はじめに(自己紹介)
初めまして、みあ と申します。
こちらのnoteでは、私の好きなフランス人歌手France Gall(フランス・ギャル、1947-2018)についての話題を書いていきたいと思っています。好きな曲の解説や歌詞の翻訳、彼女の人生に関するエピソード紹介など、幅広い内容になる予定です。
なお、私は一応大学4年間フランス語を専攻していますが、もう15年以上昔の話ですし、音楽は好きな方ですが専門的な知識はほぼありません。なるべく正確な情報を書けるよういろいろなサイトや動画、書籍等を参考にしてはいますが、どちらかというと「こんな曲あったんだ」とか「フランス・ギャルってこんな人だったんだ!」というような感じで、誰にでも軽い気持ちで読んでもらえるような記事を書いていきたいと思います。
今風に言うとフランス・ギャルの人生と彼女の歌う曲は「超エモい」と思うのです。そしてギャルはとても美しい。日本でよく知られている「アイドル時代のギャル」も可愛らしいのですが、30代、40代と歳を重ねても本当に綺麗なのです。そして見た目だけでなく、歌った楽曲の数々とその生き様も素敵です。
ところが、日本では1960年代の「ロリータアイドル」だった彼女があまりに有名(当時はビートルズよりも人気だったとか…)であるのに対して、それ以降の活動についてはほとんど知られていないのが現状です。それではとても勿体無いと思い、このnoteを始めることにしました。どうぞよろしくお願いします。
まずギャルの簡単なプロフィールをご紹介しておきます。
France Gall
(フランス・ギャル 1947-2018)
フランス人シンガー。1963年に16歳でデビュー、1965年に"Poupée de cire, poupée de son"(夢見るシャンソン人形)のヒットで一躍有名になる。その愛らしい容姿と独特な歌声で、60年代には「フレンチロリータアイドル」として世界中で人気を博し、日本でも一世を風靡した。
その後一時期人気が低迷してしまうが、73年にシンガーソングライターのMichel Berger(ミシェル・ベルジェ)と出会い、彼のプロデュースで「アイドル」ではなく「歌手」として再ブレイクを果たす。76年に2人は結婚し、 タッグを組んで70年代後半〜80年代のフランスポップス界に数々のヒット曲を送り出した。
しかし92年に夫のベルジェが急逝し、97年にはギャル自身も歌手活動から引退。その後も度々メディアには登場しており、晩年にはミュージカルの製作等を行っている。
2018年1月、乳癌のため70歳で亡くなった。
有名な曲を少し紹介します。
"Poupée de cire, poupée de son"(1965)
「夢見るシャンソン人形」
(原題は「蝋人形、オガクズ人形」)
日本でフランス・ギャルと言えばこの曲。1965年にこの曲で出場したユーロビジョンコンテストでグランプリを受賞し、ギャルは一躍大人気アイドルになりました。
日本語版もあり、中尾ミエなど当時の人気歌手がこぞってカバーしています。
"Le temps de la rentrée"(1965)
「恋の新学期」
若い方にはこちらの方が有名かもしれません。数年前にアニメ「ひそねとまそたん」のEDとしてカバーされました。こちらはギャルの父ロベール作詞、兄パトリス作曲です。
"Il jouait du piano debout"(1980)
「彼は立ったままピアノを弾いていた」
1980年夏、フランスのヒットチャートを席捲した名曲。彼女の夫ミシェル・ベルジェ作です。上の2曲と同じ人が歌っているとは思えない変貌ぶりをご覧いただきたい。映像にはかなり時代を感じますが、曲自体は古さを感じさせないスタンダードナンバーです。
2023年10月にGoogle doodleにも登場しています。
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