域やコミュニティ、人をより深く知ることが出来るので、大変ありがたく。笑
来てみてください!
いろいろ書きましたが、つまり言いたいことは来てみてほしい!!ということ。
温かく皆さんをお迎えします。
番外編
ケニアではありませんが、私が3年セネガルに住んでいた関係で、セネガルでもホームステイをアレンジすることができます。
地域はダカール(首都)、ジョアール(海辺ののどかな街)、ンドファン(私が2年過ごした内陸の農業主産業小さな町)、リシャトール(モーリタニア国境沿いの大きな都市)です。
ただ、ジョアールはホストが英語ができますが、他はフランス語が出来ればよい方ですので、その点が難しいかもしれません。
言語をこえたコミュニケーションと人の温かさはセネガル人は群を抜いて素晴らしいですので、こちらも本当におすすめです!
では気になる方はいつでもご連絡ください:)
ご連絡はこちら
CHIHO MAEDA
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