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当社の事業ミッション「Web担当者をスター社員に」について
我々の事業ミッションは「Web担当者をスター社員に」というものになりました。
もしかしたら、随分小さなものを掲げているな、と思われるかもしれません。
当社はビジョンをまだ打ち出していませんので、他社に比べると「世界を変える!」とか「広告業界にイノベーションを!」と行った壮大なものではなく、とても現実的で面白みのないミッションだと思われるかもしれません。
でも、我々はこのミッションを発案した時、全員一致で同意しました。
なぜ、そんなミッションなのか。
色々理由はありますが、一言で言うと「現場感」という所を、我々がとても重要視しているということです。
もちろん、世界を変えるのは簡単ではありませんが、同様に我々を信じて利用してくれるユーザー1人の成功を支援することも、そう簡単ではないと思います。
もしかしたら、世界を変える方が簡単な場合もあるかもしれません。
世界に新しい概念を提唱し、学問的に認められると世界は変わっていくかもしれないのですから。
ただ、その場合、社会風潮だけ変わり、実質は何も変わっていないということがたくさんあると思うのです。
例えば、「AI(人工知能)」。(いつもAIを槍玉にあげてすいません。それくらい注目されている存在として)
これは「AIが世界を変える!」と叫ばれて久しいですが、我々の生活は変わったでしょうか?
もちろん、変わった人もいるでしょう。
でも、実質、そんな影響がないのではないでしょうか?
我々は、この空気を掴むような感覚の世界変革を目指したい訳ではないのです。同じ労力をかけるならば、目の前のWeb担当者が1人1人成功していく世界を作りたい、と。
我々にとって重要なことを、とことん考えてみました。
なぜ、我々は働くのか。なぜ我々は起業までして挑戦しようとしているのか。
この事業をやろうとしているのが、なぜ我々なのか。
色々考えた結果、
我々は、我々を信じてくれる人を、心の底から喜ばせたい、という想いに至りました。
「信じてよかった」と必ず言ってもらうことが、我々が命を使ってやること(使命=ミッション)だと考えたのです。
我々は、テクノロジーの会社とみられたいと思っていません。
我々は、AIの会社でもありません。
我々は、サービスを通して、あるべきマーケティングの姿を実現する世界を作りたいと考えています。
ただそこに、テクノロジーや統計学、AIが、道具として必要だったということなのです。
そして、我々は新しいやり方、手法を提案していかなければならない立場であると考えています。
やりたいこと(=既に顕在化したニーズ)ができるようになったということは、我々のドメインではありません。
こうしたらどう?というインサイト(=顕在化されていないニーズ、隠れたニーズ)を形にしていくのです。
それには、賛同いただくだけでなく、実際にやってみるという協力者が必要です。
我々は、この協力者を必ず成功させなければならない、と考えたのです。
我々は営業をしていて、二種類のタイプがいると感じています。
「他社がうまくやっているやり方を教えて」という人と
「こういうことをやりたいけど実現できない?」という人です。
後者のスタンスでないと新しいことはできない、と感じています。
他社がうまくやっている方法を取り入れた人は、困難に直面した時に乗り越えられないと思うのです。
もちろん、そのやり方が間違っているとは思いません。
とても効率的なやり方だと思います。
しかし、時代は常に変化をしています。
そこを切り開いていく人が大きく世界を変えていきます。
だから、我々の発想を信じてくれる5%、いや1%もいないかもしれない協力者を確実に成功させる必要が我々にはあるのです。
その集積こそが、世界を変えることになる、と信じているからです。
Web担当者は、日本企業において無難に生きるなら、オペレーティブに徹すれば良いでしょう。
リスクを排除し、他社の成功事例を取り入れる。他社の成功事例が失敗しても、責任を問われることはないでしょう。
でも、考えてください。
Webは、もはや企業の顔になりつつあります。
2019年Web広告費がテレビ広告費を抜き、テレビからWebへシフトが走っています。
Webでは顔は見えないですが、多くのお客様が来店されます。
Webサイトは、その顔なのです。
無難にやっている企業は、その色が少なからず出るでしょう。
これは中長期的にも、会社の業績に大きく影響を与えることでしょう。
能動的な仕掛けをして得られたデータを通して学ぶことで、大きな気づきを得られます。
でも、仕掛けをしていない企業には、残念ながら一切有用な一次データは入ってきません。
AIに頼って楽をしても同じです。
短期的には何の支障もないでしょう。
でも、中長期では、その思考停止による腐敗の影響は、組織を食い尽くします。
我々は、これを止めたいと考えています。
だから、その先端にいるWeb担当者を、我々は輝かせ、スター社員にする。
Web担当者が、新たな仕掛けをして、企業の新しい目を生み出すことができるのです。
それは、企業を腐敗から救う可能性があります。
だから、「Web担当者をスター社員にする」というミッションなのです。
つまり、我々のサービスの利用者は、「仲間」ということもできるかもしれません。
我々は、仲間を助けることをミッションにしているとも言えるのです。
また、このミッションにすることで、我々の視点はどのレイヤーにおいてもブレないのではないかと考えています。
我々は常に貢献できる方法を奔走して探して、この目標に向かうことができます。
テクノロジーを使わなきゃダメ、とかAIを使わなきゃダメもなく、
「Web担当者をスター社員にすること」が弊社の役割であり、経営陣の役割は、そのための環境や武器を整えることにあります。
そして、その結果、世界を、業界を変えたい、そう考えている会社です。
もっとプロダクトがしっかり成熟していったら、壮大なビジョンを言語化し、公開して行きたいと考えています。
今は、ミッションを、使命を果たすことに全力を注いでいきたいと考えております。