見出し画像

創業から5年の右往左往と、社名変更に至るまで

はじめまして、私は株式会社Insight science(旧社名:株式会社エフォートサイエンス)の代表をしております、村上と申します。

2021.2.1に社名変更(加えて、本店移転&役員改選)を行い、新規一転頑張っていくこととなりました。


本日は、その想いやこれまでを振り返って、社名変更への想いを書いてみようと思います。

もちろん、社名を変更しただけで、まだ何も成し遂げていない、これからの会社です。なので、noteで偉そうに書く立場ではありません。

しかし、個人的には、とても大きな変化がありました。

今回の社名変更は、新しい企業を創業する感覚で行います。

そこに至るまでには、たくさんの過ちと少しのよかったことがありました。ここに、我々の決意を示したいと考えました。

また、これから起業しようとされている方にとっては、私の犯した過ちを繰り返さないことには多少役立てるかもしれません。

起業した背景

弊社の創業は、2016年1月になります。
私自身は、それまで起業に憧れてきたけどなかなかできず、平凡なサラリーマンから一念発起して会社設立をしました。

「なかなか起業できず」の理由は、今から考えると、自信と勇気がなかったからだと思っています。

結果、ようやく創業できた時も、特に自信があった訳ではありません。
ただ、「なんとかなるだろう」くらいに考えてしまっていた(というか、それくらいに考えることができた)から、起業ができたのです。

では、なぜそんな自信がないのに起業ができたかというと、
「34歳までに起業する(社長になる)」と決めていたからです。

いつ決めたのか、というと、その20年前、私が14歳(中学2年生)の時です。

こういうと、「すごい!」と思われる方が多いのですが、全然すごくないのです。実は、とても恥ずかしいくらいのストーリーです。本日はそれをさらします。

当時、私は身長がとても低く(クラスでも1番か2番目に小さい、見た目は小学生)、そして何の取り柄もない平凡すぎる中学生だったのです。

サッカーをやっていましたが、背も低いので、当然足も短く、ひょろひょろで筋力もなく足が遅く(長距離は多少得意でしたがそれも中の上)、全然ダメなお荷物的な存在でした。(でも、サッカーは好きでした。)

多分、この時のコンプレックスが、後に社会人になった時にお荷物には絶対になりたくないという強い思いに繋がっているんだと思います。

裏を返すと、それくらいいなくて良い存在だったのです。

勉強は多少はできたと思っていますが、これも中の上くらいのとても自慢できるものではありませんでした。

キャラクターも今と変わらず、目立つ存在でも全くなく影の薄い存在だった。

総じていうと、存在感のない、しがない中学生だったのです。

当時は、そんな自分自身にとても強いコンプレックスを持っていました。

周りの生き生きと活躍する同級生をみて、いつも惨めに感じていた記憶があります。

そんな自分が心の底から、"嫌い"でした。


そんなショボい中学生が、「社長になろう」と思ったきっかけは、なんとテレビドラマでした。(ショボい。。。)

当時、織田裕二さん主演の「お金がない」というテレビドラマが放映されていて、そのドラマ自体もですが、特にエンディングが大好きでした。

ドラマの内容をざっくり言うと、織田裕二さんが演じる貧乏サラリーマンが、大企業でのし上がっていくお話なのですが、エンディングは、社長になって、出社から社長室までいくシーンを映したものでした。(実際のドラマのストーリーではそうならず、独立するのですが)

その成り上がり感(逆転感)にコンプレックスだらけの私が興奮を覚えないわけがありませんでした。

自分のコンプレックスを吹き飛ばすには「社長しかない!」と、盛大に勘違いしたのです。

そこからは、もう勘違いの連続です。全ての人生における選択は社長になるためでした。

そして、やってしまいます。美術の授業の「20年後の私」というテーマに、そんな地味で目立たない小僧が「社長になる」と自画像の横に大きく文字を添えたのです。。。クラス内で堂々とさらされました。

これが、社長になりたいと私が思ったキッカケなのです。

このショボい中学生は、20年後にその呪縛により(?)、晴れて独立することができたのです。

今の私は、このショボい中学生(過去の自分)の勘違いにとても感謝しており、人生最高の勘違いだと思っています。当時抱いていたコンプレックスがあって良かった、と心底思っています。

