すごいアドリブ力!199「弱さを認めるアドリブ力」

こんにちは、くらです。

ここで取り上げるアドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

このブログは、今まで困難を乗り越えて自分の道を切り開いて来た方々の、困難に出くわしたときに発揮されたと感じるアドリブ力を取り上げ、人生をより豊かにするための参考にしていただければと思い、発信しております。

クイズ

ロンドン五輪ボクシング・ミドル級で金メダル、現WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太さんの言葉です。

「○○○の波に抗わずに、流れに身を任せながら、呼吸はちゃんとして、いざという時に陸に向かって泳げるように準備する」

〇に入る言葉は何でしょうか?


[こたえ]引き潮

(月刊到知2021年11月号 対談「世界の頂点に立つ条件」より引用)

まえがき

金メダルや世界チャンピオンを掴む人は、身体もメンタルも最強だと思えます。でも、そうではないようです。

弱さを認める

「弱くて踏ん張れないから流される。そこで抗って溺れてしまわず、流れに身を任せられるからこそ辿り着けるというか、流れが去るのを待って力を発揮できる。そういう感覚があります。弱さが強さであって、弱さを認めたほうが本当は強いんです。

(中略)

プロに転向した時は、はっきり言って汚い欲にまみれていました。『金持ちが天国に入るのは、駱駝が針の穴を通るより難しい』という言葉があるように、人間は一つ手にすると、それを失うことへの恐怖や、もっと手にしたいという欲が増えるんですよね。

金メダリストになったことによって、もっと稼ぎたい、もっと注目されたい。あるいは、オリンピック熱が冷めるとメディアは使い捨てのように自分のもとを離れていく、それを受け入れられない。そういう汚い気持ちのままプロになったんじゃないかなぁ。

でも、これからは金銭とか名声じゃなくて、生きがい・やりがいとか人のためにとか、そういうものをベースに生きていきたいと思っています。
『じゃあおまえ、そんな偉そうに熱く語っているけど、何か見つけたん?』と聞かれたら『ごめんなさい』って((笑)。

(中略)

執着から離れるというか、距離を置いた時に結果が出るのかな。そんな気がします。いま思い出しましたけど、銀メダルを獲得した2011年の世界選手権でこんなことがありました。

アトエフという世界選手権二連覇の選手と二回戦で当たった時、試合前は『倒されるやろな』『負けるやろな』とネガティブ感情に浸されていたんです。その時、なんでそう考えたのか不思議なんですけど、俯瞰(ふかん)することにしました。

百メートル、二百メートル離れた場所からリングを見ると、そこでボクシングをやっていることなんて分からない。十キロ、百キロと離れていけば、リング上の二人は豆粒のようなもの。

宇宙から見れば極めて狭いミクロの世界でやっている試合に、何をおまえは緊張してんねんと思ったら、悲壮感から解放され、神がかったファイトで世界王者を打ち負かすことができたんです。

(中略)

努力を努力と思ったら成功しないでしょうね。後から振り返って自分がやってきたことを努力だと評価したりすることはあるかもしれませんけど、本当に叶えたい目標、達成したいものに突き進んでいる時って無我夢中ですから、努力している感覚はありません。言うなれば、自然と気力が湧き上がって一所懸命やってしまう。

努力したからといって必ず報われるわけじゃないですけど、努力しない限りは報われないですし、努力は絶対に無駄にはならない。ぜひそのことを伝えたいですね。」
(月刊到知2021年11月号 対談「世界の頂点に立つ条件」より引用 P12-22)

あとがき

努力しているのに、努力せねば、というときは、欲にとらわれている。努力なんて言葉が頭にのぼってこないほど一所懸命やっているときは、心底目標に向かっているとき。なんだか耳が痛いです。

こんなにやっているのに報われない、という言葉が頭をよぎった時点で、道ではなく、欲に執着しているのかもしれない。そんなときは、きっと、目つきも悪く、使う言葉も卑屈になっているのかもしれません(私の場合)。

「これを好む者は、これを楽しむ者に如かず(論語)」という言葉のように、心から楽しんでいるのは、無我夢中になっているときなのでしょう。

反対に、無我夢中になれないときは、力が余分なことに分散しているとき。過去の仕事を思い出すと、納得してしまいます。今、目の前のことに集中できるような心を作っていきたいと感じます。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今日の一言

「今日の一言:弱さを認めるアドリブ力アドリブ力は、無我夢中になることで強く鍛えられる」


今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、ようこさんの画像です。ありがとうございます。
緑の曲線が構築するアドリブの世界。

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サラリーマン生活約40年経験しましたが、未だに確固たる自信を持てていません。

でも、一つのことに気づいてからとても生きていくのが楽になりました。

それは、
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