萩原裕太

衣料品ブランド「A f a f e e l」の衣服デザイナー、元理学療法士です。 衣服が造られる過程(ルーツ)を大切にしておりデザイン、生地、制作工程をなるべくオープンに発信していきます。まだまだ未熟者ですがよろしくお願い致します。 Instagram:afafeel.jp

萩原裕太

衣料品ブランド「A f a f e e l」の衣服デザイナー、元理学療法士です。 衣服が造られる過程(ルーツ)を大切にしておりデザイン、生地、制作工程をなるべくオープンに発信していきます。まだまだ未熟者ですがよろしくお願い致します。 Instagram:afafeel.jp

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僕の「こと」

最初に何を記載すればいいか考えもなしにnoteを立ち上げました。 誰が見てくれるわけでもない、 期待しているわけでもない、 でも伝えたい、知ってほしいと言う欲望のままに… この2023年7月9日20:35の時間を忘れないようにしたい。 最初の想いも振り返りながら書いていきます。 僕は2022年11月1日よりアパレルブランド「 A f a f e e l 」をスタートさせました。「機能的なデザインの先へ」と言うコンセプトで衣服のデザインから作成まで行なっています。 僕が始め

    • いざ! 工場見学②

      前回は洗い加工のお話でしたが 今回はレーザー加工の工場さん「株式会社サービステックジャパン」へ見学に行かせて頂いた時のことを記載します。 取締役社長の根本さんに案内して頂けました。 事業内容としては ・繊維加工用酵素の製造と販売 →生地を食べてくれる菌や脱色、汚染防止剤など ・レーザー加工機による繊維の受託加工 →デニムへのダメージやデザイン加工 他にも繊維加工以外もやられていますが、 今回はレーザー加工を主に見学しました。 デニム生地は縦糸と横糸が違うことが多いため

      • いざ! 工場見学①

        8月上旬 今勤めてる工場でお世話になっている加工・仕上げ工場へ見学に行かせて頂きました。 1件目はウォッシュ・染め加工をメインとしてる「有限会社 動夢計画」さんです。 代表の九鬼さんが丁寧に案内してくれました。 取り扱っている主な加工内容として ・染め加工 →黒染め.色合わせ(トッピング) ・洗い ・プレス・仕上げ となります。 その中でも洗いの加工技術に力を入れています。 種類としては ・バイオウォッシュ →菌に生地を食べてもらい仕上がりを柔らかくする方法 例.1

        • Pop Up Storeから学ぶこと

          2024年7/26〜7/28まで熊本県熊本市で 「coug」という洋服屋さんでPop Up(販売会)をさせて頂きました。 きっかけは僕の友人で、理学療法士の職場から仲良くなったタクジくんです。 お互い洋服好きで話も合い、出会った頃はすぐに意気投合しました。 タクジくんの話も沢山したいのですが… 一旦タイトル内容に戻ります。。。 初めて販売会 衣服を纏う方や販売する方の意見や感想はすごく勉強になるし、 課題・反省点も沢山持ち帰ることができました。 前乗り含め4日間を振り返

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        僕の「こと」

          課題をもって動く

          先日働いている縫製工場で上司が話してくれた大事なこと。 課題を持って取り組む。 ・時間短縮するためにはどうしたらいいか どのくらい時間を要している? ↓ どこで苦戦している? どこかほどいている時間はある? ↓ 前身or後身? ◯◯時間 ポケット? ファスナー? ステッチ? ↓ 細分化して時間計算して工夫する。 縫製士さんへの助言で話をしていた内容ですが、 自分に問いただすように傾聴していました。 これまで作成するまでの時間は記載していましたが、細分化がお粗末なことになっ

          課題をもって動く

          環境

          帰省した際に感じた出来事。 2024年2月末。 確定申告も早めに終わらせて、久しぶりに帰省しました。 僕の地元は海と山が近くにあり空気がいいとこ。 いわゆる田舎です。 11時前頃に地元空港到着。天気は快晴。 自宅までは電車と徒歩。 電車は30〜40分に1本くらい。帰り早々に電車が行った後で洗礼を受けました。笑 1両見渡すと10人程度。 窓際で肘を掛け、ふと目に入った落書き。 恋愛関係の単語が多く、名前と好きと言う単語がやたらに多い。 電車のガタン、ガタンと響く音、 久しぶ

          デニムパンツと母親

          去年の6月頃にお世話になっている工場の岡山デニム(B反)で5PKパンツを作りました。 久ぶりに袋から出して見てみると糸調子が取れてなかったり、ステッチが均等ではなかったりなど色々見られて6月の自分に喝を入れたい気持ちになりました。笑 いい意味で言えば精密でないからこその愛おしさもありました。 なぜパンツの話になったか 今年3月帰省するタイミングで親にプレゼントしたからです。僕が初めて厚みのあるデニム生地で作ったパンツ。 サイズはSとLの2着を作成。 作成時間は当時の日記帳

