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【あなたはどっち派?】前向きな人と後ろ向きな人の思考の癖の違い
今回ご紹介させて頂くアドラーの言葉は、下記となります。
「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。「失敗ばかり」ではなく、「たくさんのチャレンジをしている」のだ。
この言葉を聞いて、長所は裏を返せば短所にもなり、短所も裏を返せば長所にもなるんだという印象を受ける人がほとんどです。
自分の短所にばかり目がいってしまい、自己嫌悪になりがちな人にとっては非常に勇気づけられる言葉ですね。
しかし、この言葉をTwitterやインスタで発信すると「そんな楽天的で脳内お花畑みたいな捉え方はできないよ」というご返信も何件かお受けしました。
他にも、そんな都合のいい捉え方ばかりをしていたら成長することができなくなるじゃないかという反論もありました。
そういう捉え方をする人は非常に悲観的に物事を捉える癖があって、頻繁に自分と他人を比べては自己嫌悪に陥りやすいタイプなのでしょう。
こういう人へのフォローと、自分の短所を長所として捉えて前向きに生きていきたいと思っている人の背中を押せるように補足解説をさせて頂きます。
まず、こちらのアドラーの言葉はそんなに楽天的で非現実的な言葉なのでしょうか?
決してそんなことはありません。
なぜなら、「暗い」と言われるようなタイプの人は思慮深くて繊細であり、自己主張を積極的にするよりは他人を優先する性格であるとも言えますので、間違いなく「優しい」のです。
そして「のろま」と言われる人は失敗をしないように、できる限り完成度を高めようとする真面目さを持っておりますので「ていねい」であることに異論はないでしょう。
加えて、「失敗ばかり」している人は、色んなことに何度もチャレンジをしているのは間違いありません。
なぜなら、行動量が増えれば増えるほど、失敗数は多くなるからです。
考えてもみれば、10回やって10回とも上手くいくようなことは当たり前のようなことしかしていないだけであり、10回やって1回か2回しか成功しないようなことをしているのは新しいことへのチャレンジなのです。つまり、「たくさんのチャレンジをしている」のです。
つまり、楽天的でも非現実なお花畑な話というよりは、非常に現実的で事実に基づいているとすら言えます。
それではもう一つ、短所を肯定的に捉えてしまったら成長できないという観点でこの言葉を捉え直してみましょう。
そもそも、何が長所で何が短所なのかは、主観的に決まっているものであり、あなたの置かれている状況にもよって変わる可変的なものです。
ある仕事では短所になるような細かさが、他の仕事では大きな強みとして活きることはめずらしくありません。
そう、つまり短所を肯定的に捉えようとすることは現実逃避でも努力を避ける怠慢でも何でもないのです。
むしろ、自分の短所や自分の環境を取り巻く欠陥を嘆いて前向きになれずに努力しないことの方がよっぽど成長の機会を逃して現実逃避しているのと同じことになるのです。
あなたにはあなたの長所があるのですから、それを大いに活かしてください。
「そんなものはない」と断言している人は、自分で自分を好きにならないでおこうと思っていることを自覚しましょう。
前述の通り、何を長所と捉えて何を短所と捉えるのかはあなたの主観で勝手に決めていることなのですから、あなたなりに自由に決めていいのです。
どうしても前向きに捉えられないようなことだってあるでしょうけれど、基本的には認知というのは後天的に染み付いたものですので、変えることができるものなのです。
短所を短所のままにせず、長所として捉え変えることはできなかったとしても、良くも悪くも中立的な個性であるという捉え方に中和するようにすることも一つの前向きになる方法です。
そんな楽天的な捉え方はできないと思っている、あなたの捉え方が否定的であるだけであって、あなたの短所そのものは中立的なことであることを自覚して頂きたいのです。
どうしても逃げの気持ちが強くなっていると、自分の長所を自分で認めようという気持ちにはならず、自分の短所や自分の置かれている環境の欠陥ばかりが気になってしまうものですが、誰しもがそういうところもあるものです。
もう、自分を責めなくていいのです、少しずつ前向きな捉え方をしていきましょう。
大丈夫、あなたなら必ずできる。
なぜなら、こうやって自分の意思で私の記事をちゃんと読めるくらいに向上心があるのですから。
まだ早い人には、この記事は届かないのです。
この記事が届いていて、あなたが読めているということは、あなたにはやれる能力があるということです。
そもそも、日本人は賞罰教育の影響からか、目上の人や親から言われたことをそのまままに受けて、自己評価を決めてしまっていることが多いです(みんなに言われたことを含む)。
そして、そのままそれが自分なのだと言わんばかりに頑なになっているケースも多いのですが、それは自分で決めていいことであると自覚して頂きたい。
結論としましては、あなたにはあなたの長所と短所があり、あなたが「こうありたいなぁ」と感じるあの憧れの人にだって長所もあれば短所だってあるのです。
この世に1人しかいない自分自身を受け入れて、他の誰かになろうとせずに「過去最高のわたし」になれるように自分を変更しようとするのではなく更新する生き方をしましょう。
それこそが、本当の幸せにつながります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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