脇侍シリーズ(阿弥陀如来編)
仏像が三尊の形式をとる場合の中尊(ちゅうそん)の左右に配置される仏像のことを脇侍(わきじ・きょうじ)といいます。
脇侍については前回の投稿をご覧ください。
今回は阿弥陀如来(あみだにょらい)編です。
阿弥陀如来(あみだにょらい)は、西方の極楽浄土の教主です。
脇侍は、
観音菩薩(かんのんぼさつ)
勢至菩薩(せいしぼさつ)
が多いです。
また、二十五菩薩(にじゅうごぼさつ)を従えていることもあります。
観音菩薩の特徴
頭上の宝冠(ほうかん)に阿弥陀如来の化仏をいただいている。
(古い時代のものにはないこともある。)
蓮華を持っている。
勢至菩薩の特徴
宝冠に水瓶(すいびょう)がついている。
(水瓶には願いをかなえる功徳の水が入っている。)
何も持たず、合掌印(がっしょういん)と言って、合掌のポーズをとっている。
などの特徴をもつものが多いです。
京都大原三千院には、大和座り(やまとずわり)が珍しい観音菩薩像と勢至菩薩蔵が安置されています。
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