ショートエッセイ:英国「食」旅行記 (2)ローストビーフ&ヨークシャープディング
英国料理の代表と呼ばれるこの両者。ローストビーフはそのものズバリ牛肉の塊の焼肉(最低でも1kgくらいはある塊を焼かないとおいしくないらしいよ)。
付け合せのヨークシャープディングは、シュークリームの皮だけみたいなふわふわしたもの。
一度は食うべしと思って狙っておったのだが、めでたくロンドンのシャーロック・ホームズ・パブで遭遇に成功。オーダーしました。
感想? うーん、お肉ウェルダン(笑)。私にはもちっとレアの方が…。
ヨークシャープディングは焼き麩みたいなふわっサクッとした口当たりで気に入りました。これもソースと肉汁に浸していただきます。
付け合せの野菜はにんじん、じゃがいも、ズッキーニを茹でるか炒めるかしたもの。生粋の英国料理らしくとっても素っ気無い感じだけど、野菜そのものの素朴な風味が生きているので、案外おいしい。
ただ、ソースがグレービー・ソースというやつで、焼いている途中で出る肉汁とスープと小麦粉で作る、余り粘りのないソース。コクがないっつーか、何か頼りない感じなのよね。
あぁ、やはり日本のお醤油は優秀だよなぁ…。味がピシッと決まるものね。
滞在5日目、少し日本食が恋しくなり始めていた私は、このローストビーフも照り焼き味だったらなぁ、なんて埒もないことを思ったのである。
照り焼き味ってもっと普及していると思ったのに。頑張れTERIYAKI。
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