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Dictationって意味あるの?
「英語力を伸ばしたい!」っと日頃から思っているあなたはDictationという英語力上達方法を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
Dictationとは通常、リスニングしたものを一言一句違わず紙に書く、PC等でタイプする練習方法です。
よく聞くDictationの学習工程としては、
1:リスニングを複数回する。
2:複数回リスニングする中で内容を書き留める。
3:リスニングのスクリプト等を見ながら丸付けをして復習。
⇧何が聞けなかったか、何故聞けなかったかなどを追及する。
では、果たしてこのDictation。
意味あるのでしょうか?
YouTube等で「英語Dictation練習効果」と調べていただければわかりますが、本当に賛否両論で英語マスターの中でも賛成派、反対派がいます。
私としても、一概に賛成だ!反対だ!とは言えません。
それは、やはり、学習方法は人によって向き不向きがありますし、行う時期によっても効果は変わってくると思います。
そんなわけで、今回は私が個人的に思うDictationの”効果”や”行うにあたってお勧めの時期”、”どんな人に向いているのか”について話していきたいと思います。
Dictationの効果とは?
私の経験上Dictationによって得られる効果は以下の通りです。
・リスニング力向上
・ライティング力向上
・スピーキング力向上
具体的には、一番伸びるのはリスニング力です。
私は普段、CNNのニュースやTEDの講演などをDictationしています。始めた当初は初見で見た動画のほとんどは理解できませんでした。
とにかく速い、難しい、長い!
ニュースのリポートは特に話すスピードが速く感じましたし、単語もちょこちょこ難しいのが含まれていてそのたびに思考停止、そして1分でもすごく長く感じます。
やはり海外メディアのリポートは基本的にその国の人向けで作られているのでTOEICや英検のリスニングのようにゆっくりはっきり話してくれません(;'∀')
そこで、同じリポートや講演をなんども聞きなおしDictationすることで自分の”苦手”が見えてきます。
発音されない音が苦手、くっつく音が苦手、British/Australia/America英語が苦手など様々だと思います。
つい先日の私で言えば、"Infight"と聞こえる単語ありまして、「ポケモンかぁ?」って思ったのですが"Invite"でした。また"sum in"と聞こえたものが実際は"something"だったなどといった感じです。
このように、自分の苦手を見つけることでリスニング力はかなり向上したように思えます。今では、ニュースリポートならよくて8割、TEDの講演ならよくて9割ほど理解できるようになりました。(初見)
また、ライティングとスピーキング能力の向上についてですが、これは何度も重要なフレーズや使用頻度の高い単語を繰り返しリスニングすることで自然と学ぶことができるため、ライティングをする際にもスピーキングをする際にもそれらのフレーズや単語を活かせるということです。
私が思うに、Dictationには効果があるのですが、大事なのはDictationを行う時期です。
Dictationに適した時期とは?
私は英語オタクを自負しており、7年間学習を続けてきました。
この7年の間に私は幾度もDictationを学習に取り入れては挫折してきました。主な原因としては、、、
・自身に適したDictation方法を知らない
・Dictationをするにはまだ早すぎた
私はとにかくたくさん量をこなしていればレベルが低くてもいつかは慣れてきて急激な成長が待っている、そう信じてやみくもにDictationをしていました。
正直始めるレベルについては個人差があると思います。Dictationを取り入れた勉強方法が本当にあっている!っと感じる人であれば始めからでもやった方がいいと思います。
しかし、私の場合、自身に適した量がわからずただひたすら非効率に行っていたためすぐに心がまいってしまい挫折、、、という流れでした。
私個人がお勧めするDictationを取り入れる最適の時期は
・英検2級取得
・TOEIC 約500~
理由としては、リスニングをした際に9割の単語がわからないと本当にモチベが下がります。せっかくのモチベーションを無駄にするくらいならまず上記二つの資格をとってから、さらに上を目指すために行った方がいいと思います。
Dictationの効果は経験上私には適していたため絶大でしたが、上記二つの項目はDictationがなくても達成できます。というか、Dictationを変に取り入れたせいで達成の足を引っ張ったといっても過言ではありませんでした。
上記に項目より高みを目指す際に正しく行えばかなり効率が上がります。
「Dictationなしでどうやって達成すんの?」
という人のためにその方法も追って記事にしていきたいと思います。
次に上記二つは達成し、Dictationを取り入れようという場合、自身に適した量と方法が必要になります。
完全に個人差があり、個人の中でもどのレベルかによって変わってしまうので今現在の私の量と方法を共有いたします。
量:最長1分のニュースリポート、最長5分のTED ED、最長10分のTED
ここ最近では上記3つのDictationを行っています。モチベーションが高い日程長めに時間を取り、モチベがない日は短いものばかりやっています。
方法:
①リスニング(停止なし)しながらメモを取る。
②リスニング(ところどころ停止あり、巻き戻しあり)しながらできる限り全単語を書きとる(PCのメモ機能)
③リスニングのスクリプトと見比べて苦手を発見する。
④苦手の部分を集中的に復習する。
日によってばらつきはありますが大抵こんな感じです。
最後にどんな人にDictationがあっているのかについて個人の見解を話します。
Dictationが向いている人とは?
やりたい気持ちがあれば誰にでも向いています笑
むしろ苦手だなと感じた方ほど成長できるときもありますので向き不向きを決めるのは難しいかもしれません。
性格でいうと、
・コツコツ積み重ねるのが好きな人
・とにかく手っ取り早く英語力を向上させたい人
・実践的な英語を身に着けたい人
・ラジオや動画、テレビを見るのが好きな人
には向いていると思います。
何と言ってもDictationは地味で地道。効果は絶大なので短期間での成長を見込めますし、リスニングを繰り返し行う必要があるので抵抗がない人には向いています。
逆に楽しくゆっくり学習したい人にとっては必要ないかもしれません。そういう人たちには効果は絶大でなくても楽しく続けていればいずれ成長がみられる!といった方法の方が伸びやすいと思います。
私はエンジョイ勢からガチ勢になり現在ではDictationを取り入れているので、無理はしなくとも時が来れば挑戦したくなるかもしれません( ゚Д゚)
最後に
今回は「Dictation実際意味あるの?」について個人的な意見を共有させていただきました。
あくまで私の経験から話しているので個人差は絶対にあると思いますので、ご参考程度に考えていただけたら幸いです。
また、ご不明な点、ご質問されたい方がいましたら、是非遠慮なくコメントください!
今後も思いつき次第、英語学習に関する記事を投稿していきたいと思います。