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他人軸の生き方では死を肯定することは不可能

他人軸で生きるのは楽だが不自由な生き方とアドラーは言った

自分の価値を他人に決めてもらえるから楽だけど、いつ掌返しされるかもしれないという失う恐怖を常に持つことになるし、失った時に自分の価値も一緒に見失い不幸になる

他人によく見られるために自分の行動を決定するので本当の自分を生きられない不自由さもある
自分の人生の舵取りを他人に任せると自分で考えないで済むので楽だが
どこへ連れて行かれるかわからない不安もでる

不自由は時が経つとともに不満となって現れる
自分の死という人生の総決算の存在を意識した時、
他人軸で生きてきた不満というものは必ず後悔をもたらす

死という絶対的な存在を前にして、人は嘘をつくことができない

死神があなたの命を刈り取りに気た時、
あなたが後悔を理由に少し待ってくれと言っても、
死神は何も言わずにあなたのクビを掻っ切るだろう
後悔を胸に無へと帰すのである

死とは無機質で平等である。遅いか早いかの違いはあるが
富めるものにも、貧しき者にも必ず訪れるものだ

金銭など死を前にすれば何の役にも立たないし、
移ろいやすい他人の称賛など、不自由な人生を生きてきたという
後悔にはとても敵わない

だから、人生に迷った時は、自分の死を意識してみて欲しい
「今死ぬとしたら、後悔はないだろうか?」
この問いこそがあなたに心の自由と、命の使い道を教えてくれる。

あなたに残された時間は少ないかもしれない、
だから今この瞬間から、人生に後悔のない、自分に胸を張れる
生き方に変える必要がある
今この瞬間から、少しでも後悔のないように生き方を変えなくては
手遅れなのである

死神の前で命乞いをしてしまうような生き方は不幸だ
死神の前で「やあ、待ってたよ」と笑顔で迎え入れられる生き方は
誇り高く、そして尊い
僕はそのために生きている

自分に胸を張るために他人の称賛は必要ないし
むしろ邪魔である
金、名声は死を前にすれば全て無意味である
自分の美学を持って自分の理想や人生を設計し、今この瞬間を
より良いものへ変え、積み上げていくしか無い
自分に胸を張れる人生を生きられたという実感だけが、
死を肯定的に受け入れられる勇気となるのだ

死を思い、今を変えていこう
あなたは明日死ぬかもしれない
その事を常に、努々忘れないことだ

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