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「知る」と「わかる」の遠い道

「知って」いても「わかって」いないことは多い。
と「わかった」のも最近のこと。
もしかすると、まだ「わかっていない」のかもしれない。

はじめまして。私はデザイン事務所と販売会社の取締役を15年以上させていただき、デザインを切り口に経営やプロモーションに携わってきた。我ながら一般的なデザイン事務所より良い売り上げ貢献をできていると思う。
仕入れたけど売れない!という恐怖を何度も味わって、安く処分した苦しみも数えきれない。だから売るにこだわってきた。
マーケティングの専門家や、苦労を乗り越えた大経営者の先輩方には遠く及ばないと「知り」つつ「わかって」きた、経営や販売にデザインできる日々の気づきを、まとめていきます。

近道がない

気に留めなかったありふれた言葉が大切だとわかることがたくさんある。
“感謝は大切”、“縁を大切に”、“真剣にやる”…。書き出したらキリがない、小学校で習うような言葉がめちゃくちゃ真理だったりすると最近思っている。でも、何で私は6才の頃から「知っている」言葉が何十年も生きてまだ「わかって」いないのか。

理由は2つあって、ひとつは
「知るから分かるまでに間には、ものすごく長ーーい道がある」
例えば、ボクシングで「ガードを上げて」と言われたとする。わかる。だって上げないと顔殴られるし、パンチもすぐ出せそう。と思ってもしっかりガードが上げられるのは、何ヶ月も練習した後。私なんて何年もかかってまだできない。そう、この時最初に思った「わかる」より、実際に「わかる=できる」には、長い間続ける思いと努力がいるんです。

もうひとつの理由は
「教えた人が、わかっていない」
私のような昭和の子どもは「ごはんを残さない。アフリカの人は食べられずに苦しんでるんだよ」とか言われたんじゃないでしょうか。私も厳しいおばあちゃんに、今では虐待になりそうなほど躾けられながら、何度も言われました。でも、おばあちゃんアフリカ行ったことないんです。ごはんの大切さをアフリカで例えるなら、アフリカで食べられなくなるか、食べられない人を近くで見ないと、わからない。(おばあちゃんの注意は戦争の例えもあってしっかり伝わったし、ちゃんと愛情感じてました)

わかればできるに近づく

わかっているけど、できないんだよな…。よく思っていたけど、後から思うとわかっていなかったことが多い。

何度も試す。いろいろな人に聞く。本を読む。繰り返し同じ本を読む。いろいろな気づきや、視点の違いから少しづつわかり、ある時「そうか!こう言う意味か」とハッとする。

このnoteでは、わたしのそんな瞬間をまとめて、読んでくれた人のわかるに近づく気づきのひとつになれたらと思っています。