それから創業するまでの人生は、私の目標は「34歳までに社長になる」一本です。

そうなんです。手段を目的化し、目標にしてきたのです。

今ではビジョンや野望を偉そうに言ってますが、当時は自分のカラを破ることが、最大のミッションだったのです。

他人のためとかでなく、完全に自分のため、自分を救うための唯一の方法だと考えていたのです。本当に、そんなやつが「社長になる」と豪語している中で、殴って「目を覚ませ」と言わなかった周りの知人・友人は寛大です。

これが社長になりたいと思った、本当の理由です。

本当に恥ずかしいくらいのスタートです。

ちなみに、幼稚園の時の将来の夢は「ガードマン」でした。「旗を振るのが好きだからです。」としっかり音声(カセットテープ)に残っています。生まれながらにして、センスのネジが何本か飛んでいたことは、この話からしても疑いようがないと思われます。

エフォートサイエンス、創業

2016年1月4日。
私は、兼ねてよりの夢であった起業を果たしました。

目的化された手段がついに達成されたのです。

社長になるという夢は叶ったのですが、もちろん、社員ゼロ、誰でもできることをやっただけではありましたが、嬉しかったです。

しかし、キッカケとしてはダサいですが、起業できたことは私にとって良いことでした。

しかし、目的化された手段を20年追ってきた青年ですから、当然何の知識も持たずに起業しており、最初から過ちを犯します。

その最たるものが、完全なるプロダクトアウトで、サービスを作っていってしまったことです。

ちなみに、この時のサービスは少々ピボットを経て、今もサービスを継続しております。(これが現在の「アドサイクル C-MAKER」です。)

