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私が世界遺産には行かない理由

海外旅行の楽しみの1つには世界遺産を見てくることがあると思います。

人類の叡智が結集した建物、
歴史の重大な局面で登場する建物など
歴史が好きな人なら一度は見てみたいものだと思います。

私はこれまで3回ドブロブニクに行きました。
ドブロブニクとはクロアチアにある街自体が世界遺産に登録されているところです。

地中海の真珠とも評されているようで、
いちど行ってしまうと、
その街の綺麗さや閉鎖性、
独自性に取り付かれてしまいます。

それ故私は3回も訪れてしまいました。

ドブロブニクは町全体を砦が被っています。
元は要塞だったようで
その要塞の城壁が街を
取り囲んでいるのです。

ドブロブニクの観光本には
その城壁を上ることが
一大イベントになっており、
訪れたのなら誰もが城壁を一周します。

つまり、
その城壁は世界からの観光客で
溢れていると言うことです。

私は実は1度も城壁に登った事はありません。
それよりも、見たい景色があるからです。

それは、近くの山頂からドブロブニクを見下ろすと言うことです。
山頂に行くにはロープウェイに乗らなければなりません。



山頂の施設は、内戦の痕跡があちこちに残されており、ここからドブロブニクを攻撃したんだろうなと言うことが嫌でも分かる場所にあります。

今は、その内戦の様子を説明する博物館があります。

その内戦の痕跡を見ながら、
人はどうすれば争わなくなるのか、
どうすれば戦争はこの世からなくせるのか
感慨にふけっていると、
日が暮れてしまい、
城壁に登れる時間が過ぎてしまいます。

それでもいいのです。
それが私の世界遺産の楽しみ方なのです。

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