アポがとれない専門商社の営業マンはブログを書きましょう(新規先が獲得できます!)
専門商社のブログ運営:問い合わせを増やすための戦略
はじめに
専門商社のホームページやブログは、単なる商品説明だけでは売上に直結しません。重要なのは、いかに「買う気のある顧客」から問い合わせを得るかです。しかし、多くの企業のホームページやブログは自社商品の特長や性能の説明に特化しており、顧客側はよほど関心がある場合を除き、問い合わせには至りません。では、どうすれば問い合わせを増やし、販売につなげることができるのでしょうか?
本記事では、商社ブログを活用し、問い合わせを増やすための具体的な戦略について詳しく解説します。戦略的なブログ運営を行うことで、企業の信頼度を向上させ、見込み顧客との接点を強化することが可能になります。
私自身、専門商社の営業マンですが入社時、商品拡販のためにテレアポを試みたのですが工場向け商品だったため、大手企業や中小企業でも担当者に行き着くまでが困難でした。アポを取るために相当な時間を要したためテレアポをいっさいやめて、社長に許可をもらい製品紹介ブログを開設したのが始まりでした。FC2ブログで会社の担当者ブログを開設でしたので今考えると相当おもい切ったことをしたと思います。当時はそれでもSEOにうまく載り、扱い商品の検索ワードでは、自分の会社のホームページより検索順位が上になっていました。(会社名でも上になっていました)
私が運営していたブログへの来訪者数は月に約3,000件ほどでした。一見、それほど多くないように思われるかもしれませんが、その中から毎日5件程度の問い合わせが入り、メール・電話を含めた対応を行っていました。問い合わせがあったお客様のうち、実際に見積もりに至るのは平均して2件ほど。しかし、驚くべきことに、見積もりを出した案件はほぼ成約につながり、確実に売上へと反映されていったのです。
その結果、会社の売上ノルマは余裕で達成できていました。ブログ経由の問い合わせは、すでに商品に関心を持っているお客様からのものがほとんどだったため、商談もスムーズに進み、無駄な時間をかけることなく受注につなげることができました。
もちろん、これは会社の業態や扱う商品によって異なる部分もあると思います。しかし、かつてテレアポをしていた頃と比較すると、効率・成約率・売上すべてにおいて雲泥の差がついたことは間違いありません。テレアポでは、何十件、何百件と電話をかけても相手にされず、断られることがほとんどでした。しかし、ブログを活用することで、営業の形が根本から変わり、「顧客のほうから問い合わせをしてくれる」仕組みを作ることができたのです。
「売るための営業」ではなく、「顧客が知りたがっている情報を提供することで自然と問い合わせが発生する」というスタイルに変えたことで、無理に売り込む必要もなくなり、結果として売上も伸びていく。この方法の有効性を実感したことで、私は完全にテレアポを手放し、ブログを営業の主軸にするという決断をしたのです。
ところで、近年では「ブログの時代は終わった」と言われることもありますが、ビジネスの現場ではまだまだGoogle検索が主流です。特に商社やその取引先の担当者はYouTubeやInstagramを頻繁にチェックする環境にいないことも多く、ブログを活用した情報発信は依然として有効な戦略のひとつです。ただし、検索エンジン上位に表示されるためのSEO対策が不可欠です。
最後に、営業マンにおすすめのブログサービスを追記していますので、参考にしてください。
1. 会社ホームページとブ営業ブログの役割の明確化
ホームページ制作会社・Webコンサルタントの役割
ここから先は
¥ 3,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?