しかし、私はスタートアップや事業創造を完全になめていました。


1人でできると勘違いしていました。

自分が欲しいプロダクトなのだから、みんな絶対欲しいはず、と疑わず。

ヒアリングもロクにせず。

こんな状態でした。

時間をかけてプロダクトを改善していけば良いだけだと、考えていたのです。

その結果、4年かけて連続赤字、資本金をほぼ使い切り借金で食いつないでいる状態でした。

その過程で「リーンスタートアップ」や「起業の科学」という書籍に出会い、読み込んで私は大いに衝撃を受けました。

自分がなんと愚かだったのか、とすごく思いました。
なぜなら、全然やり方が違ったから、です。

それらの書籍によると、「まず、聞きまくれ、人が欲しがるものを作れ」、とあります。「求められる前に作るな」、と。

全部、逆でした。

作ったら、売れると思っていた。

もちろん、中小企業診断士の端くれとして、プロダクトアウト、マーケットインという言葉は知っており、意識はしていました。

でも、概念と実際は、ものすごく乖離があります。

「こんなの欲しくないですか?」「いいね?」ということがあると、「マーケットイン」と勘違いしていたのです。

UX(ユーザー体験)を大きく軽視してしまっていました。そこに気づいていなかったのです。


売れないのは、機能が足りないからだと思っていました。

プログラミングは大好きで、どんどん機能を増やせば、いずれみんなが欲しがるものになると考えてしまっていたのです。

こんな状態で鳴かず飛ばずという状況が続き、4年目に入った頃には「サラリーマンに戻って週末起業に戻すか」、と本気で検討したこともあります。

加瀬(現取締役)との出会い

しかし、こんな失敗だらけでしたが、いくつか良いこともありました。

数少ないですが、私の夢を買ってくれるお客様が少ないながらにいたことは、私の最大のモチベーションでした。

私は、この時に手を差し伸べていただいた方々への感謝は人生をかけて返す決意をしています。

でも、どんなにモチベーションがあっても、決意をしても、プロダクトはよくなりません。売れません。そうすると何も変わらないのです。

そんな時、でした。
私が作っている「クリエイティブ」に関わるソリューションの思想を理解し、共感してくれる人物と会ったのです。

それが、現在弊社の取締役である加瀬、でした。

加瀬は、当時同じシェアオフィスに在籍していた会社に所属しており、クリエイティブに関わるコンサルティングの仕事をしていました。

サービスのコンセプトを話すと大いに共感してくれ、「一緒にやりたい」と言ってくれたのです。

当時、私自身はそれが現実的に思えず、一旦は流れたのですが、
その翌年に、加瀬自身が独立して会社を立ち上げました。

その時に、加瀬は謎の行動をとりました。

それは、わざわざ自宅から遠い、弊社が在籍していたシェアオフィス(元々我々が出会った日本橋のシェアオフィス)を本店にしてわざわざ創業をしたのです。

「なぜですか?」と単純に疑問だったので聞きました。

そうすると「村上さんと一緒にやるためです」と返されたのです。

その理由を聞き、正直とても嬉しかったのを覚えています。
「やりましょう」とその場で返した記憶があります。

その加瀬が創業した会社名が、株式会社Insight compassでした。

「株式会社Insight science」の、誕生。

その後、加瀬の会社に合流した高橋を含む3名で、今から1年半ほど前(2019年の秋頃)から、新プロダクトの構想をずっと話し合ってきました。

時には合宿をして夜通し話したり。

私自身、元々考えていた構想に、

加瀬の会社で感じた業界に対する問題意識がピッタリと一致し、そのプロダクトの開発は進んでいきました。

これは、「多くのWebマーケターを救えるかもしれない」と。

20年間、目的を手段化し、自分のために生きてきた人間が4年強の創業によるリハビリ期間を経て、「他人のため」の視点を身につけられた瞬間だったと思います。

しかも、それまで作ってきたプロダクトとも強く関連し、それまでの研究や資産が活かせるプロダクトだったのです。

新しいものが、どんなプロダクトかというと(これは別途どこかで公開していく予定なのでここでは簡単に)、

それまで「クリエイティブを制作する・検証する」ことに主眼をおいていましたが、そのプロダクトは「Webマーケティングの状況を可視化するもの」でした。

我々3名全員が、Web広告に関連する領域でキャリアを積んできました。

その3名で話し合う中で、長年解決されていない課題がたくさんあることに結論が到達していました。

ターゲットは「クリエイティブ」です。

私は、エフォートサイエンスを創業以来、クリエイティブを数学化しようと研究と実験と失敗と開発を繰り返してきました。

加瀬と高橋はInsight compassにて、「クリエイティブ」を改善する運用サービスを軸に、現場にある課題を解決する取り組みを続けてきていました。

この視点を融合した先に、「クリエイティブの未来がある」と信じるに至ったのです。

そこから半年して、基本的なプロトタイプが動くようになり、3人で「これはいける。多くのマーケターを救え、喜ばれる片鱗が間違いなくある」というところまで自信をつけました。

その後、多くのECマーケターの方に協力いただき、ヒアリングをさせて頂きました。

そこから数ヶ月なんどもデザイン案を吟味しながら、創り込んできました。

これで勝負する。この決心をしました。

そこで、3人を取締役体制へ変更し、社名も変更し、心機一転、事実上の再創業をしよう、と考えました。

2021年2月1日。

これが、Insight compass + エフォートサイエンス = 株式会社Insight scienceが、誕生しました。

[気づき]「会社は一人でやるな。」

私自身、今から考えて本当に愚かだったと思うのは、たくさんあるのですが、以下が最も大きな過ちだったと言えるでしょう。

・自分が「1人でなんでもできる」と思い込んでいたこと
「自分が欲しいものは他者も欲しい」と思い込んでいたこと
・多少、「UXが悪くても頑張って理解してくれる」と思い込んでいたこと

とにかく、思い込みです。

想いは人一倍強かったので、かなり信じ込んでいました。

そしてその思想が、生まれた最大の理由が、「一人でやっていたから」だと思っています。(一人会社が問題ではなく、周りに事あるごとに目を入れてもらうことが、できていなかったのです。)

一人でやると、意思決定は確かに速いのです。
作りたいものはなんでも作れました。

一方チームになると、ミーティングまで待たなければならないもどかしさを覚えたことも事実です。

でも、誰かが違和感を感じると、ふと間違いに気づくのです。
話し合うことで、違う案が出てくるのです。作る前に気づくのです。

一人でやると、作ってからしばらくして気づくのです。速い速いと思っていた方法は、実はとてつもなく非効率で遅い方法だったのです。

私は、恥ずかしながら、このチームの力を、全く知らなかったのです。

もちろん、我々は、まだスタートラインにたったばかりです。
これからまた同じように失敗し、反省することは山のように出てくるでしょう。

でも、もう一人ではない。
こんなに心強いことはありません。

そして、我々には想いに賛同してくれるお客様(パートナーと呼んでいます)がいます。

ありがたくも、お金を頂きつつ、改善のフィードバックをいただく形で、ある意味参画頂いているような形で進めさせて頂いています。

つまり、神様のような存在です。恵んでくれた上に、恵んでくれる存在です。(もちろん、必死で返して、GIVEができるものを常に探しています。また、恩返しする負債が増えましたが、何がなんでも必ず返します。

