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空き時間で読書

おでかけしたのだが、時間を間違えてバスに乗り遅れた。おかげで次のバスまで30分待ちぼうけをくらうことになった。

「そうだ!こういう時こそ読書しよう!」

と、思い立って本を読んでいた。ここで「30分損した…」と考えるのではなく、むしろ30分自ら読書の時間を作った、と考えるようにした。

考えるようにしたというより、本当に30分読書の時間を作っただけと思ってる。トータルで見て、帰るのが30分遅れただけだからだ。いつも通りに帰ってもダラダラするだけなので、本を読む時間を30分作った、と考える方が圧倒的にプラスだ。時間の使い方を変えたと捉えてもいい。

中身は物理的に制約を余儀なくされた時間を読書に充てただけなのだが、家で自発的に読書するよりも心理的なハードルは圧倒的に低い。今は読書が日常的になったので全く抵抗感はないが、以前なら間違いなくあった。ここから転じて、出先だけで何かをやる習慣を作るのもありだと思う。

家で何かを始めるのは楽したいというハードルがものすごく高いように感じるが、出先なら少し違うように思う。家にいるほど快適でない感覚が、少し何かをやる気にさせる。

例えば仕事で考えると、私は通勤すらも仕事のうちと捉えるので、少しくらい勉強するのも変じゃないし、なんなら私は真面目だ!と自らにアピールするチャンスですらある。逆に、仕事中にスマホを触って背徳感を得る的な高揚感もある。それだけ私は通勤も仕事の内と捉えている。

まあ、マンガアプリやSNSといった時間を潰す方法はいくらでもあるのだが、出先の数分間だけでも本を読んだりアプリで勉強するなど自己研鑽に充ててもいいのではないだろうか?

おかげで私は1ヶ月放置していたKindle本の1/4が読めた。



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