スターバックスの魅力とは何か?

米国のスターバックスは本格的なエスプレッソの提供と職場・家以外の場所サードプレイスとして中興したとされている。

しかし、日本のスターバックスがどのように受容されているか?を考えるときサードプレイスという言葉で納得するのは無理があるだろう。まだルノアールの方がサードプレイスに近い。

スターバックスは甘い飲み物をカッコよく飲める場所

スターバックスで一番飲まれているのはキャラメル マキアートである。他の多くのカフェがコーヒーを提供することばかり考えている中で、コーヒー風味の甘い飲み物のラインナップを揃えている。

パフェだと子どもっぽいという感覚があってプライドが高い人はなかなか頼まないかもしれないが、スターバックスの甘い飲み物はどちらかというとコーヒーに分類して貰えるので大人が堂々と甘い飲み物を飲んでいてもなんだか恥ずかしくない、糖分を欲する大人に逃げ道を与えてくれたのがスターバックスだ。

スターバックスは外から見えることが大事

スターバックスが他のカフェと異なる点の一つに、ガラス張りで店内が見えるという特徴がある。

勿論全てのスターバックスがガラス張りではないし、他のカフェもガラス面が大きいところはある。だが、昔ながらの純喫茶やルノアール、ドトールの外観と比べると敢えて外から見えるようになっていることに気がつくだろう。

こもってじっくり作業をする、本を読むのであればルノアールの方が適切だ。椅子も柔らかいし電源もあるし店内の明るさも異なるし、本格的にするなら会議室を借りられる。ただ椅子と机が欲しいならマクドナルドやドトールの方が安い。

それでも敢えてスターバックスでノートパソコンでメールや資料作成をする人は、「オシャレとされている空間に居る自分が心地よい」ということであり、自分の服を着飾るように自分の居場所を着飾っていると考えるべきだろう。故に、外から見えることはスターバックスユーザーにとって恥ずかしいことではなく寧ろ積極的に見られたいのである。