我々のプロダクトは、プロダクトそのものではなく、「夢」と「志」だと思っています。

だから、今のプロダクトの価値を急ピッチでどんどん上げていかなければなりません。

業界に入って15年。創業して5年。ずっと「クリエイティブの科学」だけを考えてきました。アイデアだけは死ぬほどあります。

構想をお話しするだけでいろんな方に興奮していただいたアイデアも、あります。

スタンドアローンで動かせるプロトタイプもいくつかあります。

しかし、優先順位は、チーム、パートナーやお客様と決めていきます。

もう、一人じゃないから。

社名「Insight science」の由来

ちなみに、「株式会社Insight science」という社名は、顧客のInsight(インサイト)を科学(サイエンス=science)するという意味が込められています。

わかりにくい言葉を2つも組み合わせしていますが、言葉の意味をきちんと把握すると社名を見るだけで原点に戻れる名前であると考えています。

「インサイト」とは

「インサイト」は、マーケティングの現場では多様されますが理解の難しいワードでもあります。「人を動かす隠れた心理」という意味であり、潜在ニーズと違い、まだ欲求すらない(気付いていない)心理です。

つまり我々は「Needs science」ではないのです。まだ気づかれていない新しい価値を提案するから「Insight」というワードでなければならないのです。

要するに「あなたの作業を代わりにやりますね、ではない」ということです。

我々は、近未来を予測し、新たな価値提案をする会社なのです。


「サイエンス(科学)」とは

「科学」もわかるようでわからない言葉と言えるかもしれません。

そのものの意味は「一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動。また、その成果としての体系的知識。」です。

ただ、これだと難しくてよくわからないですよね。

我々としては、こう解釈します。

「何か起きた事(データ)を分析する事で、それを再現可能な成功手段にするための因子(ナレッジ)を抽出・蓄積・整理すること」と捉えています。

もっと簡単に言いましょう。「過去の事象から、確からしい成功因子を人に提示する取り組み」であるのです。

scienceはintelligenceではありません。AI(Artificiel Intelligence、人工知能)が流行っている中、我々は人に変わる知能を創ろうとしているのではないのです。人を、より成功に導くための再現性に重点を置いています。(もちろん、AIは手段としてはフル活用していきます。)

例えで言いましょう。とてもすごいAIがあって、Webで何でも売ってきてしまうというものがあったとしましょう。ある、全然売れないスリッパを作っている企業が、このAIによってバカ売れしたとします。

これは、果たして、この企業にとってハッピーな事でしょうか?なぜ売れたかはわかりません。AIがすごかったと。

でも残念ながらこの会社は、このAIなくして、バカ売れするシューズは作れません。スリッパにしても、なぜこの会社が作る必要があるのでしょうか?

我々は、こんな悲惨な状況を望んでいません。scienceします。

スリッパが10個しか売れなかったのに、15個になった。その理由はおそらく〇〇の影響が30%、■■の影響が12%ありそうです。もしかしたらその売れないシューズにも、〇〇と■■をやってみると、少し売れるようになるかもしれませんね。やってみませんか?

これが、scienceだと思っています。〇〇には、例えば「ユーザーの利用シーンを考え抜いたコピー」とかが入ると想像してください。

この企業は2回目、3回目と再現できると、強い企業になります。AIのようにバカ売れしないかもしれません。でも、この企業の存在意義、持続的成長性は明らかにscienceの方が強くなると考えるのです。

AIがscienceではないとか偉そうに言ってすいません。あくまで、これは私の定義です。


つまり、「Insight science」は、「まだ欲求ですらない顧客の深い行動心理を、分析を行うことで再現性を以って活用可能にする」という意味になります。

Insight scienceを行う企業(提携・利用を頂く企業)は、天才マーケターを排出する企業になって頂きたいと考えています。

これが、社名に込めた意味です。


ここからは、副音声です。

実は、この社名変更には、結果的に私の思い込みによる過ちを2度と繰り返さないという想いが刻まれています。

社名変更により「サイエンス」は変わらず、「エフォート」が「Insight(インサイト)」になりました。

つまり、それは「どんなに努力(エフォート)をしたって、人が欲しがるもの(インサイト)を捉えていなければ、科学しても売れない、ダメなんだ」、という教訓です。

エフォートして生み出すプロダクトアウトではなく、人が欲しがるまだ具現化されていないものを組み入れようとするフェーズになった、ということが刻まれていることにもなったのです。

