見出し画像

優秀なビジネスマンにこそ、プログラミング勉強を、強くススメたい。

これから、テクノロジーが欠かせない時代になる、本当にそう思います。

10-20年後、活躍するビジネスマン、経営者、マネージャーであるためには、プログラミングの知識が欠かせない、と思います。

なぜか。

データがいつでも身の回りにある環境ができるから、です。

これまで机上の理論で、それらしく説得できていたとしても、これからはできなくなります。

エンジニアに任せたら?

「いや、その辺りはエンジニアに任せれば良いじゃないか」という方もいるでしょう。

要件を伝えるだけで、要件の4割が漏れ、工数が4割増加する(私の感覚です)という点で、競争優位性が大きく失われると考えています。

これからの時代は、如何に素早くコンパクトに、仮説を検証し、ビジネスに生かしていくかが重要です。

バリュー=機能/コスト だとすると、

機能が4割漏れ、コストが4割増加すると、全体の価値は6割失われるのです。((1-0.4)÷(1+0.4) = 0.42... となります。)

これでは、勝てません。

ノーコードに任せたら?

ノーコード、ローコードがあるじゃないか、というかもしれません。

そういう方に伝えたい。エンジニアリングができる優秀なビジネスマンもノーコードを使えます。でも使いません。

それはなぜか。

それは、定義された当たり前の形式で導き出せるところは、競争優位にならず当たり前であり、その先が勝負になるから、です。

つまり、みんなができることは、もはやレッドオーシャンなのです。

エンジニアリングを学べない理由

ストレートに言いましょう。これは怠慢逃避ではないでしょうか。

「できない」というのは、言い訳でしかありません。本当は「やっていないだけ」。そうではないですか?

この「やっていない」背景として、大きな勘違いがあると思っています。

プログラミングは、数学や、英語ほど難しくない。絶対、独学可能です。

考えてみてください。数学は、計算の知識や理論を全て頭に入れないと使えません。でも、最小のプログラミングとして、私はExcelの関数(これを一般的にはプログラミングと呼ばないと思いますが)を挙げます。

それまで、なんの知識もなくてもSUMという関数を覚えれば、合計数値を計算する超マイクロなプログラムが書けるのです。

プログラミングはスポーツと同じ。誰でもやってみたら少しできるけどうまい人は、とてもうまいから敵わない。

でも、「やるだけなら、誰でもできる」のです。

あなたは知的労働者ですか?これからも?

これまでは、パソコンを使えたら「知的労働者」だったのかもしれませんが、今後はそうはいきません。

エンジニアリングの知識は、どんどん必須になっていくでしょう。

これまでは、大学を卒業して働く人や難関資格を有している人が全て、「知的労働者」に属していたと思います。

これからは違います。

学歴関係なく、新しい知識を学び続ける人が「知的労働者」だと思うのです。

「会計の専門家が自身でコードを書き、会計処理を効率化し、財務諸表をインプットにするだけで節税提案分析を自動化する」とか

「弁理士が特許調査業務を自身で書いたコードで自動化する」とかそういうことが普通になるべきだし、長い時間をかけてそうなっていくと思います。

それらが差別化になり、できない専門家は仕事を得にくくなるかもしれません。

もし、あなたが本当の知的労働者であり続けるなら「プログラミング」の知識は欠かせません。

まだ、その動きは少ない=チャンスである

しかし、上記のような動きはまだまだ少ないと感じています。

SIer(システムインテグレータ)企業が何か特殊な役割を担っているかのように、他者の仕組みを作っています。

もちろん、SIerは足りない人材を埋め合わせてくれる貴重な存在ではありますが、決してシステム設計の主導権を渡すべきではないのです。

これがすなわち、DX(デジタル・トランスフォーメーション)ができないと言われている最たる理由だと思います。

日本は、「まだ」豊かな国です。だから危機意識が薄いのかもしれません。

インドやイスラエルなどでIT技術習得に躍起になっている裏で、これから重要な知識であるそれに、多くの人が興味すら示していないように思います。

気づいた人は、どうか早く動いてください。私は日本が沈んでいくように見えて、不安でなりません。

日本では、最も頭の良い人たちが、最高の武器を使おうとしないのですから。

プログラミングの始め方

何をすれば良いか、迷う人もいるでしょう。そんな方へ、宿題があります。

どんな簡単なものでもいいので、コードが載っている「プログラミングの実践本」を買って、コードを必ず自分の手で入力する体験を3ヶ月以内に一冊やりきってください。

3ヶ月以内にやりきれなければ、プログラミングスクールに通ってください。

一通り、コードを書けるようになって、魔法を使えるようになったようなワクワク感を感じていれば、あなたはプログラミングが向いているでしょう。気が向くままに次の勉強に進んでください。

そこまでは感じなかった方は、それが得意な方に任せることが良いと思います。その委託スキルは、やってみる前に比べて格段に上がっていることでしょう。

どこまで学べば良いか

どこまでやればいいかというと難しいのですが、

自分が実現したいことを、例えば委託先が「難しい」「とてもお金がかかる」と言った時に、「ではちょっと簡単なプロトタイプ(原型)を作ってみます」と言えるレベルです。

他者は、簡単に「面倒そう」という理由でやりたがらない。

本当に心から実現したいと思っている人が、自ら最初のコードを書くべきです。汚くても、実際は動かなくても構いません。

エンジニアに委託する時に、少しコードを書いてみたのですがうまくいかなくて、と頼むと、エンジニアは燃えるでしょう。

普段、「できるんでしょ?(魔法を使うように)やってくれ」というような委託案件に嫌気が指しているエンジニアとの関係はうまくいき、やりたいことが素早く実現できることでしょう。


※なお、もし、現在Webマーケティングに関わる仕事をしていて、プログラミングを学びたいという方がいれば、弊社までご連絡ください。

・お問い合わせ先:job@insight-science.co.jp

意欲とスキル次第では、場合によって簡単な業務委託のお仕事をお願いしながら、教えることも可能です。

ただ、前提として、指定された書籍をやり通すという覚悟を持っている方である必要はありますが。

いいなと思ったら応援しよう!