Affinity Photo で「コンテンツに応じた塗りつぶし」ができる
少し前まで、”写真の中の何かを消す”と言えばAdobe Photoshopにしかできないようなことだった。しかし最近はAffnity Photoも進化していて、そのクオリティが十分高い。
最初の画像はこれ。「この文字邪魔なんで消せないかな?」というケースはよくあることだ。
背景がグラデーションだし、一見すると難しそうなのだが、Affnity Photoのブラシを長押しして「インペインティングブラシツール」を選択すると、Photoshopの”コンテンツに応じた塗りつぶし”と同様のことができる。
該当箇所を塗りつぶして
終了
近くにもテキストがあったりすると、何度も繰り返さないと綺麗にはならないが、より画面が単純になっていくように計算されているようだ。
必要な画像形式で吐き出して完了。
完成後の画像。Webサイトで使う画像程度なら全く気にならないだろう。
なぜ、Affnity Photoを推奨するかというと、AdobeのCCプランとの組合せを推奨するからだ。
Adobe製品の中で、業界スタンダードになっている上に互換性の高いソフトがないと言えばAdobe Illustratorで、AIデータで入稿することからは避けられない。
Adobeのサブスクリプションプランは、単体プラン、フォトプラン、コンプリートプランなど様々あるが、Illustratorをマストアイテムとすると、単体プランかコンプリートプランかに絞られる。
Premiere ProやAfter Effectsも業界スタンダードと言っても良いくらいに普及しているので、割り切ってコンプリートプランにするのも手だが、宣伝部・マーケティング部・広告代理店営業・広告代理店プランナーなどの場合、毎月6000円も払うほどに他のソフトを使うのかというと、そうでもないだろう。
そういう場合は、単体プランにして、Premiere ProとAfter Effectsの代わりにDavinci Resolve (及びFusion)を使い、Photoshopの代わりにAffnity Photoを買う方が安い。Affnity Photoは今から買うならほぼ十分な機能があると言えるだろう。