
47都道府県全部行ってみよう計画(2周目)広島県DAY1
こんにちはRYUです。皆さん、原爆ドームを見たことがありますか?私は今年5月に「47都道府県制覇」の企画で尾道市と生口島を訪問し、いちおう広島県にも足を踏み入れたことになったのですが・・・。
▼前回の広島県訪問記事
戦争で原爆の被害を受けた「広島市内」を見ていないことが、ずっと心に引っかかっていました。日本人の一人として、生涯一度はこの場所を直視しなければならないんじゃないかと・・・。そんなわけで、神戸に帰省していた奥さんと一緒に、神戸から広島まで1泊で行ってみることにしました。
生涯初の広島市内
こちらが広島市内中心部のマップです。広島は路面電車が今も市内の主力交通インフラになっています。広電「中電前」駅近くにあった宿泊先に荷物を預け、まずは原爆ドームまで歩いてみることにしました。
ホテル近くの「平和大橋」から見ると、遠景ですが原爆ドーム!の姿が現れました。現代のビル群に比べると、小さな建物に過ぎないのですが・・・
実物の原爆ドームは強烈なリアリティ
情報としては知っていた「原爆」が、実際にここに投下されたのだ!というリアリティが急に湧き上がります。近代化された町並みの中で、ここだけが76年前にタイムスリップした風景であり、周囲の風景とのギャップが大きいことも一因かもしれません。
近くに寄ってみると、そのリアルな印象はさらに強烈になります。毟り取られるように崩れた壁、溶け落ちた鉄骨が、すさまじい原爆の破壊力を伝えています。
実はこの原爆ドーム、今年3月に第5回の保存工事が終わったばかりです。建物の内側には鉄骨が配置され、崩壊を抑えています。
地面には、崩落した瓦礫が大量に残されています。こういう部分は、実際に行ってみないと分からないですね。
こちらは相生橋からの画像。あの日、この川にも多くの人が飛び込んで亡くなりました。そんな事実を思うだけで心が痛みます。
平和記念公園側に渡ると、正面から原爆ドームが見えます。建物の右側のほうが損傷が大きいですが、これは爆心がドームの右側だったから・・・であるようです。
平和記念公園の中心には、毎年8月15日に見る「あの風景」がありました。こちらが原爆犠牲者の慰霊碑です。
慰霊碑と原爆ドーム、平和記念資料館が一直線に配置されているんですね。これも行ってみるまで知らなかった・・・。
その後は平和記念資料館にも足を運んだのですが、見学が終わると・・ある種の「安堵」の気持ちになりました。日本人である以上、一度はここにある事実を見て、犠牲になった方に慰霊せねばならないような気になっていたので・・・やはり来て良かったです。
念願の「うどん入り」に対面
さて、戦争に向き合わった後はランチに。とりあえず近くにあったこちらに入ってみました。
食べたのはこちら。奥:スペシャル(豚・玉・キャベツ・そば) 手前:ねぎ焼きスペシャル(豚・玉・ネギ・餅・うどん)です。一度、「うどん」で焼いたものを食べてみたかったんです。
「そば」も「うどん」も、一度湯通ししてから炒めていました。そのせいか、水分大めのモチっとした食感です。
念願のうどん入りが降臨♪ うどんの弾力に、さらに餅の弾力!が加わってモッチモチ。顎が疲れますが旨かったです。
腹ごなしに広島城へ
満腹になったので、本町から広島城まで歩いてカロリーを消費。夕食に備えます。
このお城も爆心地から1km程度の距離にあったため、原爆で倒壊したそうです。こちらは天守閣から見た爆心地の方向なんですが・・・。あの日、この場所にいたら?原爆の投下をこの画面の中で目視したはずです。広島で生活したら、常にそんな事を考えてしまうかも。
穴子の薄造り・小イワシ天・コウネ炙り・亀齢
さて運動後の夕食?はこちら!一度食べてみたかった穴子の薄造りです。脂をほとんど感じない淡白な身ですが、エンガワみたいなギュっとした食感で、旨味があって美味しいです。時折、穴子の顔が動きます。
こちらも広島の居酒屋メニューである小イワシ天ぷら。カタクチイワシなんですが、臭みが全く無いですし、ワカサギの天ぷらのようなホクホクとした食感でした。これも旨い♪
こちらはコウネ炙り。「コウネ」は別名「ブリスケ」と呼ばれる牛の前足の部位なんですが、硬めのしっかりした食感で、噛むたびに旨味が出てきます。これもお酒が進む一品です。ビールの後は地酒「亀齢」を飲んだのですが、地元の食に地酒はさすがに合いますね。広島は食も酒も旨いです。
ちなみに「牡蠣」は明日たくさん食べるので控えておきました(汗)。
いかがでしたか?広島市内は「観光する前に向き合わねばならない事がある」特別な場所であるように思いました。景勝地ではないですが、今後もぜひ多くの方に見て頂けたらと思います。では、明日は訪日外国人の人気No.1スポット「宮島」に向います!(RYU)
※ひょっとして「オシャレ」からの造語??