貴賎
職業の貴賎意識。
たぶんそれは昔からあった。
覚えてないけど。
前職は飲食業で、
どうしても人に使われる、
あしらわれる、
存在に扱われるという気がしてならなかった。
自分の給与はもちろん、
従業員の給与は上がらないのに
継続的な人材不足、
疲弊が進む
そんな中でも、利用年齢層が若めだったから
安くしろ、高すぎる、安くしろ、まずい
これのオンパレード。
この猛暑のなかエアコンは壊れているのに
何回申請しても直してくれない契約元。
怪我などが出てから対応してもらえる。
人手不足で長時間労働したって
本部は毎日定時退勤。
望んでついた職業でも無かったから
たのしいは楽しいけど…
という思いもあった。
そこそこの大学でて周りはそこそこの企業に勤めて
そこそこの給料をもらって、
プライベートも充実して、
そんななかで、望んだ職業でもなければ
社会的に大変だと思われ
新卒も中途も謎な人材入ってきて
ああ、ここはそういう層なんだなとも思った。
能力が高い人が望んで入ってこないところなのは
事実だったから
社会での自尊心がとてもなかった。
だから社会的にまあまあなところに就職したかった。
経験して増長されるのが貴賎意識か、
まともな人間になれるかは分からない。
この先を進んでみよう。