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快慶の浄土寺阿弥陀三尊像


浄土寺案内パンフレットより

兵庫県小野市の浄土寺に行ってきました。
浄土堂内には快慶作の国宝阿弥陀三尊像があります。
夕方になると、西日が入り、床に反射して、仏像が赤く染まっていくことで有名です。

阿弥陀如来が雲に乗って、極楽浄土から迎えにくる『御来迎』の姿を実際に見せようとしたものだそうです。
重源ちょうげんの光を使った素晴らしい演出です。

重源
平安時代末期から鎌倉時代の日本の僧。
治承4年の平重衡の南都焼討によって焼失した東大寺の再建に貢献した。

奈良や京都の都から離れた地方に、このような素晴らしい仏像があることに驚きました。

地方にも関わらず、参拝者多数で、ちょうど夕方4時頃になると、お堂の前や駐車場に待機されている方が多く見られました。

お堂内はかなりの室温でしたが、時間を忘れて過ごしていました。
ボタンを押すと説明のアナウンスが流れるようになっていて、とても勉強になりました。
また、三尊の周りを自由に見て回れるので、横や後ろからも見ることが可能でした。
脇侍の二尊はスタイルに動きがあり、よく見る三尊像の脇侍と逆配置になっていた点も面白かったです。

また季節や時間を変えて訪れたいと思いました。

夏の時期に行かれる方は熱中症対策をしっかりして行ってください。


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