「あそび」で子供を自立させる!
子供の笑顔をリードするには、大人が本気で遊べ!
いつもそう書いているが、子供だけで遊ぶ自立の場合は全く違う。
親子で遊ぶことと、子供だけで遊ぶことは、子供の心の成長に対する役割が全く違うんです。
放任主義に徹する
子供が遊びに挑戦する場合、徹底的に放任すること。
子供同士で遊ぶなら、大きな声で「行ってらっしゃい!」と言ったら親の役割は終了。
子供に参加させたい〇〇体験などは、送迎や受付での支払いなどが済んだら親は引っ込むこと。
近くで見ているなど、もってのほかです。
両親の姿のパターン
私は様々なアウトドアレジャーで子供の受け入れを行う。
子供だけ参加する際のご両親の姿は、大きく3パターンに分かれます。
1、子供が目を凝らしても見えないほど遠くから見守るご両親。
2、近くで黙って見守るご両親。
3、子供の隣についているご両親。
もう一つ特例がありますが、最後に書きます。
この3パターン、結果にとても大きな違いがあるんです。
結果に大きな差
1、子供が目を凝らしても見えないほど遠くから見守るご両親。
この場合、当然ながら両親からも子供の姿が見えません。
時折カメラで子供を撮影して拡大して見たりしながらも、両親は自然の中で完全に寛いでいます。その姿は子供そっちのけです。
2、近くで黙って見守るご両親の場合、インストラクターの説明なども一緒に聞きながら、微笑ましく子供の姿を見ています。
3、子供の隣にくっついているご両親は、子供がちゃんと理解できているか、インストラクターの説明を反復して子どもに確認しています。
この3パターンで、どの様な違いがあるか・・・。
親子の距離が近いほど、子供が成長しないんです。
特に、パラグライダーや4輪バギー、川を泳いで横断するなど、覚えながら挑戦していくアクティビティーの場合、その結果は顕著です。
両親が隣にくっついている子は、全くと言って良いほど上達しません。
両親が近くで見守っている場合も、それに近いものがあります。
一方、両親が遠く離れている子供の場合、その子は説明を受けて、全ての挑戦を自力で行うため、目を見張る上達ぶりをします。
理由は簡単
結果の差は、「自分でやるんだ!」という心意気の大きさ。
子供にくっついて離れない両親は、子供の遊びや挑戦への「やったるでの気迫」と可能性を潰してしまっていると、私の目には映ります。
子供の挑戦とは、本気で遊び楽しむこと。
それを子供自身が行う場合、両親は必要ないんです。
ただし、「空を飛ぶならお父さんも挑戦したい。一緒に参加しよう!」といったご家族は、親子で挑戦と成功を楽しんでいるため、親子して目を輝かせて上達しています。
特例の紹介
稀ですがこんな強者のご両親もいます。
数日間の子供キャンプの集合場所での話。
子供の旅行カバンを車から降ろして、子供に行ってらっしゃい!と挨拶をするご両親。よく見ると、その車にはお子さんの荷物の他に、キャスターの付いた大きなバッグが二つあります。
これは?と尋ねると・・・
「子供がキャンプの間に、旅行に行ってきます!」
「子供にはバンドエイドいっぱい持たせてありますから!」
子供を預けたら、夫婦で旅行に出かけるご両親。
これ、最高です!
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子供の心が育つ本気の遊びと、大人への学びを講座・講演などで提供。
そして遊びの実技。アウトドアレジャーの企画運営も行います。
子供の心は「あそび」を通じて劇的に成長する。
そのための大きな秘訣をご両親に学んで頂くことで、子供の心は一気に成長します。
不登校、発達障害・・・子供の笑顔で悩む方。
鼻血が出るほどの喜びを子供に伝えたい方。
子供に心からの笑顔を届けていきましょう!
アウトドアレジャーで笑顔を提供し続けて36年。
株式会社エアロクルーズ
代表取締役 小林豊治