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社会人しながら養成所みたいなとこに3ヵ月通った話 ~その4~

カーネクストpresents 第43回ABCお笑いグランプリを見ながら、第33期マセキタレントゼミナールの第4回目の授業の様子を書き申します。とか言って下書きを保存してたらこんなにも期間が空いてしまったということだけ申し添えマス。

【前回分は以下】


前回の授業が終わった後、ネタやろうやって声をかけコンビを組むことになった。大阪から上京してきた23歳男性。着眼点というか、みんなが思ってるけど見落としているところを言語化できる人だなあとネタを見て思い、いざ組んでみた。話を聴くと大阪でも学生の頃フリーライブに出てお笑いをやっていたらしい。


これまで自分はピンネタを作っており、アジマスターの時もだいたい1人でネタを作っていたので、誰かと相談しながらネタを作るという行為が初めてだった。

ひとまず一週間後に新ネタを1本持っていかなければということで、日曜日の夜にこそこそとネタ作り会議を行った。っぱサイゼリヤっしょ。カリカリポテトがおいしいんじゃい。

ある程度お腹が膨れたのでどんなネタにするか話し合った。とりあえずネタ形式は漫才にすることに。中身は相方が既に考えていたネタをほぼそのまま、自分が喋りやすいセリフに変えてやることにした。「野球」をテーマにした漫才。当初からお互いに言葉の意味というか、屁理屈というか、理論的な話をするのが好きだったので、そういうスタイルをイメージしていた。特に自分はかまいたちが好きだったので、とくにそういう屁理屈とか意味わからんけど納得感のある理論を盛り込みたいなあと考えていた。

その点からも、絶妙な着眼点で理論を展開していく相方のネタが好きだったのだ。

相方は僕が1人コントをしているのを見て、演技力や白熱感みたいなところがすごいなと評価していたらしい。ということで相方が淡々とボケ、僕が迫真にツッコむような形になった。

ちなみにネタ見せはネタ時間3分30秒以内と言われている。ただ4分くらいやってる人もいるし、オリーブゴールドのオーディションに向けて2分に収めて調整しているところもある。我々は3分くらいかなあとネタを調整した。


そしてあっという間に一週間がたち、ネタ見せの日。前回までピンでやってたやつと違う人と漫才してたやつが前にでてきて漫才をするもんだから多少視線が集まっていたような気がした。そしてネタは教科書のような後半に熱量が上がってくるようなネタ。最後の長台詞も決め無事にネタを終えることができた。


作家さんからの評価はおおむね好意的な感想をいただけた。まだまだ詰めが甘いところはあるものの「これはちょっと良いかも、、、」と心の中で思っていた。ひっそりと。


こうしてマセキタレントゼミナールで26歳社会人と23歳フリーターのコンビ「ストラットドゥービー」というコンビが結成されたのだ。


あれ?最近やたらと宣伝している「雨夜の分岐点」はどうしたと思ったあなた。鋭い。「雨夜の分岐点」が登場するのはあと2週間後くらいになりますので、ご承知おきください。


次回に続く。


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