フグを求めて福井に行ってきました(DAY1 小浜)
こんにちはRYUです。唐突ですが、皆さんフグは好きですか?フグって脂が多いわけでもなく、特に強い香りや味もしないんですが・・・口の中でゆっくりとアミノ酸の旨味がジュワーっと広がる、あの至高の感覚はフグだけ。私は大好きです。
1シーズンに1回くらいフグを食べたいと思っていたら・・・とある関西のテレビ番組で、福井の安くて美味しいフグが紹介されていました。
思い返すと福井県には、仕事でレジャーランド「芝政」に行ってから15年ほど足を踏み入れていません。じゃ久しぶりに行くか!というわけで、小浜→敦賀の1泊2日旅行を企画しました。期待どおり良かった!ので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。
小浜市の位置はこちら
まずは福井県小浜市の位置はこちら。自宅がある名古屋から名神高速の米原を経由して、舞鶴若狭道の小浜ICで下車します。車で2時間程度の距離でした。電車で行く場合は、名古屋/関西方面からは敦賀まで在来特急、敦賀から小浜まではローカル線使用です。3月16日には北陸新幹線が延伸開業するので、東京=敦賀間は新幹線での移動も可能になりますね。
まずは魚でしょ
今回の旅の目的は前述のとおりフグ!なんですが、若狭エリアはあちこちに魚市場が営業しています。これをスルーする手は無いので、まずは小浜港に隣接する「とれたて市場」と「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」をハシゴしてみることにしました。
まずは「とれたて市場」から。到着したのはギリギリ午前中だったのですが、まだ地元で上がった魚たちが所狭しと売られていました。
デカい水ダコの足!を久しぶりに見たり・・・
これまた、滅多にお目にかからない巨大マダラにも遭遇。
カレイはまとめ売り。1枚100円程度です。毎日食べられますね。
続いて隣の「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」へ。こちらにも飲食店や土産物のお店が多く出ているので、そろそろランチにしたいと思います。
こちらの2Fのレストランでランチするはずだったのですが・・・お目当てだった「よっぱらい鯖」のメニューが無かった!ので少々がっかり。店内を巡ると1Fの売り場にも刺し身や寿司が沢山売っていたので、とりえあずこちらを食べてみることにしました。
そして今回選んだのはこちら。「鯖寿司」「のどぐろ寿司」「小浜づくし刺し身」の3点です。「鯖街道」の地元だけあって鯖が美味い!ノドグロは寿司でも美味いですが、やっぱり焼魚のほうが好きかも・・・でした。
ちなみにこちらのフィッシャーマンズ・ワーフから、小浜港の遊覧船も出ています。乗ってみたかったですがこの日は欠航。天気も波も、この通り問題無さそうなんですけどね・・・。
ランチ後は熊川宿へ
さて、ランチが済んだら小浜港から15kmほどの所にある、鯖街道の宿場町「熊川宿」に行ってみることに。30分ほどで到着したんですが・・・
良いじゃないですか!妻籠や馬籠にも通じる、由緒と風情のある町並みです。旧街道の文法に沿って、街道もゆっくり曲がっていて良い情景です。
お店が少ないのが難点ですが、街道の南端には「道の駅」も開業したので、トイレや飲食に困らず観光地として楽しむことができます。
まだ雪が残る「鯖街道」の宿場町、太平洋側では見られない情景で、なかなか良かったです。
ついでに三丁町へ
さて、宿にチェックインする前に、もう1箇所寄ってみることにしました。こちらの「人魚の浜」付近にある「三丁町」です。
こちらはかつての花街で、今でも藝妓さんを抱える料亭があるんだそうです。たしかに京都の祇園もこんな町並みですね。
この三丁町の中には、見学できるかつての料亭「蓬嶋楼」があります。ちと寒くて撮影するのを忘れていたんですが、名物おじさんが楽しく解説を加えてくれるので、ぜひ行ってみてください。
いよいよフグ三昧
三丁町を出たら既に夕方・・・だったので、いよいよ阿納にあるフグの宿「下丞」にチェックインします。食べきれないほど料理が出るので、リピーターが耐えない宿なんだとか。楽しみです。
17:30の食事時間に個室の食堂に行ってみたら、既にこれだけ料理が並んでいました。ふぐ料理と聞いていたけど、別途「舟盛り」もあるようです。噂通りの量のようで、夫婦2人で食べ切れるか?心配になってきました・・・。
そして食事開始早々に、ふぐ刺し(てっさ)も降臨。自社の生け簀を持っているこちらの宿、さすがの鮮度で文句なしに美味い!!!!です。
テレビ番組のマネをして、贅沢に5~6枚まとめて取ってみましたが・・・やはりフグは一度にたくさん口に入れるより、少しずつ旨味を味わうのが良いみたいです。
こちらは珍しい「フグの煮付け」。初めて食べました。ポン酢じゃないダシの味も上品で良いです。
こちらは左側がヒラメの塩焼き、右側がヒラメのタレ焼き。焼いた食感のヒラメもオツで良いです。日本酒が進みます(汗)。
このへんで「ひれ酒」にチェンジ。自家製で焼いたヒレなので、これまた香ばしくて美味い!!!!!です。
その他、大粒の蒸しカキとか・・・
先ほどの舟盛りは、ヒラメと甘エビ、コウイカの刺し身。
その他、フグ皮や茶碗蒸しも登場したので、ここまでで満腹になりました。
しかし、まだこちらが残っています。
メインのフグちり!!満腹の後に鍋・・・というのは重すぎて、最後の雑炊までたどり着くのは至難の業でした、ただ、そこは脂の少ないフグ料理。その日の夜も翌日も、胃がもたれることは無かったです。
そんなわけで、「安くて美味しい」「食べきれないほど料理が出る」のは、どれも噂通りでした。景観も良いし魚は美味いし、小浜の実力を身をもって知ったDAY1でした。明日は三方五湖から敦賀に行ってみたいと思います! (RYU)
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