昭和の商店街「砂町銀座」に行ってきました
こんにちはRYUです。皆さん「商店街」ってお好きですか?ウチは奥さんの大好物で、旅先では必ず商店街をチェックします。そんな数ある商店街の中でも、過去最多往訪したのが、東京都江東区にある「砂町銀座商店街」。東京では「戸越銀座」「十条銀座」とともに「三大銀座」と呼ばれる活気ある商店街で、私が名古屋に移住して以後も折にふれ訪れています。そんな砂町銀座に久々に行ってきたので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。
場所はこちら
砂町銀座は東京都江東区北砂に所在する、東西約700mの道幅の狭い商店街です。最寄り駅である都営新宿線西大島駅や、東京メトロ南砂町駅からは徒歩20分程度と、交通至便ではありません。不便ゆえに?大規模な再開発がされず、昭和の姿のまま残ったのではないかと思います。
行ってみたい方は上記の西大島駅・南砂町駅のほか、JR総武線亀戸駅から都バスを利用ください。商店街から離れた住宅街の中には、コイン駐車場も多くありますよ。
東側=西側、どちらから入っても良いのですが、私はいつも東側から入ります。なぜかというと・・・
最初のお目当てはこちら
最初の目当てにしている「竹沢商店」が商店街の東端にあるからです♪
テイクアウトのモツ焼き専門店なんですが、行列が出来ています。
カシラ、ハツ、タン、レバー、シロ、バラといった豚肉系と、モモ、ネギマ、手羽、つくねなど鶏肉系のネタが揃っています。肉質が良くて厚切りなんですが、どれも1本120円程度(レバーは60円)とお安いです。味付は塩とタレが選べます。
こちらは白モツと野菜を味噌味で炒めたモツ焼き。過去何度もテイクアウトしました(汗)。
2分ほどで焼き上がりました。基本的にテイクアウトの店なんですが、「お皿で」と頼むと、この状態で出てきます。正面にあるファミマでビールを買い、ちょうど椅子の高さ・・・の壁に座って食べちゃうのがこの町のスタイル。お行儀は悪いですが、下町情緒を満喫できます。
いつも迷いますが、まずは豚バラから。表面が香ばしくカリっと焼かれていて、噛めば脂の甘さが広がります。最も罪悪感が高い部位です。
こちらはカシラ。赤身ですが、これまた焼きたてのジューシーな脂が旨い。
何本でも行けそうです。
そして、このお店のイチ推しがこちらのレバー。角が立っているのが鮮度の証明ですね。臭味が全くないレバーで、関東流の辛めのタレが合います。
レバーが嫌いな方も、こちらに来たら試してみてください。
700mを2時間で散策
さて、もつ焼きを食べ終わったら、ゆっくり商店街をブラブラします。700mを歩き切るのに、通常2時間くらいかかります(汗)。
毎年数件のお店が入れ替わるんですが、最近は外国人のお店も増えています。こちらは中国人のご家族が経営する中華惣菜のお店。日本語があまり上手ではなく、以前は品名も値段も表示してなかった!んですが、上達したみたいです。何度か購入していますが、皮から自家製の饅頭が美味しいです。
こちらは出店1年未満と思われるカレー屋さん。日本のインドカレーはネパール人の経営であることが多いですが、「バングラ亭」と名付けたからには、バングラデシュの店主なんでしょうね。
カレー、タンドリーチキン、ケバブ・・・といったインド料理の基本メニューのほか、手間がかかるビリヤニもありました。値段も買いやすいかもです。
以前は日本中にあった呉服屋さんもあります。夏には浴衣を店頭に置いたりしていますが、着物を着る機会も減りましたからね・・・現在は日常衣料の販売が中心のようです。
こちらは若者向けの衣料店。ウチの奥さんアパレル業出身なので、こんなお店が大好きです。商品を見ただけで仕入先がわかったりするのだとか。そんな技能があったとは・・・(驚)
こちらは老舗の味噌屋さん。店頭の暖簾は「佐野味噌」ですが、全国の味噌が揃っています。何度か買いましたが、やはりパックで買うものより風味が良かったです。
こちらは「おでん」の人気店。いつ見ても行列です。関東の人ってホントにおでんが好きですよね。私もトラウマ※を克服して「おでん好き」になりたいです。 ※幼少の頃、練り物に当たって死にかけました・・。
ちなみに「おでん」の語源をご存知ですか?別の料理である「豆腐田楽」が由来だったようです。関心がある方はこちら ↓
「おでん」の対面には、洋菓子の老舗「モカドール」があります。フランス語を直訳すると「金のモカ」。確かにチョコ・コーヒーテイストのケーキが多いお店です。上品な奥さんと、寡黙な職人・・の旦那さんの夫婦営業です。
もちろん生鮮も各種品揃え。野菜、魚は安くて有名なお店があります。常にこの商店街で食材を買っていたら?おそらく生活費が相当下がると思います。
こちらも老舗の飲食店「銀座ホール」。数年前、テレビのロケに使われていて、吉岡里帆さんが来ていました。
確かこちらのドラマだったと思います。気になる方は以下参照ください。
もちろんチェーン店もあります。こちらは出店して40年以上の、古くからある不二家のお店。そういえば不二家の路面店って、他で見なくなったように思います。
その他、冒頭の「竹沢商店」と同じようなモツ焼き屋があったり、古着屋や1000円カットの店もあったりするのですが、紹介しきれないのでこれくらいにしておきます。今日も2時間かけて商店街の西側に到達したのですが、この日はまだ1月だったので日が短く、暗くなってきました(汗)。
如何でしたか?商店街はその土地の衣食住の雰囲気が直に伝わる、いわば地域のテーマパークではないかと思います。都会の再開発で消滅したりシャッター商店街になってしまう所は多いのですが、この砂町銀座商店街も、なんとか将来に向けて生き残ってもらいたいと思います! (RYU)