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本当は自分に問題があるのに


 友人の紹介で、近々会うことになる人の話。

 その人とは少しだけLINEでお話した。

 友人から私のことを聞いて、一度相談したいという趣旨だった。

 娘について。

 

今の状況が心配で、本当は娘と会ってほしいのだけど、

 本人は必要ないと拒否するので、代わりに会って

 どうすれば娘を変えることができるのか

 相談したいという内容だった。

 

そのときに、娘のことを「社会不適合者」と表現していた。

 

 結論から言って、

 娘に働きかけることはできても

 変えることまではできないと思う。

 娘の問題は本人にしか解決できないから。

 

 

 それより、わが子を「社会不適合者」と言ってしまう

 心の状態が心配になる。

 そのためにも、会う必要があると感じた。

 

 

 その人が、どんな人なのか

 紹介してくれた友人の話を聞くうちに

 わかってきたことがある。

 

 

 いわゆる「いい人」タイプで

 人に嫌われるのを恐れ、いつも周りを気にしていること。

 

それなのに、なぜか行く先々で

 人間関係のトラブルに巻き込まれ

 今はストレスで体調を崩していること。

 

ただ、味方になってくれる友人だけには心を開き

 グチの聞き役になってもらっていること。

 そのグチは始まると止まらなくなり

 相手の都合も考えられない程、話し込んでしまうこと。

 

 ****

 この状態を「心の病気」とは言わないまでも

 それに近い印象を受けた。

 

つまり、この時点で手を打たないと

 本物の心の病気に発展しそうな予感がする。

 

 

 ただ、こういう場合、当の本人に

 自分は危ない所にいるという認識がない。

 起きてしまった事柄に反応するだけで

 自分に原因があるとは思っても見ないのだ。

 

 

 でも、現実的に考えて

 自分になんの問題もないのに

 家庭の中でも外でも

 トラブルが続くなんてことがあるだろうか。

 

 勇気の要ることだけど、状況から見て

 自分になにか原因があると思った方がいい。

 

 周りのせいにせず、自分の中にある問題を探して

 修正して行った方が、解決が早いと思うのだ。

 

 その人の場合なら

 自己肯定感の低さや、認知の歪みを修正すれば

 状況は変わって行くと思う。

 

時間はかかるかもしれないけど

 本人が変わりたいと思えば

 人は変わりたい方向へ変わることができる。

 

       ****

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