          デニムパンツと母親

          「好き」と「楽しい」の違い

          先日、地元の友人が出張で東京におり、 ご飯を食べに行きました。 地元へ帰った際には声を掛けたりする仲の良い友人。(仮にSとします) Sは結婚して奥さんと2人の子供がいます。 歳が同じで高校からの付き合いもあり、 今のことから過去・未来のことまで色々と話します。 その中でSから S「これからの目標とかあるん?」 僕「今の仕事(好きなこと)だけでご飯が食べて行けたら幸せなんやけどね。」 「でも服を作る工程全てが楽しい訳じゃなくて、大変なことも多いんよね。デザインだけで食べて行け

          「好き」と「楽しい」の違い

          新メンバー その名も..

          あれは去年の寒くなってきた秋10月頃、工場に勤めてミシンにも触らせてもらえたりもあり、色々な縫製があることを知りました。 その中で欲しいな。いいなー。と思ったのが、 インターロック カバーステッチ チェーンステッチ です。 *縫い方の名称です。 やはり縫製するパーツにより、この縫い方が良いなどが出てくる訳なのです。 なぜこの縫い方なのか?省略 そしてたまたま近所のミシン屋へ行ったら、上記が可能な複合機を発見してしまった。 その名は「縫希星」!! 正直なところ、複合機には抵

          新メンバー その名も..

          あなた からみた わたし

          あなたをずっと見ている 日の出と共に灯りがつき コーヒーの匂いが外からでもわかる あなたをずっと見ている ミシン音が聞こえて しばらくして寝静まったかのように音が消える そして外へ出てきて背伸びをしている 隙だらけなあなた 2時間置きに部屋の外に出てタバコを吹かす 本当に隙だらけなあなた 足元から唇で触れてみるが 全く気付く様子がない 音を立てても 周りをウロウロしても 気付いてくれない やっとあなたが気付いたときには わたしの唇で触れた場所は膨れてかゆくなる いつも

          あなた からみた わたし

          第3回 誕生日とワンピース

          先日、母が誕生日だったのでワンピースを作りプレゼントしました。 僕が服作りを勉強し始めて、今回で3回目のワンピース。 僕が夜間服飾学校へ通い服を作るようになり、一番初めにプレゼントを送ったのは母親です。あの頃は夏休みを利用し、親の誕生日にびっくりさせようと息巻いていました。完成し発送し、やり切った優越感と自己満足に終わっていました。 がしかし、帰省した際に母親から一言。 母「ワンピースありがとうね。でもこれ着られないんだけど…」 僕「えっ!?…」 2~3秒ほど思考停止。

          第3回 誕生日とワンピース

          納得できるもの

          アパレルには川上〜川下という業界用語があります。 川上→生地や糸の原料の生産・調達(繊維・生地メーカー) 川中→商品の製造 川下→出来上がった商品を仕入れて販売するショップ 僕は川上や川中の現場を経験したくてあちこち探していました。 理由としては、工場の現場を知りたい、自分に活かせることが見つかるかもしれないという単純な理由からでした。やはり職人技が必要な世界のため、なかなか雇ってもらえるところはなく… ですが2023年3月下旬よりサンプル縫製工場の生産管理補助として勤務

          納得できるもの

          自分を作る大切なひとつ

          僕は毎朝読書をする習慣があるのですが、今日から読み始めた本 「おめかしの引力」著:川上未映子さん まだ28ページしか読んでいませんが無性にnoteを開きたくたくなったのでタイトルに任せて記載してみます。 「おめかし」いわゆるおしゃれは僕をつくる上で大切なひとつとなっています。 (自分がおしゃれかどうかはさておき・・・) その日の気分や体調、気温、季節などに影響されて纏う服も変わって、その日のご飯の献立を決めるかのごとく生きることに必須な要素となっています。 誰とどこに行く

          自分を作る大切なひとつ

          失敗から得る大きな経験

          誰でも1度は経験する失敗。 ミスはやりたくてやっているわけではなくて、やってしまうと落ち込みもあります。 だけど失敗して得られるものは大切で自分の糧になることは間違いありません。 失敗することで忘れ難い経験として蓄積されて作品へ還元されていきます。 衣服ができるまでにも沢山の失敗が積み重なっています。 衣服が創られる工程として大まかに3つあります。 デザイン パターン(服の型紙) 縫製 仮縫い(トワル)ではデザイン通りにできているのか 着心地がいいか 生地、糸、縫い方に問

          失敗から得る大きな経験