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メンタルは、"強い"ではなく、"うまい"?

メンタルが強いと、何事もうまく行かせられる。
スポーツのスターも、ビジネスの成功者も、アーティストも、それぞれ様々な能力をもって、成功している。

でも、少なくとも1つ共通するものがあるとすると「メンタル」ではないかと思うのです。

何かをやり続ける、下積み時代を耐え抜く、逆境を跳ね飛ばす。
いずれも、メンタルが強くなければできないことだと思います。

ただ、「メンタルが強い」という表現をしてしまうと、
何があってもへこたれない、負けない、打ち抜かれない「盾」のようなものを想像してしまっている人が多いと思うのです。

それをどうやって強くするかというと、打たれ続ける修行をする、みたいな印象をもってしまうと、そもそもメンタルが弱い人からすると最初の一歩に矛盾が生じて、「メンタルが弱いから強くなれない」という一見当たり前な結論に帰結してしまうのではないかと思います。

私は、メンタルの強さは、「うまさ」と捉えており、
その源泉は、思考力・解釈力にあると考えています。

例えば、何かとてもよくないことが起きた時、
「あ、最悪だ」と感じるがままに思う人=メンタルが弱い人
「お、なんか次のドラマが始まるのかな」と思考を転換して、ワクワク感からスタートできる人=メンタルが強い人、
ではないかと思うのです。

だから、弱い人から見て、「なんで、あんなことに耐えられるんだろう」と思っていることは大抵、強い人からすると「スリル満点で楽しい!」と少しぶっ飛んだ思考をしているのではないかと思うわけです。

これって、起きる前から
「何かが起きた時、それは全て自分のために起きる」ということを信じ続けて準備をしておき、
起きた瞬間、「さぁ、来たな。どう調理してやろうか」と事件に入り込めることができれば良い。

最悪な状態でも、「生きているから、負けてない」と思えれば良い。

これは1つの思考法であり、訓練するとそれほど難しくないことだと思うのです。

もちろん、全員が明日から身につけられるというものではないのですが。

もし、ここに共感される方がいれば、1つ宿題です。

今日起きる、1番のネガティブな事象が起きることを楽しみに待ってみましょう。
そして、起きた瞬間に、「よし、来たな。」と心の中で呟いてみましょう。

もし、隣でその反応をみている人がいたなら、
その人からして「メンタル強い人」になっているのではないかと思います。

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