海外を放浪して2ヶ月 なにか変わった?
海外に出てから2ヶ月、早いようでまだ2ヶ月しか経ってないんだという感じもあります。
改めて振り返ってみると、私にとってかなり変化があったように思います。
ターニングポイントはタイの瞑想寺で過ごした10日間です。
瞑想寺の解説や行き方、施設の詳細につきましてはこちらで解説しています。
変化したと感じるポイントは二つあります。
1つは外国人にも積極的に話しかけられるようになったこと。
2つ目は感謝できるようになったことです。
1.積極性
1つ目の外国人にも積極的に話しかけられるようになったことというところですが、以前は受け身のことが多く、話しかけられたら話すか聞かないといけないときだけ話していました。
こちらを読んでいただくとわかると思うのですが、日本でも自分から積極的に話しかけるというのが苦手で、海外にいると英語ができないっていうこともあり余計に苦手意識がありました 。
本当にいやでした。笑
瞑想寺で10日間過ごすということで、日本のヴィパッサナー瞑想では"誰とも話さずに過ごさないといけない"と聞いていたので、そのような過ごし方を想定して望んでいたのですが、 実際に私が行ったところに関しては話してはいけないルールはありませんでした。
私の知り合いが何人もヴィパッサナー瞑想に行っていて、おすすめしてもらっていたり体感を得ていたりしたこともあり、最初はなるべく人と話さないで瞑想に専念しようと思っていました。
途中から私の考えに変化があって、 共同生活をして他の国の方とも話しやすく、留学にきているような状況に近いと思い、人と話して楽しむこと、英語学習に切り替えようと初めて積極的に話しかけてみました。
正直、みんな仲良くなって楽しそうにしてて羨ましいなっていう思いもありました笑
共同生活をしていたこともあり、生活をしているだけでちょっとした会話ができることも多かったので、そこをきっかけにご飯食べる時に混ぜてもらったり僧侶の話を聞きに行くタイミングで会話したり、少しずつきっかけを増やしていくことで顔見知りが増えていしました。
英語は相変わらず苦手でしたが、なんとなくわかってくれたりとか理解しようとしてくれたりして、少しずつコミュニケーションが楽しくなりました。
急激に無理して「誰かとご飯食べないと」「誰かと話さないと」というよりは一人で本を読んだり、一人でご飯を食べたりする時間も大切にしつつ、少しずつ慣れていくようにしました。
『私変わったな』と思ったタイミングは、瞑想寺に滞在した後にタイのパーイに行ったときのことです。
当日決めたドミトリーに滞在したのですが、私ともう一人しかその日は泊まる人がいないと聞いていたこともあり、その人と顔を合わせたタイミングで自分から話しかけました。
自分から話しかけていたことに、後になって自分で驚きました(笑)
最初の話題になりやすい、「どこ出身?」「何日滞在するの?」とか簡単な会話はあまり抵抗なく話せるようになっていました。
そのまま、同じドミトリーの人を自分から夜ご飯を誘って、瞑想寺で知り合った人も含めて3人で飲みに行きました。
人見知り、英語も苦手な私がこんな展開になるとは予想していなかったので、すごく変わったなと感じたタイミングでした。
そこから、外国人ともご飯へ行くようになったりとか飲みに行くようになったりとか、すごく増えました。
私が一番驚いたのが、タイで飲みに行った時のことです。
ラオスからカンボジアに行くために、タイを1日移動するだけだったのでタイの現金を持っていませんでした。
タイで寝台列車に乗る前にちょっと話した方がいて、「ご飯行くけど行く?」って 誘われましたが、私は現金がなかったので断りました。
「 気にしないでいいから行こうよ」って言ってくれて、正直お腹空いてたし誘ってくれてすごく嬉しかったです(笑)
そうしたら、偶然入ったお店の店主が、まさかの日本人だったという面白い展開でした!
駅前に3、4件くらいご飯食べられる場所があり、どこに行くか検討していたところ偶然その日本人のお店に辿り着いていました。
ご飯も美味しいし店主も面白いし、めちゃくちゃおすすめです!
タイのラオス側国境のノンカイ駅の駅前のごはん屋さんです。
ノンカイに行くことがあればぜひ!
性格はかなり変わり、自分がオープンになったからか誘われることも多くなったような気がします。
2.感謝
2つ目は感謝です。
もちろん今までも感謝することはありましたが、より深く感謝するようになったり、感謝が溢れ出てくるようになる感覚になれたりしたことが大きな変化でした。
海外に出たばかりの頃は、何もかもが新鮮で楽しかったのと、『やっと理想の生活ができた!』という思いしかなかったのですが、1,2週間してから変化がありました。
『やりたいことやっていても、こんなもんなんだ』というように物足りなさを感じる自分がいました。
『理想の生活をしているのに、なぜこんな物足りなさを感じてるんだろう』とすごく 疑問に思っていて、『理想を実現したのに物足りなさを感じていたら、これからどうすればいいんだろう』と少し悩んでいた時もありました。
そんな中で迎えた瞑想寺での10日間。
瞑想の最終日、私は瞑想しながらかなり泣きました。
今までの経験や、ネガティブだと感じていたことも、全てすごくありがたかったんだなということに気づきました。
本当に心の奥底から感謝が溢れてくる感覚がわかってから、物足りなさの感覚がなくなりました。
瞑想の滞在が終わったあと、タイのパーイで滞在した場所が、ものすごくいいところで実家みたいな落ち着きのある一軒家のようなところでした。
朝早起きして軒先でコーヒーを入れてのんびりして、ストレッチしてぼーっと外を見ながら『幸せだな』と感じられる時間が本当に幸せでした。
環境を変えることもすごく大切だけれど、本当に大切なことは自分の中にあるんだなということを実感した出来事でした。
私自身、ずっと『幸せになりたい』と思って生きてきて、どれだけ皆が羨むような生活をしていたとしても自分自身が幸せじゃなかったらそれは幸せじゃないという風にずっと思っていて、『じゃあ、どうしたら自分は幸せだと心から感じられるんだろう』という長年の疑問の答えに少し近づいた気がします。