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すごいアドリブ力!282「道を楽しむアドリブ力ー長い道を往くにはー」
こんにちは、くらです。
アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。
どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。
あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。
クイズ
どの世界でも、簡単には高みに登れない。逆に、簡単に登れるところは誰にでも簡単である。
明治三十年から毎月ほぼ休みなく刊行されている雑誌「ホトトギス」主宰の稲畑廣太郎(いなはたこうたろう)さんの言葉です。
「足下だけを見て一歩一歩上ると、石の上を歩く○に気がつくこともあります。」
○に入る言葉はなんでしょうか?
[こたえ]蟻
(月刊到知2022年4月号 「排紙『ホトトギス』百二十五年の歴史を貫いてきたもの」より引用 P35)
まえがき
一つ一つじっくりと経験を積んでいく、というのが難しい時代になりました。でも、明治から続いている俳句の雑誌「ホトトギス」は、時代の変化に関係なく、今も一歩一歩前を向いて進んでいる気がします。
一歩一歩
「ホトトギス」は百二十五年という節目を迎えたが、「山また山」の歩みであった。コロナ禍で、現在全国に十一あるブロックで毎年行われてきた句大会がほぼ中止。でも、「リモート句会」開催という、長い歴史の中でも初めての挑戦もできた。
「長い道を往くにあたり、先のことばかり憂えても仕方ありません。私はお寺の長い石段を登る時、頂上よりも足下を見ます。足下だけを見て一歩一歩上がると、石の上を歩く蟻に気がつくこともあります。無心になっているうちに、いつの間にか上がりきっているのです。
山登りでも頂上だけを目的にして見上げていると、辿り着けないうちは苦しく、登り切ってもまた次の山が見えたらガッカリするでしょう。そうではなく、山の中に目を移せばたくさんの緑、自然があり、新たな『句材』に出逢える。
私たち俳人はそれを詠むわけですが、何も俳句に限らず、『今度は何に出逢えるだろう』という楽しみを心の糧にして生きていくことが大切ではないでしょうか。」
(前著より引用 P35)
あとがき
稲畑廣太郎さんは、高浜虚子の曽孫で、祖父、母、と続けて守ってきた「ホトトギス」を主宰されている。
一つの世界を続けていくのは、並大抵のことではない。しかも、明治から続けている間には、世界の激しい変遷の中での多大なる労苦があったと感じる。
ただ、足下に目をやる、というのは、今の時代を生きる人への投げかけのような気がする。成果ばかり求めて足元を見なければ、いずれ道はくずれてしまうのだ、と言われているような気がする。TVのCMでも「答えをください」という言葉がある。今の時代は、自分で苦労して見つける時間を惜しみ、すぐに答えを得たがる傾向にある。私自身もそういう傾向がある。一歩一歩、道を楽しみながら先に進んで行けたら幸いである。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今日の一言
「今日の一言:道を楽しむアドリブ力アドリブ力は、足下に目をやり、一歩一歩進んで行くことで磨かれる」
今日の「みんなのフォトギャラリー」
いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、みずたまさんの画像です。ありがとうございます。
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「聴き方」コンサルティングはじめました。
自分に自信がなくても、そのままの自分をお話いただき、あなたはそのままですごい人だということを気づいていただくお手伝いができればと思っています。