不自由という神様からのギフト。
10日間、「歩行」能力を奪われた
ある朝、ひどい二日酔いで柔らかいクッションの上で持たれるようにして寝ていたのです。2時間ほど寝て、ふと起き上がる時に、ビキっと腰に電流が走るような感じがしました。
「あ、やってしまった」と思いました。
その時は、ぎっくり腰だと思いました。それまでに何度かやっていたことがあるので、また来たな、と。
そのため、2日ほど安静にしつつ、コルセットを調達してあと数日で良くなるもの、、、と思っていました。
しかし、いつまで経っても良くなりません。
発症から9日目に、また、まともに立ち上がれなくなったのです。
10日目に少し痛みが和らいだところで、時間を見つけ、病院に行きました。
そうすると、「これは、ヘルニアですね。しかもひどいですね」とお医者様。
もしかしたら、ぎっくり腰 → ヘルニアへのステップアップをしていたのかもしれませんが、最初からヘルニアだった可能性があります
確かにきっかけは何か重いものを持ってとかではなく、
二日酔いでクッションの上で寝ていて起き上がった時に来た感じでした。
つまり、慢性的にダメージが溜まっていて、ここで爆発したのではないかと。
10日経って良くならない、むしろかなり悪化してまともに立てなくなったので、おかしいなと思い腰を引きずりながら(?)、病院に行きました。
病院では、即効性があるとのことで、注射を打ってもらい、たくさん薬をもらいました。
立ち上がれるようになるなら、と薬を飲み、翌朝はまだ壁に寄りかからないと歩けない感じでしたが、朝も薬を飲むとだいぶ楽に。
そして、デスクワークをして、昼頃に立ち上がると、、、かなり普通に歩ける!
感動しました。
歩くことができることに感動しました。
我が子が初めて歩くことができた時以来の、歩けるようになることへの感動でした。
ここ2、3日は夜に激痛がきて、オフィスチェアに座っていること自体もつらい感じでしたので、
薬のおかげか、注射のおかげか、普通に立って真っ直ぐに歩けることが、とても感激でした。
当たり前は、当たり前ではない
普段は、当たり前と思っていること、
でも、できなくなってみると、その当たり前がとても特別で、すごいことなんだという事に気づけました。
当たり前に仕事ができていること、
当たり前に子供のサッカーに付き合えること、
当たり前に行きたいところに行き、また帰ってくることができること。
そんなことへの感謝を感じられるようになりました。
世の中には、自分が当たり前だと思っていることをできない人もいるということです。
誰でも、それができるのに、やりたいのに、迷ってしまう時があると思います。
挑戦できる資格(歩ける)があるなら、行きたいところに向かって行けということを教えられた気がします。
「不自由」という名の、神様からのギフト
何かを奪われる、不自由になるというのは、その瞬間はとても辛いですが、いろんな教訓や学びが潜んでいるということだと感じました。
今、あなたにつらいことはありますか?
悲しいことはありますか?
逃げ出したいことはありませんか?
「なぜ、自分だけが・・・」と恨んでいませんか?
それは、本当につらいし、避けられるなら避けたいですよね。
でも、なってしまった。起きてしまった。その事実はもう変えられません。
でも、それを1つの経験というギフトとして考えられないでしょうか?
何か教訓や示唆を、神様があなたに伝えようとしているのだと。
もちろん、今はそう考えられなくても構いません。
もし、数日、または数ヶ月たった時に、その経験をそういう風に捉えてみてください。
つらいことは避けたいのは当然ですが、
なってしまった時、それは神様からのギフトだと思うのです。
辛ければつらいほど、あなたの人生を豊かにするヒントがそこにあります。
それを見つけた瞬間、その辛さは「良い経験」となり、
起きてしまったことへの「恨み」は、「感謝」へと変わるのです。
誰もが同じ経験をするわけではありません。
その経験は、あなたのストーリーの一部です。
その「負」のストーリーは、あなたのストーリーを面白く、そして豊かなものにしてくれるはずです。
つらいことを経験している、あなたへ。
おめでとうございます。
あなたは、神様から認められたのです。
あなただからこそ、その経験をさせられているのです。
他の人だと、耐えられないかもしれないからです。
あなたなら、耐えられる、乗り越えられる、それを糧にできる人だと。
あなたのその経験は、きっと人を助けることや、社会の一員として社会に貢献することにつながります。
その経験を十分に味わいましょう。
そして、それを人生に活かしましょう。
あなたは、他の人が持っていない「経験」を手に入れたのです。
それは、他の人には、経験しようと思ってもできない経験なのです。
それは、神様からの「ギフト」なのかもしれません。