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なぜ、インターネットに可能性を感じたのか

私が、「インターネット」の世界に飛び込んだのは、2006年でした。

なぜ、「インターネット」の世界に惹かれたかというと、それは可能性を感じたからです。

何の可能性か。

それは、「弱者でも、頑張ったら強者に勝てる」という可能性です。

もっと抽象化すると「頑張っている人が、活躍できる社会」が実現する可能性を、想像できたのです。

10万円の耳かきがインターネットで売れているという記事

特に強く惹き込まれるきっかけとなったのが、

「10万円の耳かきが売れている」という(確か日経新聞に載っていた)記事をみて、とてもワクワクしたことです。

この耳かきは、先端にカメラがついていて、自分の耳の中を見ながら耳掃除ができるというかなりニッチな商品だったのです。

しかし、それがインターネットを介して、売れている、と。

この商品を作った人の、こだわり、思い入れ、努力、苦労、いろんなものを想像しました。

もしかしたら、アイデアを話した時に、「そんなの売れるわけがない」と言われて心が折れそうになったことがあるかもしれない。

でも、その中で頑張って商品化した。そして、インターネットで世界中の人とつながることで、超ニッチの集合体が立派なマーケットになった、ということを感じたのです。

中小企業の一番の課題は、売れないこと

私は、中小企業診断士でもあります。

中小企業、というか超零細企業の代表でもあります。


苦戦中の中小企業の一番の課題は、「売れないこと」です。

以下のグラフを見てください。

赤字企業は「営業・販路開拓」に苦戦しているのです。

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引用元: https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/shokibo/b3_2_2.html

この課題を解決できれば、もっと多くの人がやりたいことができるのではないか、ニッチな商品がどんどん出てくると、より社会は豊かになるのではないか、そういった可能性を、インターネットに感じたのです。


しかし、現実はそう単純でもなかった

ただし、実際に飛び込んでみて、もちろんその可能性を感じつつも、現実はそんなに単純でもなかったのです。

なぜか、それは、人海戦術の運用が競争力の源泉になっているから。

資本力が強い企業が、結局有利だったりするのです。


また、すでに認知されている企業とそうでない企業の差もあります。


そこで、私が考えたのは、「テクノロジーによる自動化」と「クリエイティブ」でした。

「クリエイティブ」については、別のnoteに記載しました!


お読みいただきありがとうございました。

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