aebb(アエブ)

aebbです。ど田舎に棲む、言葉をこねくり回している者です。小説や詩を投稿したいと思っています。ずっと一人で書いていたのでお友達ができたら嬉しいです。

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最近の記事

短歌

短歌など誰にでも詠めると嘯くあなたの「好きだ」の一言31分の3

    • 散文詩 鍵っ子の行く道

      鍵っ子が道を尋ねてきた 僕の帰る方向はどちらですか 僕は少しいじわるをして 適当な方向を指差した 鍵っ子はありがとうとお礼を言って その方向へと歩き出した 僕は面白そうだったので 鍵っ子の後をそっと追いかけた 鍵っ子はたくさんの鍵を持っていた 道行く先々でいろんな物を開けていった お腹が空くと適当な家のドアを開けて 台所で夕飯のおかずをつまみ食いした 食べることに飽きたら 鍵っ子は二階へ上がって その家の子どもの部屋らしい部屋のドアを開けて き

      • 爆弾が生えた少年(ウミネコ文庫応募作品)

         ある朝よしおが目を覚ますと、いつもより頭が重たいような気分だった。頭に手を伸ばして触ってみると、頭のちょうどてっぺんの辺りに固い金属のようなものがあることに気がついた。よしおはベッドから起き上がると、急いで洗面所に向かった。台所では母親がよしおの頭を見て、ハッとしたような顔になった。けれど、すぐに目を逸らし「おはよう」と呟いた。新聞を読んでいた父親は、微かな声で「ふむ」と言った。  洗面所の鏡で、自分を見てよしおは驚いた。頭に金属があると思っていたが、それは黒光をした鉄の

        • 一枚詩「飴玉」

          短編小説:元彼とセックスと冥福と

          元彼が死んだと、なぜか元彼の嫁からインスタでメッセージが届いたのは、私は旦那に正常位で突かれているときだった。  旦那は私が他のことをしているときに挿入するのが興奮するらしい。もう随分と私はセックスをSmartNewsやアマプラを見ながらやるようになった。旦那は私が感じると嫌がる。素っ気なくされるのが興奮するらしい。私も旦那とのセックスは大して気持ち良くもないので、助かるっちゃ助かる。「感じたいのだけれど、感じてないふり」をしなくてはならないので若干面倒くさいけれども。結局

          短編小説:元彼とセックスと冥福と

          自己紹介

          aebb(アエブ)です ちょっと遅くなりましたが 自己紹介します。 といっても取り立ててお話しするようなことはないのですが 詩を書いたり、小説を書いたりするために noteに登録しました。 12月32日に生まれました。 好きな食べ物はドーナツの穴です。 aebbの名前の由来はafter end, before beginningの頭文字です。 というキャラ設定もキツくなってきたので ただただ言葉を並べるやつ、とでも思ってくれたら。 ときに読んで「なんじゃこいつおもろい

          短編小説:ちんちん

           旦那のちんちんを舐めなくなって、今日で百日目を迎えた。  人生で初めて舐めた日から考えると百日も空いたのは初めての経験だ。少なくとも一月に一度はやっていたし、彼氏がいないときはセフレがいた。結婚した当初もダラダラと続く関係はあったけれど、相手も結婚しそのうち疎遠になりなんだか面倒くさくなったので文字通り旦那一本でことなきを得ていた。  こういうと旦那は非常にテクニシャンの印象も与えるが、至って凡庸な教科書通りの、まさに子作りのためだけのセックスであった。ただなまじ私の技

          短編小説:ちんちん

          【一枚詩】:受粉

          【一枚詩】:受粉

          短編小説:急須

          誰もいない職場を見渡して、また今日も帰れないなと再びパソコンに向かう。まあ、元々帰れるとは思っていなかったけれど。  仕事が立て込んだときは、職場は戦争状態となる。男と女という性別などどこへやら。明け方になると、そこら中に屍のように人が横たわる。  けれど私はこんな状況が嫌いではない。好んで好きというわけでもないけれど、みんなで共通の目的に向かって身をすり減らすことで、生まれるものがある。 仕事の最中は絶望的なまでに廃人状態になるけれど、出来上がったものをみんなで共有す

          短編小説:急須

          【一枚詩】:今夜一緒に死のう、そして明日の朝一緒に生きよう

          【一枚詩】:今夜一緒に死のう、そして明日の朝一緒に生きよう

          【一枚詩】:大好きなパパ、ママへ

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          【一枚詩】:別れ話

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          【一枚詩】どん底の底

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          詩:鬼ごっこ

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          一枚詩:嫉妬する部屋

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          詩:冬眠明けにて

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