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検査の基本と新コロと(おまけ編)
凝り固まらずに気楽に議論すべき、と書きましたが、最低限の理論なくして議論はできません。
下手するといつもの「ぼくのかんがえたさいきょうのコロナりろん」が大量発生してしまうので、少々補足します。
検査拡大に関しては、事前確率が高い順番に慎重に行わないといけません。事前確率の高い順番は、以下のようになります。
1)COVID-19を疑う症状を有する患者
2)無症状のクラスター追跡
3)無症状の医療職エッセンシャルワーカー
4)無症状の非医療職エッセンシャルワーカー
この順番を間違えると問題なのは、検査の無駄打ちが増えて「お金と医療資源が無駄」なのと、検査陽性率が低くなるので「検査が充足していると誤判定される」ことです。
COVID-19対策を考える上で、検査の充足具合を考えるのはとても大切。なぜなら、検査資源はドラえもんのポケットから無限に出るわけではなく、試薬からなにから輸入するなり自国で作るなり、準備が必要だから。危機管理としては、自国で生産したいところですしね。
あと、出口のフローと誤判定時の問題。ここは法律や公衆衛生の専門家にお願いしたいところです。