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知ってるようで知らない「クラウド」のはなし|文系でもわかる情シス用語入門(3)
ビジネス=貢献を、止めない。Aerospike。
Aerospike(エアロスパイク)マーケティングチームの日野です。
世界各国でDXを強力に推進してきた、Aerospikeの解説をわかりやすさ重視で実施している、当note。
最先端技術が活用された当社製品Aerospikeは、エッジコンピューティングという技術を用いています。
次世代のDXに欠かせない最新技術「エッジコンピューティング」の解説があまりにも難しく、1回でまとめることを断念。
いまだにわかってるビジネスパーソンが少ないかもしれない?「クラウド」の説明からはじめましょう!ということになりました。
文系のための情シス用語入門、わかってるようでわからない「クラウド」を解説します。
これがわかると、DXが一気にわかるようになる!
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なぜ「クラウド」がいまだによくわからないのか
クラウドといわれて、どんなものをイメージしますか?
一般にGoogleドライブやDropbox、Evernoteなどの「オンラインストレージサービス」、それにサブスクを思い浮かべるのではないでしょうか。
むかしはフロッピーディスクやUSBメモリをパソコンに挿し込んで、必要なファイル情報を管理していました。
保存媒体が壊れたら終わり、パソコンの端子が壊れたら読み込めない、盗まれやすくリスクが甚大、などのデメリットは多かったのですが、いかんせん目に見えて触れることができるモノ。
クラウドが登場したとき、なぜこれでサービスが使えるのかピンとこないために、世界中が困惑しました。
メモリ媒体は使わない、機械も置かない。なぜか情報処理ができている。クラウドって、どこにデータが格納され保存・処理されているのか?
今も正直、「なんで、コレ使えてるんだろう」と首をかしげながらもサクサク作業できる恩恵を享受する今日このごろではないでしょうか。
文系人間に「クラウド」のイメージがつかない理由
さて、ここからは文系のための章です。
文系人間の脳にとって、計算というものは「今ここにあるものを数えたりする」イメージです。
あちらのテーブルにりんごが1つ、そちらの箱にりんごが6つ。合わせて7つ。という世界。二次関数や三角関数も「なぜか公式に当てはめるとそうなる」くらいの理解しかしていません。
しかし数学脳は、世界の認識のあり方が文系とは違います。
「虚数」「十一次元における球体はどうなるか」
といった、物理現実を超越したシミュレーションを脳内で可能です。理数系なら。
そんな理数系人間には、そもそも文系人間がクラウドという概念が理解できないことを理解できないのです。ここで大きな断絶が生まれているのかもしれません……。
文系人間は地に足をつけた感性で生きている一方、限界を突破した思考を当然のように展開する理数系人間。
世の中にあるクラウドの説明が明らかに理数系向きなので、文系人間にはかなり無理!
みんな違ってみんないい!!
とにかく「クラウド」の理解が文系人間には難しいとはいえ、クラウドについて把握することがDX推進して快適な生活を実現する第一歩。
実は、たった一つの違いでした。
それが自社の中にあるか、外(クラウド)にあるか。
クラウドコンピューティングとは
クラウドとは、ユーザーにとっては物理的に制約されないでネットワークやサービスを使うことができる仕組みのこと。
「情報を処理・保存する場所が自分の部屋の中にあるか、外(クラウド)にあるか」だけの違いです。
現実にはAmazonやGoogle、Oracleやマイクロソフトが世界のどこかに巨大なオンプレミスサーバーを設置しているものと推察されています。つまり、どこかで情報処理の演算自体はされているんです。
サーバーに関する解説はこちら
「クラウド(雲)」というのは、その「情報処理がされているどこか」のことをぼんやりと示しているイメージ。
ユーザーにとっては、なぜかわからんがサービスが必要なぶんだけ低価格で使える、という魔法のようなことが起こっていますが「オンプレミスを置かなくても、クラウド
から必要な分だけサービスを引っ張ってて使うと便利だよね」という革新的な発想によって成立しているもの。
クラウドは情報処理と伝達のルートを革命した、といえるでしょう。
ともかく、クラウド(自社の外)で情報処理のための演算を行うのが、クラウドコンピューティングです。
自社内にオンプレミスサーバーを物理的に用意しなくても、情報処理ができる仕組みのこと。で、ネットワークを経由して自分のパソコンに必要な情報が届く!
とりあえず、クラウドと聞いたら
「ああ、スマホやパソコン一台あれば作業が完結できてうれしい、アレのこと」
「クラウドだと、自社でサーバーとか用意しなくていいからラクですよね!」
という理解でいればだいたいOKでしょう!
自分の部屋になくても、クラウド(外)で情報処理ができる!
クラウドのメリットとデメリット
クラウドのメリットは、ユーザーが身軽にサービスを享受できる点です。
保存のための媒体を持ち運ぶことなく、身軽にあちこち行けるというのは、クラウド以前にはなかったことでした。
USBメモリをわざわざ買い足したり、HDDの寿命を気にしたり、水濡れやホコリに焦ることなくパソコン1台で作業ができるクラウド。
「ノマドワーカー」「フルリモートワーク」も、クラウドの恩恵の1つですね。
デメリットとして、クラウドの処理情報量が多くなりすぎると、維持のためのコストやメンテナンスが膨大になること。
クラウド型サーバーサービスを使ったとしても、それではマザーコンピュータが一元管理しているようなもの。
「マザーが破壊されたら一巻の終わり」という、SFのような展開になりかねません。
リスクヘッジや分散ということを、考えなくてはならない段階に差し掛かりました。
そこで生まれた発想、
「あちこちのコンピュータをつないで、みんなの力で情報処理すればいいじゃない」
これがエッジコンピューティング技術です。
言うだけならカンタン!
発想はカンタンだけど、物理的に接続されていないのにどうやるの!?
遠隔で無線接続するもの同士を連携することのリスクは?それって何がどう変わるの!?
気になるエッジコンピューティング技術の詳細は、時間をかけてわかりやすくまとめたいと思います。
次回、「6/7(水)セミナーがおかげさまで大盛況でした!出席者のみなさまに感謝をこめて、当日のレポートを公開」
次次回「文系でもわかる情シス用語入門|エッジコンピューティング」の予定です!
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