テレビディレクターは能なしか?
テレビは面白くなくなった。
それは、作り手が悪いのか?
放送作家、ディレクター、プロデューサーと会う機会があると私はいつも聞くことがある。それは、今後のテレビについて。
そうすると答えがみな一致する。
それは【 長い年月をかけて、ニュースとスポーツだけがテレビになる。】という事だ。
理由を聞くと、ニュースとスポーツ以外はネットの方が便利。という簡単な話だった。
ニュースとスポーツに関しては、生放送で行われる。それはどの形態も(バラエティやドラマなど)出来ることではない。
事件、事故、地域のイベント、経済の動き、天気予報、試合結果、世界大会、会場の様子など。最新の今!、生放送でなければ意味がない。
そして、テレビで働いたことがある人は分かると思うが、局のネットワーク上に全録の様なシステムがあり、いつでもスキな時にスキな番組を見る事が出来る。(もちろんその局の番組のみ)
局が誕生してから今現在のものまで、膨大な量の放送された番組を見ることが出来るシステム。これがどの家庭でも、どんな状況でも見れるように出来るのがインターネット。
その発端として、現在では各局が様々な動画配信サービス(NHKオンデマンドをはじめ、FODプレミアム、パラビ、hulu、amazonプライム、Netflix)などを展開し、いつでもスキな時に見る事が出来る。
今後、ドラマなどは漫画と同じく完結してからイッキ見をする人が増えるだろうし、バラエティもスキな芸人が出ている番組しか見なかったりすると思う。
ネット上での動画配信サービスでの売上が確保出来る事ができれば、効率よく放送が可能になる。
そして、AmazonプライムやNetflixが筆頭に、もっと面白いコンテンツをたくさん作り出せる日が近い。
特に若手ディレクターは、ネット番組への移行を踏まえ、番組を考えてる。
テレビディレクターは能無しか?
いや、テレビに金がなくなっただけだ。
いつの時代もお金が集まる所に、優秀な人が集まる。
優秀な人が集まる所に、有益なお金が集まる。
早急にネットへの移行を考えなければ、日本のバラエティやドラマは優秀な人が育たず、何も継承されず、過去の先人達を超えることが出来ない。
諸先輩方に、あのころ、テレビは面白かった。けど、ネットの方がもっと面白いね。そう言わせたい。
だから、私はネットでのノウハウを覚え、テレビから抜けた。
このノウハウや稼ぐ方法をいろんな人に伝え、もっとネット番組が面白いものにしたい。