流石にナメすぎだろ
何気なくテレビを付けていたら、
ニノが一生懸命パズルをしていた。
「十字を組みます!!」
パズドラのテレビCMだ。
ニノはプライベートでもめちゃめちゃパズドラやってるらしいし、今やパズドラを背負って立つアンバサダーだもんなぁ。
そのコマーシャルの最後にニノは
「うじるぽ うじるぽ」
と言っていた。
(え、何?)
私も昔はパズドラをやっていて、
それなりにゲームの知識もあった。
でも当時うじるぽという単語を
見聞きすることが無かったので
とても違和感を覚えた。
とはいえソシャゲなんてものは
常に変わり続けているから、
私がやめてから生まれた用語か何かかと思った。
その時は何となくそういうことにして、
すぐにそのCMの事すら忘れてしまった。
また少しして、テレビで同じCMを見た。
うじるぽ、ね…
ちょっと気持ち悪くて引っかかるな。
ゲーム内の用語だとしたら何か元になる言葉がある筈だと思い、私はそこでうじるぽについてググッた。
色々見ているうちに、
うじるぽについて書かれた記事の切り抜きのようなものを発見した。
結果的に何だったのかというと、
監督が作った造語
らしい。
監督がCM監督なのか、パズドラの開発に関わる監督なのかは正直わからないし、どうでもいい。
調査の結果、うじるぽという単語が全く意味を持たない気持ち悪い単語だったという事実を知った。
あのさ
ナメてんの?
「うじるぽってなんか、耳に残りそうだし話題になりそうじゃない?これ使っちゃおう!」
そんな感じでうまれてしまった皮一枚の見窄らしい単語が一人で民衆の前を歩かされ吊るし上げられる様を、平然としたり顔で見ているんだろうなお前はさ。
世の中をさ、
バカクソにナメてんだろうな。
「二宮さん、最後は うじるぽ♪うじるぽ♪ って言ってこんな感じのフリを付けてやってもらう感じで!」
めちゃめちゃ困惑しただろうな。
(今までパズドラで聞いたこと無いし、意味もわからない。
しかもちょっと気持ち悪くてマジで何なんだ…?)
かわいそうに。ニノには断れるだけの力があるというのに、広すぎる器が、それを断るということに対する良心の呵責を生んでしまったか。
彼はこのCMの被害者だ。
そしてそれを見ている私達も例外なく被害者。
うじるぽを何となく流行らせちゃおう!
じゃねえんだよな。
見てみろよSNSをよ。
エゴサしたら困惑してる声は散見されるけどさ、
全然称賛されてねえよ。
マジでカス程も流行ってねえんだよな。
そりゃそうだよ、中身が無いんだもん。
どういう話題性を見据えてたんだよ。
パズドラ自体がオワコンだってのに、
こんなしょうもない単語1つで舞い戻ってくると思ってんのかこの単細胞は。
まぁー
逆にさ、
ただの思い付きで何も狙ってなかったかも。
なんとなーく、
うじるぽってニノに言ってもらってさ、
それで満足です。
私が作った言葉を人に言って貰いたい。
わたくしはそういう趣味の者ですから。
なのか?
それだったらもうしょうがないね。
キモすぎて。
もう私からは何も言えませんよ。
あー嫌だなぁ。
なんかもう、
この単語一つで今日という日が
命枯らした花木のように、
掠れた息になってんです。
強制的に終わらせられてしまった。
役目のない単語が、可哀想にな。
マジでキモすぎるな。
あ、
これ結構キモすぎてきた。
書いてるとやっぱり、
さっきよりも少しキモすぎてくる。
やめないとヤバいかも。
そのうち脳が侵されて、
ニノがキモすぎ♪キモすぎ♪って言ってくる。
キモすぎ♪キモすぎ♪って言わせたほうが良かったろ。
まだ話題性のあるCMになったぞ。
オワコンからもう一つ稼ぐには、自虐でバズるのが手っ取り早いんだから。
その手法、めちゃめちゃキモいけどな。