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はじめまして、アドビ未来デジタルラボです。

1)アドビ未来デジタルラボとは?

はじめまして、アドビ未来デジタルラボ編集部です。
アドビでは、昨年12月に「日本のクリエイター、マーケターの力を解き放ち、ワクワクする日本のデジタル社会の未来像を発信する」ことを目標に「アドビ未来デジタルラボ」を立ち上げることにしました。
 
まずはご挨拶ということで、未来デジタルラボを立ち上げた経緯や、今後noteでどんなことをしていくかについてお話いたします。

未来デジタルラボって何?

アドビは2022年で40周年、日本法人も30周年を迎えました。 文字や図版を画面に表示されている通りに印刷するためのPostScriptから始まり、今では世界でクリエイターが写真、イラスト、動画、3D、音声など、あらゆる形式や要素を使って表現し、デジタルクリエイティビティを解放するお手伝いをしています。
 
さて、今、世界中でたくさんのデジタルコンテンツが作られ、楽しまれ、共有されています。アドビが2022年に行った調査では、世界で3億300万人もがクリエイターとして活躍中です。2020年以降、1億6500万人がこのクリエイターエコノミーに参入すると見込まれています。仕事としてのクリエイターにとどまらず、このnoteユーザーの皆様のように、趣味で、副業で、とにかく表現するために、多くの方が創作活動をされています。
 
少し話が飛びますが、こちらのグラフを見てください。これは2022年8月にアドビが発表したFuture of Creativity調査の結果です。世界のクリエイターエコノミーやクリエイティビティの変化について理解することを目的として、9つの市場(米国、英国、スペイン、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本、韓国、ブラジル)で実施されました。
この調査によると、日本は他の国に比べて、クリエイター自身のクリエイティブに対する認識や自信が低いことも提示されました。

日本は他国と比較してもクリエイターの自分自身に対する前向きな認識度が低いことが明らかとなっています。 

「え、そうなの?クールジャパンとかマンガ、アニメという日本独自の文化で世界的にもとてもクリエイティブな国ってよく言われるのに?」

アドビ社内ではこの結果にショックを受けるとともに、もっと日本のクリエイターの皆様を知りたい、盛り上げたい、という想いを強くしました。

2)このnote を使ってやりたいこと。

デジタルテクノロジーが加速的に進化し、私たちの生活や働き方にも大きな変化をもたらしてきました。Metaverse、NFT、など新しいテクノロジーの活用領域や概念も拡大しています。デジタルコンテンツを生み出し、届けるプラットフォームを提供する私たちアドビこそ、このデジタルコンテンツを中心にテクノロジーや生活、がどう変化していくのか、できるのか、の議論をリードしていかなくては!と。
ただ、実は、熱い思いはあるものの、どうそれを実現するのかについては温泉卵くらいの状態で開始したのも事実です。ということで、この思いに賛同するメンバーで集まり、話し、走りながら考えて、色々な方を巻き込んでいこう、となりました。そして、形になっていくであろうこの一連の過程そのものを公開しながら、皆様と一緒に考えていきたいなあ、と。でnote始めました。
 
デジタル未来ラボにはアドビからのメンバーだけではなく、社外の方も巻き込んで議論していきたいと思っています。
 
次回は、アドビの研究員と第一回目の議論の様子をご紹介する予定です。