マンゴーがそのへんで採れる幸せ@バマコ
バマコはマリの首都で、マリでは都会なのだが、中心部を少し外れると、そのへんにマンゴーがなっていたりする。
それらはもしかしたら誰かのものなのかも知れなかったが、地元の知人がもいでくれたりして、その場で食べたりした。
そういうのが、市場で売っているのより美味しかったりする。
日本ではマンゴーは高価で、東南アジア産の小さなペリカンマンゴーですら、1個300円ぐらいする。ましてや宮崎産の高級マンゴーとなると、サイズが大きいにしても1個3000円ぐらいするから、かなり贅沢な食べ物だ。
日本で果物を作るということは、相当に大変で手がかかるものなんだと思う。
このところ、日本ではめちゃくちゃ物価が上がっていて、果物の値段も上がっている。円が安いから、つい最近まで1個100円もしなかったカリフォルニアオレンジなんか倍の200円ぐらいするので、びっくりだ。グレープフルーツもそう。
1個200円、ということだけ見るとさほど高くないかもしれないが、値上げ率を見ると驚きの高騰である。
フルーツ全般が贅沢品になってしまった。
我が子は(私も)フルーツが大好きだから、家には何かしらのフルーツを常備している。特に苺が大好きで、一人で1パック、たいてい1日で食べてしまう。さくらんぼなんかもそう。これが結構な出費なのだ。子どもがたくさんいたら大変だっただろうなと思う。
立派で高級なものは求めていない。普通に気軽に毎日フルーツを食べたいと思う。
そんなことを考えながら、仕事帰りにスーパーによったら、メキシコ産のマンゴーが「SALE」となっていて、1個330円で売っていた。熟すと赤くなるアップルマンゴーなので、マリでよく食べていたものとはたぶん種類が違うが、ついうれしくなって2個買って帰宅した。
ミネコ