3Dプリンターで使える材料の原料
こんにちわ。
リコーの3Dプリンター出力サービスで「PPS GB」を使えるようになったというニュースが出ていました。
3Dプリンタの出力サービスは便利ですね。
保守メンテをお任せして必要な分だけ作れるのはとても効率的です。
あまり使ったことはないですが。
今回の記事で気になったのは、「PPS GB」の”GB”=ガラスビーズの方です。
PPSは分かりますが、3Dプリンタ材料にガラスビーズを使うことは知りませんでした。
調べてみましたが、AGCと日本電気硝子から出ているものを見つけました。
日本電気硝子は書いてませんが、AGCの方は粒径3~20μmで、リコーの積層ピッチは0.1mmとあります。
ガラスフィラーは大きいイメージがありましたが、3Dプリンタの粉体材料のサイズで十分入るんですね。
日本電気硝子の方は、出力物に透光性を持たせることができるとあります。
ただ、リコーの写真はそのように見えないので、単純に機械物性や耐熱を高めるためにガラスビーズを入れている感じですね。
もしかしたら透光性を出すにはある程度ノウハウが必要なのかもしれないです。
思ったこと
”3Dプリンタの材料”というと、ABSとかPLAとか樹脂の種類を思い浮かべますが、それぞれの材料の中には原材料が入っているということに気づかされました。
よく考えれば当たり前ですね。
ベースレジンだけでなく、フィラーや添加剤など、いろいろな材料を組み合わせて樹脂メーカーは作製していますね。
3Dプリンタで1品モノを作るだけなら、そこまで気にしなくてもいいですが、将来的に3Dプリンタを使って品質を上げようとすると、材料まで踏み込む必要も出てくると思いました。
以上です。