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マネジメントシステム
MSS( Management System Standard、マネジメントシステム規格)とは、 品質マネジメントシステム規格であるISO 9000シリーズや 環境マネジメントシステム規格であるISO 14000シリーズに代表される、「組織が方針及び目標を定め、その目標を達成するためのシステム」に関する規格です。
マネジメントシステムと聞くと、デジタル技術を使ってエネルギーなどのリソースを効率的に使用するためのITITしたシステムをイメージしますが、それではなく、ISOなどの認証機関が定めている規格に関してです。
会社は様々なマネジメントシステムで運営されているようなのですが、末端の一般社員から見ると面倒くさい監査を押し付けてくるイメージしかありません。
私が会社で聞くマネジメントシステムとしては、品質マネジメントシステムISO90001、環境マネジメントシステム14001、労働安全衛生マネジメントシステムOSHMSあたりです。
今まで気づかなかったんですが、ISO以外にもマネジメントシステム規格があるんですね。
労働安全に関してはISO45001がありますが、会社ではOSHMSという呼び方で監査を受けています。
そもそも、OSHMS=Occupational Safety and Health Management Systemの頭文字で、直訳しても労働安全衛生マネジメントシステムということなので、広義にはISO45001もOSHMSに含まれそうです。
実際、Google検索してもISOを包含したような説明でOSHMSについて書かれている場合が多いです。
OSHMSは、厚労省から指針『労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針』が出ているので、”OSHMSの監査”と言われたら、この指針に則った監査を受けているのだと思います。
(実際ここの部分の監査では一部の書類を作っただけなのであんまり理解してませんね…)
ここで書いたもの以外にも沢山マネジメントシステムの規格はあるようですね。
要するに会社をしっかり運営できているか、経営できているか、という点を客観的に評価して、”お墨付き”を受けるためのシステムだと理解しています。
ただ、形だけのシステムではないと思います。
マネジメントシステム規格の認証や維持には、それなりにエネルギー(特に工数的な)がかかりますし、これをクリアできる企業は経営の仕組みがしっかりしていると思われます。
そういう意味で、ISO14001などを取得すると社外にアピールできるんだと思います。
経営に携わっていないとただの厄介事である監査ですが、なんのためにやっているかを理解して、自分に言い聞かせて乗り越えていきたいと思います。
何事も目的が何かをハッキリさせることが大切ですね。
これで終わりです。