Handheld CompanionでAYANEO AIR 1Sを使いやすくする
AYANEO AIR 1S 8840U(以下AIR)を購入しました。届いてから1日使ったところ、いくつか不便な点に気づきました。Handheld Companionで解決できたので、設定などを記します。
本記事はAIR用としていますが、他社機種でも応用可能だと思います。
Handheld Companionをインストールする
上記から、最新版のHandheld Companionをダウンロードしインストールします。インストールが完了したら再起動します。
日本語設定に変更
起動してロード中画面が消えると上の画像のような画面になります。左下の⚙Settingsから設定画面に移動します。
すこし下の方にあるLanguageをja-JPにすると、日本語になります。
デスクトップモードについて
細かい設定をする前に、デスクトップモードという考え方について解説します。
AIRのようなコントローラーしかついていない機種では、マウス操作やキーボード入力ができず、Windowsのデスクトップの操作が大変です。そういう時に使用するのがデスクトップモードです。
デスクトップモードでは、左スティックでマウスカーソル移動、Aボタンでクリックといった操作が可能になります。
ただ、このデスクトップ操作に特化した操作設定はゲーム中にはかえって邪魔になってしまうので、デスクトップ操作中はデスクトップモードに、ゲーム中はゲームモード(正式名称不明)にと適時切り替えながら使用します。
デスクトップモードの操作を設定する
左のメニューからコントローラーを選択すると、コントローラ設定画面が開きます。
最下部にスクロールするとDesktop Layoutという項目があるので、タップして小項目を表示し、Define desktop layoutの右にあるEditをタップします。
ボタンがヘルプに隠れていてタップしづらいかもしれません。
実は初期状態で設定済みなのですが、個人的には使いづらいので下記のような設定にすると良いと思います。書いてないボタンはDisabledかお好みで設定してください。
Buttons
A: Mouse: Left Button
B: Keyboard: Escape
Y: Mouse: Right Button
LB: Keyboard: Web Backward
RB: Keyboard: Web Forward
OEM4(RC): Keyboard: Enter
小項目のModifier: Alt
一部のゲームではフルスクリーン切り替えの方法がAlt+Enterしかないものもあるので、このボタンで入力できるようにしました。
OEM1(AYA): Button: Guide
この設定で、AYAボタンを押すとガイドボタンを押したことになります。
Dpad
DPad Up: Keyboard: Arrow Up
←↓→も同様
Joysticks
LeftStick: Mouse: Move Cursor
RightStick: Mouse: Scroll Wheel
ホットキーを設定する
ボタンでデスクトップモードとゲームモードを切り替える
左のメニューからHotkeysを選択すると、ホットキー設定画面が開きます。
Desktop layoutの右側にあるPress to define hotkey inputをタップし、青くなっている間にAIRのLBボタンの右にあるLCボタンを押します。
これで、LCボタンを押すたびにデスクトップモードとゲームモードを切り替えられるようになりました。
ボタンでクイックツールウィンドウを表示できるようにする
同じ設定画面で、Summon quick tools windowの右側にあるPress to define hotkey inputをタップし、青くなっている間にAIRの右下にある=ボタンを押します。
設定できたら、=ボタンを押してみてください。クイックツールウィンドウが表示されます。
このウィンドウで、日常的に使う機能をすばやく設定できます。
ガイドボタンを押せるようにする
AIRだけでなく、おそらくAYANEOの全ての携帯ゲーミングPCには、XBOXワイヤレスコントローラーでいうところのXBOXロゴのボタンがありません。
このボタンが無いと、SteamでSteamオーバーレイを表示することができません。
AYASpaceにて任意のボタンにWin+Gキーを割り当てることは可能ですが、それはあくまでGame Barを呼び出すショートカットキーであり、Steamオーバーレイを呼び出すキーとしては機能しません。
左のメニューから、プロファイルを選択します。最下部にコントローラのレイアウトという項目があるのでタップして開きます。
基本的に全部デフォルトでいいのですが、OEM1だけ変更します。
OEM1: Button: Guide
これで、AYAボタンを押せばガイドボタンを押したことにする設定ができました。
AYASpaceを無効化する
AYASpaceの機能のほとんどはHandheld Companionにも含まれているので、AYASpaceはもはや不要になりました。SteamでしかゲームをしないならSteamのBig Pictureモードから起動しますし。
ドライバアップデート機能だけは有用なので、アンイストールはせず無効化だけしておきます。
スクショが撮れず文字だけで申し訳ありません。
AYASpaceを開く
左上の三をタップ
Settingsをタップ
General画面のStartupをオフにする
左上の<をタップしメイン画面に戻り、右上の電源アイコンをタップ
Exitをタップ
これでAYASpaceを無効化できました。
以上で基本的な設定は完了です。他にもライティングやファンの設定も可能ですので、お好みで設定してください。