言い換えると、「エフォートサイエンス」は研究開発型企業であり、「Insight science」はビジネス型企業であると言えるかもしれません。

それぐらい、私の中ではシフトチェンジをした意識でいます。

Insight scienceのミッション(使命)

我々の現在のミッション(使命)は、「WEB担当者をスター社員にする」ことと掲げています。

Webマーケティングにおいて、「運用」が重要になっていますが、この業務自体はとても地味で大変なものです。

データを集めることに何時間もかけ、それを集計し、時間をかけてデータを読み取ったりしなければなりません。

広告のターゲットは無数に細分化されており、何十本、何百本ものクリエイティブを管理し、可能な限り手を打っていかなければなりません。

つまり、Webマーケターの仕事はとても大変なものなのです。もちろんそれ以外の仕事(在庫管理、リソース管理、プロモーション計画、CRM分析など)もたくさん抱えているのです。とても過酷な業務と言えるかもしれません。

それなのに、Webマーケターは思いのほか、クローズアップされにくい目立たない存在であるかのように思えます。

商品を創る側の方が功績が大きくみられやすいというか、マーケターは、それを流しているだけという印象でとらえる人もいるでしょう。

しかし、これからの時代はその両者が連動していく必要が出てくると考えています。上記のイメージをされる方はマーケティングは一方通行のイメージをされていると思います。

・商品ができた → 広告(CM放映など)した → 売れた

でも、(少なくとも)Webマーケティングにおいては続きがあります。

・商品を改善した ← インサイトがわかった ← ユーザー行動分析

つまり、フィードバックサイクル化する(逆の流れも発生する)ことが可能なのです。


ただWebマーケティングをしていればOKということでもありません。そこから得られるデータをきちんと捉え、分析し、科学する努力が必要です。

昨今、この大変さから逃れるためにAIが使われる文脈が増えてきました。

しかし、言いにくいですがズバリ言わせていただくと、ここから逃げてはいけません。AIは手段です。手段を目的化してはいけません。(「お前が言うな」、という言葉は胸にしまってください。)

これは、長期的には、貴社の存在意義に関わります。

上述のフィードバックサイクルを構築できるか否か、の戦いなのです。ここに強い意識を持つ御社のマーケターを重宝してください。

これからWebマーケティング主体で戦っていくにあたり、競争力を維持・強化するために、とても重要な事なのです。もしかしたら本当に10年後の生死を分けるかもしれません。

ただ単純にAIに逃げると、ナレッジは貯まりません。

経営陣がここに意識を持っていないと、コスト削減の意識、効率化の意識、属人性排除の意識からAIに流れるのは当然のことでしょう。

『「クリエイティブ」なんてAIが作れるんでしょ、予算削減ね』とするか、『「クリエイティブ」はお客様への手紙であり、反応はその返信だ。とにかくこだわろう』とするかで、大きく変わるでしょう。

しかし、繰り返しますが、そんな状況であっても踏ん張って、なんとか次に繋がるナレッジを得ようと頑張っているWebマーケターがたくさんいます。

でも、今そのマーケターたちは、ほぼ素手で戦っています。もはや勝ち目のない戦いになってきています。

その武器を提供するのが我々のミッションなのです。

だからこそ、我々はこれらに取り組むWebマーケターを守り、手を差し伸べ、輝いてもらいたい(=スター社員にしたい)と考えています。

ソリューションの使い方がわからなければとことん一緒に考え、型を作り、一緒にその仕掛けをすることもあります。もしかしたら、苦労話を聞いてあげる事で成功に繋がるなら、それでも良いのです。

これが、我々のミッションです。

「社会を変革する」「社会にイノベーションを」と言ったカッコいいミッションでは全くありません。それは、一人ひとりが何をやるべきか、何をやらないべきかが考えられるミッションにしたかったからです。

我々は、社会にソリューションを提案し、テクノロジーやAIやありとあらゆる手段を使って、その実現手法を実現して行きます。

スター社員になりたいマーケターのみなさま、ぜひ一緒に取り組みましょう!

スター社員を育てたい経営者のみなさま、ぜひ我々のサービスに先行投資をしてください、スター社員を創出して見せます!

スター社員を支援したい、エンジニア・サービス提供者のみなさま、ぜひ我々と共に、未来を作りましょう。雇用、業務委託、パートナー連携のあらゆる手段で、一緒にワークしましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

2021年2月 Insight science 代表取締役社長 村上 和也

いいなと思ったら応援しよう!