アエルニコ (AERUNICO)

学生の頃、世界の見本市で出会ったバイヤーの目利き力に衝撃を受ける。卒業後貿易商社に入社…

アエルニコ (AERUNICO)

学生の頃、世界の見本市で出会ったバイヤーの目利き力に衝撃を受ける。卒業後貿易商社に入社、国内外のインテリアやテーブルウェアの世界に関わり20年。行く先々で出会ったヒト・モノ・コトを残し、つなげていきたい。「Unico(唯一の)」x「和える」お手伝いができる存在を目指して。

最近の記事

日本の伝統工芸 ①漆芸 ~金継ぎ~

ご縁があって日本の伝統工芸に携わっている工房や方々とお仕事をさせていただく機会が増えてきたこの頃。いま職人の皆さんが持つ想いや悩みを、一般人の目を通して感じたことを書き綴りたい。 SDGsという言葉を頻繁に耳にするようになるずいぶんと前から、器などを大切に使い次につないでいくための方法として「金継ぎ」という技法は日本に存在した。最近はお教室なども増えてきて、ちょっとしたブームになっている。今回、器に関わる仕事をしていたにも関わらず、金継ぎの種類、技法のすばらしさとそれゆえの

    • #大津クオリティ

      大津という町に暮らしてみて初めて気づいたこと。(1)県庁所在地なのにとってもさびれ・・閑静(笑)(2)人が本当にやさしい(3)個人経営のお店が多いそしてとってもレベルが高い(4)実は食がとても豊か(5)自然を毎日感じることができる・・ まず(1)。面白いくらいに、初めて大津駅に降り立った人は必ず「なんか…県庁所在地なのにすごくさびれてるよね・・」と言います(爆)ウソのような話だけれど、駅に向かう道すがら何度この言葉を耳にしたか。実際わたしも思いましたよ引っ越してきたときは。

      • 大津のお店がステキすぎる。みなさん個性的でちゃんとこだわりがある。#大津クオリティ

        • 日本酒が楽しい

          縁あって、日本酒に触れる機会が増えています。 住んでいるのは滋賀県。「京都のお隣の県」「琵琶湖がある」というのが、いつも最初に出てくるくらい地味な感じに思われるのだけれど、実は酒蔵さんが結構存在してたりします。おまけに食材が豊富。これは本当に滋賀に暮らすまで知らなかった。暮らすうちに、ご近所の熱意ある酒屋さんから酒蔵さんや日本酒のお話を聞かせてもらって、おいしいお酒を造っているところがたくさんあることを知った。 そしておとなり京都の伏見。言わずと知れた日本の酒どころ。ここ

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          逸品的な質への志向 ~京焼~

          日本はやきもの大国といわれており、地域の土や特徴を生かしたものが多く存在するため、いまだに「え、そんなところにもやきものあったんだ!」というところがあります。 日本六古窯と呼ばれる越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前はそこそこ知名度があるとして、「京焼」を言われてわかるアナタはなかなかの器好きかもしれません(恥ずかしながら自分も前職の店(主に洋食器)で取り扱うまでよくわかっていなかった) これじゃぁいかん、ということで調べてみよう。本日のお題「京焼」。 京焼は、大量につく

          逸品的な質への志向 ~京焼~

          アエルニコのはじまり

          実は誰かに読んでもらいたくて始めたわけではなくて。ただいま自分がやっていることをとどめておける忘備録的なものが欲しい、と思ったら、どうやらいまはブログではなくnoteなるものが流行りだということで。ちょっくら試してみるか、という軽い気持ちで書いています。あと自分の棚卸的な。 アエルニコの由来は「あえる」「unico」の造語です。あえる、には「和える」「出会える」「分かち合える」のいろいろな「あえる」があります。そしてunico(ウニコ)はイタリア語でたった一つの、ユニークな

          アエルニコのはじまり