【読書感想】Project Management 進化論(1)
こんにちは。
「Project Management 進化論」という本を読み始めました。著者は㈱ビーイングコンサルティングの後藤さん他2名の方々です。
パート5まで読んで、キリが良さそうなのでポイントだと思う点をメモしておきたいと思います。
内容
プロジェクトマネジメントに関する内容です。
どこかで1度は聞いたことがあったり、なんとなく感じている仕事の進め方に関する課題に対して、あるべき姿が整理されて説明されているように感じます。
タイトルには”進化論”とありますが、今のところそれを感じさせる内容ではありません。何となくですが、”プロマネをしっかり学べば仕事のレベルがあがる”という意味合いで使っているのかもしれません。
ここまでの本文中にも”進化論”という言葉はなかったと思います。
以下、各パート毎に箇条書き風メモで記載します。
Part1
プロジェクトが遅れたり、達成できなかったりするときの根本原因をしっかり見極める
不確定性を受け入れる
Part2
マイルストーン毎のODSCを明確にする
O:目的(Object)
D:成果物(Deliverables)
SC:成功基準(Success Criteria)
判断するタイミングを段階的に設定する
判断しなくて良いタイミングを定義する
Part3
タスクは”作業内容”で表現する
タスク間の依存関係を明確にする
1つのタスクの期間は2~10日間になるように設定する
短すぎる場合は他のタスクと結合できないか考える
作業日数の見積もりはザックリでよい
”悪い”マルチタスクに気を付ける
思考の切り替えには、考えている以上に時間がかかっている
Part4
クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント(CCPM)
リソース競合を排除する
Part5
バッファ(余裕)は個人で持たずに共有する
各タスクにバッファを持つのではなくプロジェクト全体でバッファを設定する
タスクごとにバッファが生まれる理由
学生症候群:締め切りギリギリから本気を出す
パーキンソンの法則:時間やお金はあるだけ使ってしまう
早期完了の未報告:早く終わっても良いことがないので、完了していても納期まで報告しない
ここまでの感想
プロジェクトマネジメントで重視すべきポイントが整理され、初心者でも飲み込みやすい量で記載されていると思いました。
ここまで100ページ程度ですが、たくさんの内容が詰め込まれているわけではないので、1度読んだだけでも大枠はつかめます。
1つ1つの内容を実行しようとすると、勇気と根気が必要そうですし、この本だけ読んで試行錯誤するだけでは時間がかかりそうな印象でした。(会社のアピール本なんでしょうね)
良かったと思ったのは、「経験的にこうした方がいいけど…」と思っていたことをはっきりと「こうあるべき!」と書いてくれている点です。あいまいなものを言語化できたような感覚です。
ただ、分かってはいても実行するのは難しいですし、周りの人に上手く説明できる自信がないですね…
この後の章を読んで、自分の中の根拠を固められるといいな、と思います。
今日は以上です。