LE UN(ルアン)神戸迎賓館でランチしてきました
こんにちはRYUです。唐突ですが皆さん、「ふるさと納税」は利用していますか?所得税の一部を実質的に返礼品に引き換えることができるこの制度、私は毎年利用しています。通常は酒や米、果物などの食品に引き換えることが多いのですが、今年初めて、レストランでのランチ!に利用してみることにしました。やってみたら大当たり!素晴らしい体験になったので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。
大正時代に作られた洋館
さて、ふるさと納税の返礼品として選んだのは、神戸市須磨区にある人気レストランLE UN(ル・アン)です。予約困難な人気店で、ランチとしては最も遅い枠の13:30スタートとなりました。そのお陰で・・・食事前には、隣にある「須磨離宮公園」を散策することができました。
さて、敷地に足を踏み入れると・・・ご覧の通りの大きな洋館が見えてきます。大正時代に建てられた西尾類造氏の邸宅で、敷地は約3,000坪!兵庫県の指定重要文化財になっています。
車寄せのある玄関は、なんとも優雅!しかもこの時代は「馬車」のための車寄せです。
エントランスの吹き抜けも、凝った立体的空間になっていて美しいです。
当時そのままのステンドグラス。シンプルですが、透過される色調もよく計算されていて建物にマッチしています。
かつて執務室だったと聞くホール内にも、レトロなステンドグラスが。いいですねえ・・・。
今回は、庭園が見える明るい窓側に案内してもらったのですが、風景を見ているだけで食欲が増します(笑)。食事って「味」だけじゃないんだなあと実感します。庭園の中央にはチャペル、右側には車庫(馬車用)があります。
ふるさと納税のランチプランには、食後のコーヒー以外のドリンクが付いていないので、まずはビールで乾杯♪ 飲みながら・・・
今回のメニューを確認。メインの肉料理は私がポーク、奥さんが牛ヒレを選択しました。
どの皿も ”クリエイティブ”
そして、やってきた一皿目は鰆と蕪などの前菜。ベリー系とリンゴのソースが酸味豊かで、食欲が増します♪ この時点でビールが無くなりました。
2皿目はスープなんですが、甘いカボチャのポタージュに、ビターな紅茶の香りが加えられた凝った一品でした。フレンチに限った話ではないのですが、料理って「見た目や予想を超える」クリエイティブな部分があると楽しいですね。
そして、こちらは私がオーダーしたメインの神戸ポークと自家製ソーセージ。低温調理されたポークは異次元の柔らかさでした。バルサミコベースで梨がプラス?されたソースも、過去に経験のない新鮮な風味。実に美味しかった!です。
そしてこちらは、奥さんがオーダーした和牛ヒレ。切り口を見て頂くため食べ掛けで撮影しましたが、低温調理でじっくりミディアムレアに仕上げられていて見事な柔らかさ。そして和牛の肉汁と、トリュフと赤ワインを合わせた濃厚なソースの組み合わせは無双!です。
ワインリストも充実
ちなみに肉料理には、当然ワインでしょ・・・というわけで、メインが来る前に赤ワインを追加オーダー。お手軽なハウスワインを頼んだんですが、濃度がありながら、タンニンやや少なめの「フルボディ手前」のオーガニックワインで料理にしっかり合ってました。ワインリストも充実しているので、ご予算に応じて相談できます。
人生たまには?こんな豊かな時間を過ごす機会も必要なんでしょうね。日常生活の中では、それに気付くことも無いですから。
最後のデザートは、キノコのノエル?を模したモンブランとカシスのシャーベット。スポンジ部分にはシェリー酒が入っていて、「サバラン」を想わせる大人の風味でした。
そんなわけで、端々にまで気を抜いたところがない本格フレンチに大満足した一日でした。三宮からすぐ来れる距離ですし、今度は「ふるさと納税」以外の機会にも行ってみたいと思います。関西方面にお住まいの方は、ぜひお試しください♪ (RYU)