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すごいアドリブ力!090「心休まるアドリブ力」

こんにちは、くらです。

(いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、コメさんの画像です。ありがとうございます。)


自信が持てないとき、ある思考に取りつかれているそうです。

それは、「〇〇思考」。

〇に入る平仮名は何でしょうか?


[こたえ]べき

こうしなければ、こうあらねば、という考えに取りつかれていると、どうなるか。

「『~のはず』『~でなければならない』というのは、いまの自分は本来の自分ではない、と思っているということです。本来あるべき自分と現実の自分との間に大きなギャップがあるわけです。

こうしたいわゆる『べき思考』は自己肯定感の低下を招きます。しかも、いったんそれにとらわれるとなかなか脱することができません。埋められないギャップにもがき苦しむことになるのです。

しかし、考えてみてください。自分の”あるべき姿”とはなんでしょう。頭で勝手に考えている、思い描いている、なんら実態のないものではありませんか?

私が禅の老師(お師匠さん)にいただいた、こんな言葉があります。
『頭で考えるな。腹で考えよ』。

頭で考えるから、『べき思考』に引きずり込まれて、なんとか”あるべき姿”に近づこうと右往左往することになるのです。
『腹で考える』とは、自分のありよう、物事のありように『まかせる』ということです。まかせてしまえば、『べき思考』から離れて、いまいる場所でどっしりとしていられる。

『どうにかしなければ、何かにならなければ』という気持ちが、『なるようになるさ』という気持ちに転じるのです。
そうすれば、心からも身体からも力みが抜けます。

日本で曹洞宗を開かれた道元禅師は、『身心脱落』という言葉を使っておられますが、人生において『力まない』ということはきわめて重要です。
すべてのことを、力むことなく、受け止めていくーーー。それが最高の自己肯定感といってもいいかもしれません。

『しょうがない』という言葉の語源をご存じでしょうか。
『しょうが無い』つまり『やりようが無い』という状況のことを指しているのです。ネガティブな意味で使われることの多いフレーズですが、『対応のしようがないので、いまは手放してしまおう』という潔い姿勢ともいえるでしょう。

順境にあろうが、逆境にあろうが、それが自分の置かれた状況、境遇なのだから、『しょうがない』と受け止めるーーー。
そして、『なるようになるさ』という気持ちで、正面から向き合っていくーーー。」
(『人生がうまくいく人の自己肯定感』川野泰周(三笠書房)より引用)


あるべき姿、この言葉は、ロジカルシンキングや問題解決の目的に出てくる言葉です。解決すべきものごとならば、この言葉は思考を助けると感じますが、人のことになると、そぐわないのかもしれません。

べき思考に取りつかれているとき、人は心休まるときがないと感じます。日々ストレスを感じているときは、一度、自分の心に問いかけてみるといいかもしれません。なぜ、そんなに焦っているのか、と。その理由が、あるべき姿にあったなら、自分に一言声をかけてみる。

「そうか、そうならなくちゃと思っているんだ。辛かったね」と。決して否定はしないで、自分を受け止めてみてください。これがすぐに解決にはつながらないかもしれませんが、自分を受け入れる足掛かりにきっとなります。私も過去に何度もやってみました。今では、割とすぐにだめな自分を受け入れることができるようになってきました。もしも、自分に自信が持てない方は、是非試してみてください。

今回もお読みいただきありがとうございました。

「今日の一言:自分を受け止めることは、心を楽にさせる最高のアドリブ」


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